みくのふうせん

みくはまだベットで寝息をたてていた。小さな背中が規則正しく上下していた。
僕はみくが眠っているのを確認すると、昨日買っておいた紙袋を取り出した。
そして紙袋の中から、色とりどりのふうせんを取り出した。大きいのから小さいの、丸いのからハートの形をしたものまでいろいろある。
僕はみくがこの間言っていた言葉を思い出していた。

 

「あっあのふうせんかわいい」

それは新しく出来たショッピングモールへ、二人で出かけたときだった。
そのショッピングモールにはバルーンショップのテナントが入っていた。

「みく、ふうせん欲しいな〜」

みくはポツリと言った。僕はそんなみくを見てちょっとかわいそうになった。
ちょっとした用事があり、その時間が迫っていたのをみくは知っていたから。

「今度一緒に買いにこようか」
「うん!」

みくは本当に嬉しそうににこっと笑った。

 

昨日の帰り僕はそのことを思い出し、一人でバルーンショップへ行きたくさんのふうせんを買ってきた。みくと遊ぶために...。

僕はどれからふくらまそうか少し迷ってから16インチのピンク色のふうせんをふくらまし始めた。

(ふう〜ふう〜)

半分くらいまでふくらました時みくは目を覚ました。

「うっんん?...なあに?...」

みくはうつ伏せになっていた体を起こし、シーツだけをはおって目をこすりながらこっちを見た。みくの顔がぱっと輝く。

「わあっ!ふうせん!...どうしたの?」
「うん、みくと遊ぼうと思って昨日買ってきたんだ。みくが眠っている間にいっぱいふくらまそうと思っていたけど起こしちゃったね」
「ううんいいよ...いっぱいあるね。ねえそれふくらまして」

みくは僕がふくらましているふうせんを指差して言った。僕はふうせんを持ち直して一気にふくらました。

(ふう〜ふう〜、ふう〜)

ふうせんはみるみる大きくなりパンパンにふくらんだ。僕はふうせんの口元を縛ってみくに渡した。

「はい」
「うん、ありがとう」

みくは座ってふうせんを抱きしめながら嬉しそうに笑った。透明になったふうせんごしに、みくのふっくらした体が見えた。

「ふうせん大きい。かわいいね〜」

みくはふうせんをぎゅっとだきしめて、うっとりした目で見ていた。みくの小柄な体では、ふうせんのほうが大きく感じるくらいだった。

「ねえ、もっとふくらまして」
「うん、いいよ」

(ふう〜、ふう〜ふう〜)

僕は小さめの11インチのふうせんを何個かふくらました。そしてさっきより大きい20インチの白色のふうせんもゆっくりふくらました。ふうせんはちょっと大きめにふくらましたせいかパンパンになり、結ぶのにちょっと時間がかかってしまった。
みくは僕がふうせんをふくらますのを嬉しそうに見ていた。

「わ〜、ふうせんいっぱいふくらんだね。」

ベットの上はふうせんでいっぱいになった。みくが嬉しそうにはねたので、ベットの上のふうせんもふわふわと揺れていた。

「今度はみくもふくらましてごらん」
「うん!」

みくはふうせんを何個か選び、16インチのオレンジ色のふうせんを唇にくわえて少しずつふくらましていった。

(ふう〜、は〜、ふう〜)

「これくらい?」
「いや、もっとふくらむよ」

僕は自分がふくらましていたふうせんをもっと大きくふくらましてみくに見せた。

(ふう〜、ふうう〜)

「うわ〜すごい。大きいね。でもちょっとこわいな〜」

ふうせんは色が透き通ってきて口元までいっぱいにふくらんで形が変わり始めていた。

「ほら、これぐらいふくらむんだよ。みくもやってごらん」
「うん」

(ふ〜、は〜、ふう〜)

みくは大きくなってきたふうせんがふくらまし難いのか、抱きかかえるように持ち替えてふくらました。みくのほほがピンク色になった。

「ほら見て、みくのふうせんこんなに大きくなった」

みくはふくらましたふうせんを、嬉しそうに僕の前でふわふわ揺らした。そして大きくなって縛り難くなったふうせんを一生懸命結んだ。

「ふうせんパンパンにふくらんだよ」

みくはふうせんでしばらく遊んでいたあと、ふうせんを抱えるように座りぎゅっと抱きしめた。ふうせんがキュッと鳴った。ふうせんに押されてみくのやわらかな胸がへこむのが見えた。

「ふうせん、かわいいね...」

みくのそんな姿を見ていてたまらなくかわいく感じて、僕はみくの方に手を伸ばした。

「...みく」
「うん...」

みくも同じような気持ちだったのかそっと目を閉じる。僕とみくはやさしく唇を重ねた。みくの唇はかすかに甘い匂いがした。
僕とみくの間にはパンパンにふくらんだふうせんがあった。しかし僕はふうせんにかまわずに体を押し付けた。

(ぎゅっ、きゅう)

ふうせんが少し悲鳴を上げた。みくが少し体をこわばらせる。

(ぎゅぅ、きゅ)

みくは唇を離し、ふうせんを抱きしめたまま少し目を開いて僕をみた。

「ふうせん割れちゃうよう、こわい...」
「大丈夫だよ、みく。やさしくするから...」

みくはうなずいてそっと目を閉じた。僕とみくは再びキスをした。そのキスは、すこしずつ強くなっていく。ベットが揺れて周りのふうせんもゆらゆらと揺れた。
僕はふうせんとみくを抱きしめた。みくもその細い腕でふうせんと僕を抱きしめる。

(ぎゅっ、ぎゅっ)

二人は肌でふうせんの感触を感じた。パンパンにふくらんだふうせんは力を入れるたびに形が変わる。ふうせんは今にも割れそうになっていた。
ふうせんを透して、みくのやわらかな胸が押されるのが見える。そんなふうせんとみくを見ていとおしく感じた僕は、腕にさらに強く力を入れた。

(ぎゅい、ぎゅいっ)

「だめぇ、ふうせん割れちゃうよう。やさしくして...」

割れそうなふうせんを肌で感じるのだろう。甘えるような目で僕を見て、みくがささやくように言う。
僕は聞こえない振りをして、強くふうせんとみくを抱きしめた。みくは両腕でふうせんを守るようにやさしく抱きしめる。
二人は体を寄せ合い目を閉じて強くキスをした。そして...

(ばーんっ)

「きゃっ」

大きい破裂音と共に二人の間のふうせんは割れてしまった。割れてしまったふうせんをみて、みくは少し寂しそうな顔をした。

「ふうせん割れちゃった...ごめんね...」

僕はそんなみくをやさしく抱き寄せて、額にそっとキスをした。二人はしばらくじっと抱き合っていた。
僕はみくの頭をなでながら別のふうせんを取り出しみくに見せて言った。

「今度はやさしくあそぼうか」
「うん」

みくは僕のほうを見上げて嬉しそうに笑った。

みくはしばらくベットの上のふうせんで遊んでいたが新しい16インチのクリアーのふうせんを取り上げて僕の方を向いた。

「ねえ、みくこのふうせんふくらましていい?」
「ああいいよ、これはみくのふうせんだよ」

みくは僕のほうを向いてにこっと笑ってふうせんを口にくわえた。

(ふ〜、ふ〜)

みくは顔を少し赤くしながら一生懸命ふうせんをふくらました。だいぶ慣れてきたのか、みくはふうせんを大きくふくらました。

「ふうせんいっぱいにふくらんだよ」

みくはふうせんで遊び始めた。ついたり抱きしめたり。僕はそんなみくの姿を見ていて少し意地悪な考えが浮かんだ。

「ねえ、みく」
「なあに?」

みくは僕の顔を見て不思議そうな顔をした。みくは僕の意地悪な顔に気がついたのかふうせんを足の間に抱えて抱きしめた。

「ふうせんに座ってごらん」
「え〜やだぁ。ふうせん割れちゃうよぅ」

みくは少し泣きそうな顔をして僕を見た。ふうせんをぎゅっと抱きしめる。

「だいじょうぶだよ。ほら」

僕は横に転がっていた16インチの赤いふうせんを取り上げるとその上にそっと座った。僕のふうせんは口元がむにゅと伸びて割れそうになっている。みくは耳を押さえてこわばった表情で僕とふうせんを見ている。
僕は内心どきどきしながらふうせんの上で上下に動いた。ふうせんは僕が動くたびに口元が伸びて今にも割れそうだ。

「ほらね」
「うぅん、割れそう...でも大丈夫みたいだね...」

みくは少し安心したのか、抱いていたふうせんを持ち替えて小さなお尻の下にいれた。ふうせんはお尻に押されてつぶれた形になった。
みくの小さなお尻はふうせんにつつまれている。透明なふうせんから、みくのお尻と性器が見えた。

「わあ、ふうせんふわふわするよ。きもちいい〜」

みくは嬉しそうにふうせんの上でふにふにと動いた。みくが動くとふうせんもふわふわと揺れた。みくは僕を見て嬉しそうに微笑みかける。

「みく、おいで...」

僕はみくの方にそっと手を伸ばした。みくも目を閉じて僕に手を回す。二人はふうせんに座ったままそっとキスをした。ふうせんがきゅっと鳴いた。
僕はみくの唇とお尻の下のふうせんを感じた。みくも肌で感じるのだろう、ふうせんに手を伸ばしそっとなでている。

(きゅっ、きゅう)

僕は右手でみくの小ぶりな胸をそっとなでた。みくの胸はとても柔らかくふにふにしていた。僕は両手で胸をもてあそんだ。みくの小さな胸は健気にも、その弾力で手を押し返してくる。
二人のキスは、だんだん強くなっていく。
僕は左手でみくを抱きしめた。みくの体はとてもやさしくて強く抱いてしまうと壊れてしまいそうな気がした。まるでふうせんのように。

「は〜、はあ〜」

みくの吐息がだんだん激しくなる。僕は両手でみくの胸を優しくもんだ。みくの体がどんどん火照ってくる。

(きゅう、ぎゅう)

僕は指先でみくの小さな乳首をそっとつまんでコロコロと転がした。そのかわいい乳首はツンと硬くなっていた。

「はぁん、はあ〜」

みくはうっとりした表情で僕を見た。やさしく僕に微笑んでくる。

「みく、乳首こんなに硬くなってるよ」
「はぁん...えっち...お兄ちゃんのおちんちんも大きくなってるよ」

みくは僕の性器を見てくすっといたずらっぽく笑った。僕の性器は、みくの官能的な姿とふうせんの不思議な感触で完全に大きくなっていた。僕はふうせんに力を入れて揺らしその感触を楽しんだ。
みくは二つのふうせんを確かめるようになでている。指先で押したり、さすったり。みくも僕と同じように腰を動かしてふうせんをふわふわと揺らしている。周りのふうせんがふわふわと揺れた。

(ぎゅい、ぎゅい)

「はあ〜...ふうせん、きもちいいね」

みくはうっとりした目で僕に微笑む。僕はそんなみくの姿を見ていて、とてもいとおしく思えて再びみくを強く求めた。僕はみくにキスをしながら体を押し付けて抱きしめた。

(ぎゅいぃ、ぎゅいぃ)

僕が体を預けたので、みくの座っているふうせんはさらに形が変わり今にも割れそうになる。みくは肌と性器で感じるのだろう、体をこわばらせる。

(ぎゅうっ、ぎゅいっ)

「だめぇ...ふうせん割れちゃう、やさしくしてぇ...」

僕は力を弱めてみくから少し離れた。みくのふうせんは弾力を取り戻す。みくは割れなかったふうせんを確かめるように両手でなでた。そして僕を気遣ってやさしく微笑んだ。

「ごめんね...」
「うん、いいよ...」

僕はみくの頭をそっとなでた。そしてその手を、ふうせんに包まれているみくの性器に当てた。
僕はふうせんを押しのけるように手を入れてみくの性器をなでた。みくのそこは濡れていて僕は手のひらに温かいみくの愛液を感じた。

「あ...ん...」
「みく、みくのここもう濡れてるよ」
「うぅん...えっち」

みくは恥ずかしそうに顔を赤らめた。僕はなでていた指を、みくの中にそっといれた。

(くちゅ、にちゅ)

「んん...はぁん...」

みくはピクッとからだをそらせた。僕はかまわずに指を前後に動かす。

(くちゅ、くちゅ)

「うぅん、はぁん、ん...」

みくの性器はいやらしい音を立てて指をぎゅっと締め付ける。みくは口を結び、目を閉じた。僕はその表情を確かめながら指を回したり出し入れした。

(くちゅ、くちゅ)

「あぁん、うん、はぁぁ」

みくは体をのけぞらせた。ふうせんがぎゅっとつぶれて指がさらに強く押し込まれる。

「うぅん、あんっ」

みくはふうせんをなでながら腰を動かし始めた。それは少しずつ速くなっていく。みくが動いてふうせんが形を変える。ベットの上のふうせんがゆらゆらと揺れた。

「みく、そろそろしようか」
「うん」

みくは紅潮した顔で恥ずかしそうにうなずいた。
僕はみくの体の位置を変えた。みくは四つん這いのようになりふうせんを抱きしめる。僕は後ろからみくを抱きしめた。

「いくよ」

みくはふうせんに体を預ける、ふうせんがぎゅっと潰れた。みくの性器は愛液でべとべとになっていてふうせんまで濡らしていた。僕はみくとふうせんの間に差し込むように自分のを入れた。

「うぅん...」

僕はぬるぬるしたふうせんと柔らかなみくを感じた。そしてゆっくりと動き始めた。

「んん...あ...ぁん」

みくは体をヒクヒクさせふうせんに寄りかかる。それはみくとふうせんに挟まれた僕のをさらに締め付けた。その心地よさを感じて僕はさらに腰を動かした。

「あん...あっ...はぁ...」

みくはふうせんの張りと僕の摩擦を感じて声を出す。

(ぎゅい、ぎゅい)

ふうせんが押されて悲鳴を出す。大きく潰れたふうせんはパンパンに張っていた。

(ぎゅっ、ぎゅいっ)「あっ、あん、あぁ」

みくの声とふうせんの音が重なる。ふうせんとみくは僕はさらに締め付けた。

「あっ、はぁ、みく...もうすぐ...」
「ふっ、僕も...」

僕はみくによりかかって強く腰を動かした。

(ぎゅいっ、ぎゅっ、ぎゅっ)

ふうせんはへしゃげて弾力を失い今にも割れそうになった。

「はぁ...ふうせん...割れちゃう...」

みくはふうせんを抱きしめる。

(ぎゅい、ぎゅい、ぎゅい)

「あん...割れちゃうよう...ふうせん...」

(ぎゅいっ、ぎゅいっ、ぎゅいっ)

僕はかまわずにさらに腰を突き上げた。

「んっ...」「はぁぁ〜」

あいつものが強くこみ上げてきて僕は射精した。みくも絶頂を迎えて体をのけぞらせてふうせんにしがみついた。

(ばーんっ)

僕たちが上り詰めると同時に、ふうせんは大きい音を立てて割れてしまった。

「はぁ〜、は〜、ふうせん...割れちゃったね」

みくはベットに横たわり、ふうせんの破片を取って僕に微笑んだ。僕もみくの隣で呼吸を整えながらみくの頭をそっとなでた。

「お兄ちゃん...またふうせんで遊ぼうね」

僕がうなずくとみくは嬉しそうに笑った。ベットの上のふうせんがふわふわと揺れていた。