僕らは駐車場まで歩いた。
みさきは僕の腕にしっかりとしがみつき、頭を僕の肩に預けている。。
みさきの髪から漂う甘い香りに僕はまた酔った。
停めてあったアウディに乗りこむと、僕は大きく深呼吸をした。

「まさか車を動かすとは思わなかったなぁ。」

そう言うとみさきが、

「タクシーがよかったんじゃない? もしなんかあったら大変だよ。 今からタクシー拾おうか?」

と言った。
いや、車を動かすにはそれなりの理由があったからだ。
僕の車のダッシュボードには、そう、"風船"が入っているのだ。
別に車の中でなにかしようっていうんじゃないんだが、車で出張に行ったときに宿泊先のソープやヘルスで遊んだりするためにいれているのだ。

「だいじょうぶだよ。 それに、車じゃないと明日ホテルから出るときにカッコ悪いし。」

そう言って僕はエンジンをかけ、車をホテルへと走らせた。
つい最近海沿いに出来たホテルに車を滑り込ませると、みさきに先に降りるようにと言った。
みさきが不思議そうに降りると、ダッシュボードからいろいろ30個ほどは入っているであろう風船の袋を取り出し、見つからないようにジャケットに押し込んだ。
チェックインし、部屋に入るとみさきが恥ずかしそうにつぶやいた。

「なんかへんだねっ。」
「ううん、自然の成り行きなんだろう。」

と僕が言いながらみさきの肩を抱き寄せ軽くキスをした。

「ねえ、たなかっち、さっきの話の続きなんだけど、風船がないとエッチものたりないんだよねぇ。
 風船の代わりにコンドームでもいいの?」

僕はジャケットから袋を取り出しながら、

「じつはここに・・・・・。」

みさきは

「用意がいいっ!!」

と一言いうと声を出して笑いつづけた。
そんなみさきを尻目に、僕は風船を取り出した。
11インチのクリヤーの中に9インチの赤いハートを押し込んだ。
そして、まず少しクリヤーを膨らまし、後からハートを膨らます。
インサイダーってヤツだ。
大きくなるにつれ、みさきが不思議そうに風船を見ている。
赤いハートの口を結び、クリアーにもう少し空気を入れて縛ったら出来あがりだ。
口で膨らましたんで、水蒸気が内側に付きまだくもっている。

「もう少しまってごらん? 透明になるから。」

そう言ってみさきに渡すと、みさきは風船をかかえるように抱きしめ

「カワイイ。」

とつぶやき風船にキスをした。

「みさき、俺、先にシャワー浴びてくるから風船で遊んでて。」

僕はシャワーを浴びにバスルームに向かった。
バスタブにお湯をためながらシャワーを浴びていたのだが、このお湯は温泉らしく、せっかくならゆっくりつかろうと欲を出し、バスバブルいっぱいのバスタブに身を浸した。
みさきのいる部屋の有線から流れてくるスピードの曲がかすかに聴こえる。
さっきのバーでの話を思い出しながらみさきのことを考えている。
そういえばいま、みさきには彼がいないんだよなあとか、

「みさきは誰に似てるって言われる?」

の質問に、

「森高千里」

って答えて、なるほどと感心した事などぐるぐると頭の中を巡っていた。
そのときだった。

「バーンッ」「きゃっ!」

壁越しにも大きく聞こえるくらいの音がした。
僕は体についた泡をシャワーで落とし、手早く体を拭いてバスローブを身にまとい部屋のドアを開けた。
そこには20個ほどの大小さまざまな風船が膨らましてあった。
9インチのサファイヤブルー、オニキスブラック、11インチのイエロー、シトラスグリーン、クリヤー、16インチのルビーレッド、パールピンク、ホワイト、等々。

「ひとつ割れちゃった・・・・・」

みさきはベッドの上で16インチのレッドを抱きかかええながらパールホワイトの割れた残骸をつまみあげた。
ショートパンツからあらわになっている細いみさきの脚がルビーレッドをはさんでいる。
その透き通った赤と、みさきの同じく透き通るように白い脚とのコントラストが、なにか芸術作品でも見ているような錯覚に僕を陥らせた。

「こっちにすわれば?」
「ああ。」

言葉を失いかけてた僕は、冷蔵庫から冷えたラガーを出し栓を抜き、グラスを一個だけ持ってみさきの傍らへすわった。

「ほら、こんなに硬くなるまで膨らましたよっ」

そう言いながらみさきは自分の抱えているルビーレッドを"ポンポンッ"と手のひらでたたいた。
グラスに注いだビールを流し込みながら、その衝動を押さえるには限界にきていた。

「みさき・・・・・」

僕は風船ごとみさきを抱きよせそれから長いキスをした。
そのままみさきをベッドに倒すとさっき抱いてた風船がはじかれて、まるで生き物のようにベッドの上から逃げていった。
僕はキスをしながらみさきのキャミソールの裾に手をかけ、次第にめくりあげていく。
そして、口から耳へ、次第にうなじへとゆっくり、丁寧にペッティングを続ける。
みさきも次第に呼吸があらくなってきている。
僕の手が、ショートパンツのボタンに触れたときだった。

「やだっ、汗かいてるし・・・・、 シャワーをあ・・び・・あんっ・・・・」
「みさきの汗も埃もいっしょにほしい。」

僕はそう耳元でささやきショートパンツに手をかけた。
ショートパンツを脱がせ、キャミを首から抜くとうすいブルーのショーツとブラだけのみさきが横たわっている。
そのみさきをみてぼくはますますいとおしく、そして少し感傷的になった。
みさきの体についた無数のキズ・・・・・。
きっと父親からの虐待の痕だろう。
僕は、その一つ一つを癒すように舐めていく。
ブラのホックを外し、形の整った胸から乳首へと舌を移す。
そして、左手をショーツの中へとすべりこませる。

「ハァッ・・・・・アッ・・アンッ・・・・・」

僕の左手は、みさきの愛液に浸されている。
ゆっくりと、みさきの下腹部に舌を進めて行く。
そうしてヘアーまで辿りついたとき、ショーツを脱がそうと左手を下げた。
みさきは、自然に腰を浮かした。
生まれたままの姿のみさきのヘアーに軽くキスをし、そのまま太もも、足へと進む。

「アッ・・・・・アアッ・・」

みさきはときおりビクッ、としながら感じている。
足首まで来たとき一瞬ためらったが僕はみさきの足の指も舐めた。
みさきは、それまで以上に感じていた。
足の指までペッティングを終え、そこで僕ははじめて気づいた。
みさきを心から愛している・・・・・と。
みさきのクリ○リスに舌を這わせ、片手は胸を愛撫する。

「・・・・アッ・・キ・モチ・イィッ・・・・」

そういいながら、みさきは僕のモノを手で触る。
そうして僕のモノがみさきの顔の前にきたとき、みさきはそれをくわえた。
みさきのながい舌が僕のペ○スに絡みつく。
しばらく感じ合ったあと、僕のモノをみさきから放し、僕が上になりみさきのヴァ○ナにペ○スをあてがう。

「ハァ〜ンッ・・・・アッ・・アッ・・アッ・・アン・・・・・・・」
「みさき、ステキだよっ・・とってもカワイイ・・」

そういいながらみさきとしばらく絡みあっていたが、途中で僕はしずかにペ○スを抜いた。

「・・・え?どうしたの?・・・いっちゃった?」
「ううん・・これくらいじゃまだ、いかないよ。」

僕は傍らにあった9インチのオニキスブラックを手にした。
硬く膨らましてあり、洋梨型になっている。

「みさき、ほらっ・・・・」

そう言って脚を開かせ、みさきのクリ○リスに風船の結び口をあてがい、手で風船を押しつけた。

「アッ・・なんだか気持ちいい・・」

みさきは風船の感触を確かめるように腰を動かした。
僕はその風船を挟ませたまま、風船を押しのけるようにしてペ○スをみさきに入れていった。

「割れちゃう!」
「そうだよ、二人でイクときに割っちゃおうね。 ほら、二人の間で風船が気持ちいいって言ってるよ・・」
「あっ、さっきより・・・・たなかっちのモノ・・アンッ・・
 かたいっ・・アッ・・アッ・・アッ・・アッ・・アンッ・・アッ・・・・」
「・・ギュイッ・ギュィ・ギュッ・ギュッ・・ギュィ・ギュッ・・ギュッ・・」
「ねえ、みさき、この風船膨らましていってごらん・・・・割れてもいいから」

僕はみさきの右手にコンビニで売っている柔らかい風船を握らせた。

「アンッ・・ァ・・ウン・・フ〜〜ッ・アン・・アン・・フ〜ッ・・」

みさきは喘ぎ声の間に風船を膨らませていく。

「ねぇ・・アンッ・・・もう割れ・・ァ・・ちゃう・・ょ・・」
「じゃあ、いっしょにイクとき膨らますんだよ・・・それまでちゃんと握ってて・・」
「アッ・・アッ・・アッ・・アッ・・アン・・アッ・・アッ・・アンッ・・アッ・・アン
・ ・アンッ・・アッ・・・・もうっ・・い・きそうっ!・アンッ・・」
「僕も一緒に・・・・」
「・・アンッ・・アアアッ・・・・フ〜ッ・・フ〜〜〜ッ」
「バーァン」
「ィクゥ・・・アァア〜ンッ!・・・・」

しばらく二人は抱き合ったまま朦朧とする意識の中、お互いの鼓動を感じていた。

「みさき・・どうだった風船?・・」
「みさきも、風船が好きになっちゃいそう・・・・」

みさきはそう言って僕をもう一度抱きしめた。
僕のモノをみさきから抜くと、そこにはみさきの愛液で汚れたオニキスブラックが妖しく光っていた。
その、黒と白とのコントラストは、僕を再度SEXへの衝動とかりたたせた。

そんなみさきとの付き合いももう一年経とうとしている。
いまでは、みさきのほうが風船無しのセックスでは物足りないと言っている。

 

「みさき、どうだこんなかんじで・・・・?」
「ヤダッ、なんか全部書いちゃってるじゃない。
 それと、みさきは風船よりたなかっちのことが好きだよ〜。
 でも、たなかっちはみさきより風船のほうをいっぱい愛しているもんね〜!」

そう、いまみさきが隣にいて僕が書いてるのを見てるのだ。

「ねえ、もう終わったんでしょ?
 いまからエッチしよっ。読んでたらしたくなっちゃった・・・・・」

そう言いながら、9インチのオニキスブラックを膨らましている。

「あと2〜3個膨らましといて・・・・・」
そう言って僕はこの文章をWordのファイルに収めた・・・・・・・。

 

 
みなさんどうでした?言っときますがこれはすべてフィクションですからね。
え、そんなに念を押さなくても、こんな都合のいいはなしあるかって?
そうですよねえ・・・・・、あったらいいなって感じで僕もまとめました・・・。
でも、女の娘をくどくときにはフィクションでも少しは役に立つかもしれませんよ。(笑)
それでは、皆さんの風船フェチライフが楽しくありますように。
                             
みさき・L.B