2009年10月3日、BRC会員有志8名は、60's Soaring Club?の会員として、白山一里野高原に出かけ、スロープ・ソアリングを楽しみました。
前日は全国的な大雨、出発時も雨の中で天候は心配されましたが、現地近くのSAに集合するころは雨も上がり、だんだんと晴れ間が広がってきました。
すっきりと晴れ上がった清々しい秋の日、久しぶりの好条件のスロープを2日間にわたって堪能し、大満足の遠征会となりました。

第1日目

B-31氏から譲り受けたプロムナードでピュア・グライダー初挑戦のCANARYさん
まれに見る好条件の中、スロープのフライトにもすっかり慣れた様子、あまり調子に乗りすぎて最後はいわちゃん機パプリカとの空中衝突で幕切れとなってしまいました。
宮大工んのOmei2000、調子良くフライトしましたが、進入時に立ち木と衝突、モーター軸が折れ、主翼の一部が凹んでしまいました。
B-31さんはこの Mini Nimbus のほか、Condor Magic、アストラなど多くの機体を持ち込みました。
大型機 Mini Nimbus もほとんどモーターを回さず、いつまでも優雅に浮いていました。
こちらはいわちゃんのイーグル5
モーターを回さずとも飛行できる好条件なのですが、本人はそれでは物足りない様
子。
ついつい、いつもの豪快なカッ飛びに・・・
降りた機体を回収するITOUさん
機体はミニフォックスかな?

どこのスロープでも着陸場所には難儀することが多いのですが、ここ一里野はなだらかで広いゲレンデに降ろせますので大型機スケール機でも大丈夫!
ただしちょっとコツを掴む必要がありますが。


この機体は、サーマル工房のYugaとプロムナードの編隊飛行?

Yugaのオーナーは一宮から参加のfairyさん
のんびり、ゆったりしたフライトで楽しんでおられました。
あと、素晴らしい写真をたくさん撮影していただきました。ありがとうございました。

初日のトピックはなんといってもこの人、名古屋から参加のEMC2さんと数年ぶりという新作大型グライダー、4mのスケール機、Ka−8です
スロープは久しぶりで自信がないということで、機体は本人が手投げ、NMFCのちゃーりーさんが操縦して見事なフライトを見せました。
ところが、着陸時にちょっとショートしてゲレンデの中腹へ、こんなに大きく目立つ機体なのに、これがいくら探しても見つかりません。

「まだどこかを飛んでるんじゃないの?」

「神隠しにあったか?」

しまいには、シゲちゃんとCIVIL機の2機を動員して周辺をビデオ撮影。立ち木の中に機体らしきものが見えないかくまなく探しましたが・・・
パイロットのちゃーりーさんはしょげること、しょげること。
でもこれは有り得ること。仕方がありません。
EMC2さんは日帰りの予定でしたが、泊まって翌日も捜索することに。

 

フランス料理のお宿

筆者CIVILは都合で初日夕方からの合流でした。
せっかくのケリエのフランス料理を食べなくっちゃ!
上品で美味しい料理と、気さくな女将のもてなしについついワインも進みます。気がついたら結構な飲み代になっちゃってました〜

1品目:
ホタテのタルタル(たぶん)
2品目:
ずわい蟹のテリーヌ(だと思う)
3品目:
枝豆のスープ

デザートは・・・
撮り損ねました

4品目:
白身魚の包み焼き
5品目:
ミニステーキ温野菜添え
 

そして美味しいパンは食べ放題、もちろんデザートとコーヒーも出ました。
ど〜だ、羨ましいだろ〜〜(笑)

食後は、ロビーでミニヘリコプターで遊んだり、グライダー・ビデオの上映会など・・・
ケリエの夜は静かに更けていきました。

 

2日目

翌朝、2日続けての好天とは珍しい!
お世話になったケリエの女将にお礼を言い、早速山頂へ。

ここで本日日帰り参加のGOTO氏と合流、なんでも夜中に到着し、もう飛ばし終えちゃった?とのこと。オイオイ・・・
自作のカッ飛びグライダーを見せてもらいました。

可児から参加のかみ〜氏
老人には山はきつい、スロープの強風にはついていけん、などの弱音も聞こえましたがなんのなんの! 持参したE-Hawkはアクシデントプロペラが飛んでしまってからのほうが(ピュアになって)うまく飛行していたという情報が・・・・
また無理しないでぜひお付き合いください。
NMFCから、ちゃーりーさん
素晴らしいFOXはもちろんのこと、REIHER、小さなASK-21などスケール派の彼で
す。
初日には、EMC2さんのKa−8の初飛行を担当。ところが・・・・
NMFCとよでんさんのセラDS

今回も素晴らしい写真の数々、感謝です。
例によって?イベント前日が夜勤で、ほとんど寝ずに300kmの道のりを走ってきたとのこと。
そのバイタリティーには感服します。
小さなセラDSは、そんな疲れを感じさせないダイナミックなフライトでした。

NMFC:シゲちゃん
今回は、3mクラスのDG-600のデビュー、同じく3mの Duo Discus など、大型スケールで攻めてきました。そしてどれも飛行に成功です。

Duo Discus の機内には小型のビデオカメラを設置!
撮影された一里野の映像、ピュア・グライダー独特の風切り音など、お楽しみいただけるかと思います。
(ビデオ編集中)

最後は、石川イトウさん、日帰りで昼過ぎのご到着。さすがジモティー?
バード・オブ・タイムがのんびりと飛んでおりましたが、なぜか?またゲレンデ脇
の山林に・・・今回2回目の捜索隊出動となりました。
昨日の反省?から、落ちどころを良く観察してくれていたCANARYさん。その誘導で
無事に機体を見つけることが出来ました。

秋の一日はさすがに日が傾くのが早い。

「冷えてきたぞ、そろそろ仕舞うべぇか?」
「それは賢明な考え、あとワンフライトというスケベ心が落とし穴を呼ぶんだ」

誰の薀蓄??

2日間、秋の高原とフランス料理を堪能した一行は、心地よい疲れと共に白山一里野を後にしました。

本レポート作成に当たっては、B-31さん、fairyさん、とよでんさん、かみ〜さんほかの写真および文章を使用させていただきました。
どうもありがとうございました。