夜風BB
GW最終日。都内のあるブティック。
閉店時間を迎える頃には、店内には店員の私と店長の2人だけになっていた。「お疲れ様。看板下ろしちゃって。」
「店長、この風船どうしましょう?」店内には大量のガス風船が。すべて店名がプリントされた赤い風船。
GW中に来店客に配っていたのだが、それが大量に余ってしまったのだ。「そうだな。良ければ持って帰ってもいいよ。」
「え、恥ずかしいです。それにこんなにたくさんも…」
「それより今夜、時間ある?」気がつくと、私はその大量の風船を持って、店の裏口から出ていた。
もちろん恥ずかしいけど、風船で顔が隠されていて誰にもわからない。それに、店の表通りの賑やかさとは違って、裏手はひっそり。
夜になると街灯が薄ぼんやりと路面を照らすような寂しい通り。人気のないその怖い通りを、風船の下から見える店長の足取りをただただ追ってゆくしかなかった。
やがて店長は、ある建物の中に入って行った。私もそれを追って入り、結局、ある部屋に通された。
この間、誰かに見られたのかはわからない。たとえ見られたとしても、巨大な“風船おばけ”が
男の後をついて行ったとしか見られないでしょうが。「さぁ、もう風船手放していいよ。」
やっと店長の声が聞こえたので、私は持っていた風船の糸を手放した。
糸にはすべておもりが付いているので飛んではゆかず、床へと沈んでいった。
やっと視界が開けて目に入って来たものは、全裸になった店長の姿だった。「さぁ、君も。」
ここまで来てしまったら、言われるがままに私も服を脱ぐしかなかった。
ブラジャーを外して、乳首が露わになった時だった。店長が、「その乳首で、そこの風船を突いてみて」
などと言い出した。
「えっ?」
店長のこの変な依頼に、私は思わず聞き返してしまった。
私はてっきり、この大量の風船は、私がここに来るのをわからなくするための隠れ蓑でしかないと思っていたのだった。
ただ、ゆらゆらと揺れる風船のかわいらしい姿を見ているうちに、店長が言う通り、乳首がそれを一番欲しているのを感じた。
私はちょうど胸の高さにある風船に歩み寄り、乳首を近づけた。すると、揺れていた風船の方から私の乳首に触れた。「あ………こそばゆい…」
風船にプリントされた店名のところが乳首に触れる。不思議なもので、何も書かれていないところに触れるよりも興奮する。
乳首がみるみる反応してきたのがわかった。「店長、いいんでしょうか。こんなことして…」
「気持ちいいだろ?」
「………ええ。」確かに、乳首の先っぽを風船が転がる時の感触がもうたまらなかった。あぁさっきはこの感触を欲しがっていたのね、と理解した。
私は意地悪く風船をツンっと乳首で軽くつついた。
すると、跳ね返って来た風船が乳首を打つ。「うふん!」
閉店時間近くに膨らましたので、まだガスがパンパンに詰まった風船。打たれる度に乳首も硬くなってきて、跳ね返りがよくなる。
「店長、もうとろけそう…」
「じゃあ、そろそろ行くか」
「ちょっと待ってください」私は持ってきた風船全部からおもりを取ってしまい、両手に持った。
「店長、私の持っているこの風船を全部飛ばしてみてください。あっ、くすぐったりするのはダメですからね」
「おっ、そうきたか。ようし、必ず飛ばしてみせるぞ」私は風船を両手に持ったままベッドの上に大の字になって仰向けに寝た。
すると店長は、「2つだけ風船をちょうだい」
と言って、両手から1個ずつ風船を抜いた。
「えっ、それ飛ばしたら反則です」
「飛ばさないよ。ちゃんとここに結び付けてあげるから」と言って店長が風船を結び付けたのは、私の乳首だった。左右に1個ずつ。
「あぁん…」
ガスがまだパンパンに詰まって元気のいい風船が私の乳首を引っ張り始めた。風船が揺れるたびに乳首に伝わる張力。
店長はその風船にフッと軽く息を吹きかけたり、指で突いたりして揺らした。
気持ちいい。でもまだこれぐらいで風船をリリースするわけにはゆかない。すると店長は、2つの風船をそれぞれ私の乳首に押し当てて、ぐるぐると転がし始めた。
「あああああああああ…」
「まだこれぐらいで飛ばさないでくれよ」店長が風船から手を放す。勢いよく浮かぶ風船。やがて糸がピンっと張った瞬間。
「キャン!」
ツンっと乳首に強烈な張力が。思わず体がピクッと反応した。
「痛い…」
「そうか。でももう1回やってほしいだろ。」
「ええ、もちろん」
「じゃあもう2つ風船もらうよ」とうとう左右それぞれ1つの乳首を2つの風船が引っ張ることに。浮力も当然2倍。赤い風船なので、まるで2粒のさくらんぼが乳首を引っ張っているよう。
それらの糸を店長が掴むと、乳房の近くまで風船を引き寄せた後、一斉に手を放す。「あっ!」
今度はツンっではなくグイッと乳首を縛り付けるような張力。
「店長、もうこれ拷問です」
「そんなに痛いか?」
「いえ、もう我慢できないんです。早く来て!」
「よし。本番行くよ」そう言って店長は立ち上がると、ちょうど股の所に風船が。
すっかり硬くなったものの先っぽで風船を突く。「あぁん…」
風船が揺れるたび、引っ張られる乳首に走る快感!
店長が面白がって、ツンツンと乱暴に風船を突きまくっている。
きっと店長も、風船にプリントされた店名のところに先っぽが当るのが気持ちいいのだろう。
そのうち、2つの風船を手で掴むと、その間に挟んで転がし始めた。「こうやって行っちゃおうかなぁ」
「じゃあ私は置いてきぼり?」
「冗談だよ。」店長のその言葉が聞こえた後、硬いものが差し込まれたのを感じた。
「いや……いやん……いや……はぁ、は、は、あぁぁぁぁ………」
ピストン運動が始まる。乳首に結ばれた風船が振動でブルンブルンと揺れる。
「はっはっはっはっああああああいやーんもう、はぁはぁ、いやん、あぁぁぁぁ…」
徐々に振動が激しくなる。
「はぁん、はぁん、はぁはぁはぁはぁ…」
振動の間隔が短くなってきた。押し込まれる度に突き刺さるような衝撃が…。
「えぅっえぅっえぅっえぅっ…」
だんだん下品になる私の声。振動は一層激しさを増す。
「あぅあぅあぅあぅあぅあぅ…」
その時だった。あまりの振動の激しさに、片方の乳首に結ばれた風船の糸が緩んできた。
やがてスルッと抜け出し、糸が乳首を離れた。「あっ、ダメ!」
思わず手を伸ばしてしまった時、とうとう持っていた風船を全部手放してしまった。
「あ〜〜ん!取って〜!風船取って〜〜〜!」
まるで風船に助けを求めるかのように手を伸ばしたが、もはや届かぬ高さに。
「俺も行く!行く!あ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜パギャア!」
風船が天井を打つ音が、店長の奇声にかき消された。私の体の中で硬いものがドクンドクンと波打つ感触が…
「あひゃ〜〜〜〜〜〜〜〜…」
私も奇声を発していた。
「あ゛〜〜〜〜〜〜〜もう最高!」
見ると、もう片方の乳首にはまだ風船が結ばれたまま残っていた。
もう終わったのに、それとは知らず、力の抜けた乳首を引っ張り続ける風船。「これも飛ばしちゃうよ」
店長は乳首に結ばれた糸をほどいた。2つの風船が繋がって飛んでゆこうとするが、私は手を伸ばしてそれを捕えた。
「うふっ。捕まえた!」
見ると、私の目の前には店長のしなびた物が垂れ下がっていた。
「じゃあ、これも飛ばしちゃいます」
といって私は風船から手を放したが、糸の結んだ所がうまくその垂れ下がったものに引っ掛かり浮上がストップ。
すると、だんだんと垂れ下がったものが硬くなり、むくむくと上へ向き始めてきた。店長は、天井に上がった風船の糸をすべてかき集め、私に手渡した。
「もう1回、行こう。」
2回戦が始まっていた。