二人の3フィート

夜風BB

呼び鈴が鳴った。アパートの2階、ロフト付きの部屋。

僕の家に、彼女が遊びに来たのだ。ドアを開けると、ショートヘアの彼女が立っていた。早速招じ入れた。

今日はこの部屋で、とことん風船で遊ぼう、ということになっていた。その ためにヘリウムのガスボンベをレンタルし、
カールリボンや、彼女が好みそ うな風船も取り揃えていた。

手始めに、パールカラー・16インチのアソートの中から全部膨らましてブーケを作り、彼女にプレゼントした。
結婚式とかでよく使われるカラーだ。
ク ッションに寄りかかってリボンの束を握り、淡い光を放ってゆらゆらと揺れ る風船を見上げる彼女。次第にうっとりとしてきた。

もう我慢できない。
僕は彼女から風船を一旦預かり、重しでリボンを固定し て飛ばないようにすると、彼女を立ち上がらせて、服を脱がせた。

ブラジャーが現れると、僕はすかさずそれに幾つかの風船のリボンを括りつ けた。あとパンティにも。
そして、背中側に回って、ブラジャーのホックを 外した。プルンと乳房が露わになる。

僕はここで彼女にバンザイをさせた。すると、風船に引っ張られてブラジャー が浮上を始めた。

彼女の高く上げた両腕をブラジャーがスルスルと上がってゆき、指先のところまで来た時、彼女はブラジャーを指でつまんだ。
浮上が停まった。この部屋はロフトなので天井が高い。放すと、もう手の届かない高さへ上がっていっ てしまう。

さぁどうするか。彼女はニコッとほほ笑むと、何の躊躇もなく、つまんでいた指を放した。
ブラジャーはもうジャンプしても届かない高さにまで飛んでいってしまった。

お次はパンティだが、括りつけた風船がちょうど彼女の胸の高さにあり、彼女はそれを乳首でツンツン突いて遊んだ。
やがて自らパンティを脱ぎ、足元のところで手を放した。

風船に引っ張られてパンティも浮かび上がった。それを彼女が捕まえようと腕を伸ばしたが、浮上が意外にも速く、捕まえ損ねた。
小走りに追いかけていったが、もう手が届かない高さに。

さて、いよいよメインディッシュだ。僕も裸になると、次はどの風船を膨らまそうか。
幾つかある中から彼女が選んだのが、ローズ&フラワー・ゴールドの3フィート。
透明な3フィートバルーンに、金色でバラやハートの柄がプリントされたもので、これも結婚式のスパークなどでよく使われるやつだ。

早速膨らませたが、あえてリボンは付けなかった。つまり、風船から手を放したら最後、ここではもう捕まえることはできない。

僕は彼女を仰向けに寝かせると、彼女の胸の上に風船を載せ、さらにその上に僕の上半身をもたれかからせた。
体重を乗せると、風船が少しグニャっとつぶれるが、割れるほどではない。もちろん、あまり体重を乗せすぎると割れてしまうだろうが。

透明な風船なので、プリントされた柄の間から、彼女の顔や、風船でつぶされ乳房に食い込んだ乳首が良く見える。
さぁ、“ピストン運動”開始だ。

上下運動を繰り返すと、グニャリグニャリと風船がバウンドするがこれが気持ちいい。
勿論、割れるんじゃないかという恐怖もあったが、快感がそれを 上回った。
彼女のあえぎ声も次第に大きくなっていった。
風船を通して見える彼女の表情が、お願いもう来て、早く来て!と訴えかけているようだった。

そしてフィニッシュ!僕は背後にのけぞった。
絶頂を表現するかのように、 3フィートバルーンが解き放たれ飛んでゆく…はずだった。が、飛んで行かない。

見ると、彼女が両手で風船をホールドしていたのだった。満足そうな彼女の表情。
やがて風船を両手で高くかかげると、ニコッと僕に微笑みかけた。僕はその表情から、飛ばしちゃお!と彼女が言っていると読み取った。

風船が彼女の手から離れた。一度3フィートにヘリウムを入れて飛ばしてみたかったのが今、実現する。
ガスがたくさん入っているから速く飛んでゆく と思っていたが、大きさによる空気抵抗もあり、意外とふわーっと上がっていった。
スーッと垂直に上がると、天井に当たってボーンと大きくリバウン ド。さらにポンポンポンと小刻みにリバウンドして天井に張り付き、
ゆらりゆらりと転がるように揺れ出した。

すると彼女が、ロフトに上がってあの風船を取ってくるという。
梯子を上がっ てロフトに上がれば確かに風船を捕まえられた。しかしリボンが付いていな いから、それを両手にかかえていては
梯子で降りられないことに彼女も気づ いた。

そこで、階下にいる僕に手渡しするよう彼女に言い、高く上げた僕の両手に 彼女は風船を渡したが、ここで僕は意地悪をした。
折角取った風船を、わざとリリースして飛ばしたのだ。風船はまた天井まで上がった。

ロフトにいた彼女がまた風船を取り、僕に手渡す。今度は彼女に、また飛ばすから捕まえてごらん、と言って飛ばした。

下から飛んでくる風船を、抱きしめるようにしてキャッチしようとするが、 タイミング悪く捕まえ損ね、天井まで上がってしまう。
が、何回かこれを繰り返しているとコツを飲み込めたのか、一発でキャッチできるようになる。 彼女はこれが楽しいというので、
しばらくこうやって遊んだ。

その後、僕はその風船にリボンを付けた。ロフトから降りてきた彼女がそれ を掴んだ。
3フィートならではのグイグイ来る浮力。すっかり彼女のお気に入りになり、しばらく戯れて遊んでいた。

それを見ていたら、僕の股のところが熱くなってきて、その浮力をここで味わいたいとばかりに硬くなっていった。
今度は僕が仰向けに寝ると、そこはすっかり直立してしまっていた。そこで、彼女に、ここにそれを結び付けて と言った。

彼女はリボンを、先っぽのくびれのところにきつく結びつけた。グイグイと来る浮力が伝わってくる。

すると彼女は立ち上がった。風船がちょうど胸の高さにあり、彼女は乳首の先でその風船に触れた。
そして体を動かし、まるで風船に乳首で絵を描くよ うにして乳首の愛撫を始めた。

その振動がリボンから伝わってきた。
時々彼女が乳首で風船をツンっと突っつくので、大きく振動するとそれがまた快感になった。でももう一押しほし い。
彼女に、その風船を持ってこの先っぽに擦りつけてほしいと言った。

先っぽが、風船の表面にプリントされたバラの花やハートの柄に触れて弄ばれる。
あぁもう来る!僕は彼女に、風船を放して!と言った。

風船が浮かび上がり、グイッと張力が伝わってきた時、先端から白い液体が溢れだした。
先っぽがドクンドクンと振動すると、その振動がリボンを通し て、今度は風船の方に伝わっているのがわかった。

すると、きつく結んであったリボンが解けた。リボンが液体で濡れて糸を引きながら、風船は浮上していった。