風船好き
「茜!何ボーっとしてるのよ!茜!!」
茜が手にしている皿が滑り落ちた
(ガッシャーン!!)
「わわぁあ〜〜!!」
茜はまだ何が起きたかわかっていないようだ。どうやらいつもの妄想癖が出てしまったらしい。
まだボーっとしている茜に友人達が心配そうに話しかける。
「ちょっと〜だいじょうぶ?しっかりしなさいよ」
いつものこととはいえさすがの友人達もあきれている。
今日は家庭科の調理実習の日、茜はお皿を拭きながらも妄想の世界に行ってしまっていたようである。
気がついたときはお皿は床に落ち粉々になっていた。
「あ〜あ、また失敗しちゃったよ〜」
元々料理の苦手な茜はいつも失敗ばかり、今日の料理もやっぱり失敗してしまったようである。
塩の代わりに砂糖が入ったあまーいハンバーグを何とか食べ終わったところで携帯が鳴り出した。
彼からのメール、それもデートのお誘いである。彼とは3年間つきあっていて肉体関係もある。
今日は誰もいない彼の家へのお誘い、それはつまりSEXの要求だ。
茜はすぐにOKの返事を出した。
「今日こそはうまく出来ますように・・・」
彼の家に着いた茜はいつも通り服を脱ぎ、教科書の見本のようなSEXを続ける
「ったく下手くそだな〜」
茜の体の下にいる彼がグチを言う
「ごめんなさい、ごめんなさい・・・・」
彼の言葉を聞いてすっかり落ち込んでしまった。茜は料理だけでなくSEXも下手なのである。
今日も彼を満足させることは出来なかったようだ
「俺さ〜SEXが下手なヤツとはつきあいたくないんだよな〜」
彼のあまりの冷たい言葉に茜もキレてしまった。
「バカ!それならSEXが上手な子とつきあいなさいよ!!」
脱ぎ散らかした服を適当に着て家を出る。
家に着いた茜は部屋に閉じこもり今日の失敗を反省していた。
「わたしって、どうして料理もSEXも下手なんだろ・・・」
茜は成績は下から数えるほどで運動神経も良くない、それでいて料理もSEXも下手なのである。
そんな茜にもひとつだけ得意なことがある。それは・・・
「よ〜し、こんなときにはアレでストレス発散しちゃお〜っと」
机の引き出しを開けるとそこには袋に入ったたくさんの風船があった。その中のひとつを取り出し思いっきり息を吹き込んだ。
(ふ〜〜っ、ふ〜〜っ、ふ〜〜〜〜っ!)
口元が飛び出るぐらいに大きく膨らませた風船を結び、イスの上に置いて跨る。茜の体重で圧迫された風船は洋梨型になり今にも割れてしまいそうだ。そのままの状態で腰を動かし風船の感触を確かめた後
「エイッ!」
っと思いっきり体重をかけると
「パーン!!」
と風船は割れて破片が飛び散った。その音を聞いた母親が
「茜!風船なんかで遊んでないで勉強しなさい!」
と怒鳴りつける
「あ〜あ、勉強や料理じゃなくて風船だったら膨らませるのも結ぶのも割るのも得意なのにな〜」
そんなことを考えながらベットに入った。
(次の日)
いつも通り登校する茜だが気が重い。昨日に続いて今日も調理実習なのである。
「はぁ、今日もきっと何か失敗して怒られるな〜」
とにかく鞄から必要な道具を出すことにした。
「え?えーー!?」
大声を出して驚いてしまった。それもそのはず、鞄の中に入っているはずのエプロンの代わりにたくさんの風船が入っているのである。
(昨日風船を取り出すとき間違えて入っちゃった?そんなはずないよね・・・)
早速怒られることを覚悟したが周りを見てもっと驚いた。なんと他の子も茜と同じ風船の袋を取り出したのである。
すっかりわけのわからなくなった茜は気絶しそうになった。
「茜!何ボーっとしてるのよ!茜!!」
茜が手にしているものが滑り落ちた
(ガッシャーン!!)
とは鳴らない。手にしていた物は風船なのだから・・・。まだボーっとしている茜に友人達が心配そうに話しかける。
「ちょっと〜だいじょうぶ?しっかりしなさいよ」
いつものこととはいえさすがの友人達もあきれている。
「え?いったい何がどうなってるの〜!!!」
茜は友人達から詳しく事情を聞くことにした。しかしそれは耳を疑う内容だった。
友達の話から推測するとどうやら茜は昨日とは異なる世界に迷い込んでしまったらしい。そしてこの世界での調理実習とは風船を膨らませる授業なのだそうだ。信じられないが現にみんなが茜の目の前で真面目な顔で風船を膨らませている。
しかし周りのみんなが膨らませている風船を見ていると不思議なことに気づいた。
それは膨らませるのが非常に遅かったり、十分に空気が入っていなかったり、うまく結べてない物まであることだ。
見かねた茜が風船をひとつ取り出し膨らませて結ぶと歓喜の声があがった
「茜!!もう1回見せて!!」
さらに素早く膨らませて結んでみせた。
「え〜茜ってそんなに風船膨らませるのうまかったの?」
なかには
「ねぇねぇわたしのも膨らませてみて〜」
と風船を差し出す者までいる。どうやら別の世界に来てしまったというのは本当のことらしい。
しかし困るどころか茜にとってうれしいことばかりだった。楽しい授業はあっという間に過ぎてしまった。
今日も彼氏の誘いで学校帰りに彼の家に寄ることになった。昨日SEXして怒らせたばかりなのにと一瞬思ったがこの世界は昨日の世界とは違うのだ。今度こそは彼を満足させるぞとばかりに張り切る茜だったが授業のようにはいかなかった。
「そうじゃない!ちがうだろ!」
やっぱり彼に怒られる。
「肝心な物を忘れてるだろ。じらさないで早く出せよ!」
どうやら嫌われてはいないようだが何のことかわからない。
「風船だよ、ふ・う・せ・ん!」
そうだったこの世界は何をするにもまずは風船なのだった。幸いにも風船は鞄の中に入っている。
早速ひとつ取り出したが不安なこともあってか、いつもより手加減して膨らませることにした。
しかし風船を使ってどうやればいいのかさっぱりわからない、とりあえず彼の大事な部分に風船を押しつけてみることにした。すると不機嫌そうだった彼が少し気持ちよさそうな表情になった。
これで間違ってはいないようだ
「しかし茜は相変わらず風船膨らませるのが下手だな〜」
その言葉にやっぱりキレてしまった。
「わたしが風船膨らませるの下手ですって!!」
他のことならバカにされても仕方なかったが風船のこととなれば違う、茜は本気で新しい風船を膨らませ始めた。今度のは今にも破裂してしまいそうな洋梨型になっている。
「おっおまえ!いったい?」
驚く彼の大事な部分にパンパンに膨らんだ風船をあてがいそのまま彼を抱きしめた
「そんなパンパンの風船で攻められたら俺イッてしまう」
その言葉を聞いた茜は今までの仕返しとばかりに洋梨型までに膨らませた風船を彼の周りにしきつめて逃げられないようにした。さらに彼を両足で羽交い締めにして空いた両手で風船を膨らませる。
風船は茜と彼の大事な部分で大きく膨らんでいく、絡ませた足が作用して風船はどんどん体に密着していく。
「どう?私をバカにするとこうなるんだからね」
そう言って茜はどんどん風船を膨らませていく。パンパンに膨らんだ風船は彼の大事な部分の動きを正確に伝えてくれる。そろそろ彼がイク。そう感じた茜は一気に風船に息を吹き込んだ。
「パーーーン!!」
と風船が破裂すると同時に彼の精液が発射された。彼が余りにも激しく動いたので茜はベットから転げ落ちてしまった。
彼は完全にイッてしまったのか眠ってしまっている。
「女の子より先にイッてしまってしかたないな〜」
そう思いながら床に手をついて起きあがろうとすると右手に何かが当たった。
「あれ?ベットの下になにかある」
ベットの下をのぞき込むとそこには数冊の本が落ちてあった。取り出してみると、なんとそれはエッチな本のようだが少し違う。表紙には水着の女性が描かれているが風船に囲まれているのである。不思議に思ってページをめくっていくと風船に体を擦りつけて気持ちよさそうにしている男女の姿が目に入った。
この本だけではない、どうやら全て風船と男女の絡みを描写している本なのである。
茜の彼が特別というわけではなく世の中全体がそうなのであろう。茜は興味深く全ページを読み学習し寝ている彼を使って実践してみた。
「なるほどね〜こうすると敏感になるのか〜」
夢の中でも何度もイカされて熟睡している彼を放って茜は家へと帰っていった。
茜は確認したいことがあった。授業で使う道具が風船になったのなら私の机にしまっている風船はどうなっているのだろか?帰ってくるなり引き出しを覗くとそこには見慣れた教科書やエプロンがしまってあった。
「な〜んだ残念」
仕方がないので鞄の中の風船を取り出し思いっきり息を吹き込んだ。
(ふ〜〜っ、ふ〜〜っ、ふ〜〜〜〜っ!)
口元が飛び出るぐらいに大きく膨らませた風船を結び、イスの上に置いて跨る。昨日まで居た世界で普段通りにやっていた行動だ。
「エイッ!」
っと思いっきり体重をかけると
「パーーーン!!」
と風船は割れて破片が飛び散った。その音を聞いた母親から
「茜!勉強も良いけど夜も遅いからほどほどにね」
と声がかかった。
「あっそうか風船割りもこの世界では勉強だってクラスの子が言ってたもんね」
茜は今日起きた驚くべき数々のことを思い出しながらベットに入った。
「茜!何ボーっとしてるのよ!茜!!」
茜が手にしている皿が滑り落ちそうになる。
あわてて皿をしっかりと持ち直して辺りを見回した。そこはいつもの調理実習の教室のようだ。
(あっあれ?今までの出来事って夢?)
妄想癖もここまでくると才能である。
「あ〜あ、風船を膨らませるだけで誉められる世界なんて最高だったのになぁ」
さっきまで体験していた世界のことを名残惜しそうに想像する。ボーっとしたまま調味料を入れようと手を伸ばす。
(あっ!ここで確か塩と砂糖を間違えたのだっけ?)
もう少しでハンバーグに砂糖を入れてしまうところだった。今回は無事完成したようだ。いつもは失敗ばかりだったのに今日は先生にも誉められてしまった。この感じだと、彼とのSEXもうまくいきそうだ。
彼の家に着いた茜は、やっぱりいつも通り服を脱ぎ、教科書の見本のようなSEXを続ける。
「ったく下手くそだな〜」
茜の体の下にいる彼がグチを言う
「ごめんなさい、ごめんなさい・・・・」
妄想の中ではやり方が違うとはいえ、あんなに満足させられたのに今回はこのざまだ。まさか風船を使うわけにもいかない。そんなことをしたら嫌われてしまうかもしれない。
「俺さ〜SEXが下手なヤツとはつきあいたくないんだよな〜」
もう躊躇(ちゅうちょ)なんてしていられない、風船を使ったSEXで彼を感じさせてやろうと鞄に手をかけた。もう嫌われたって仕方がない、そう心に誓った。
「あれ?あれあれ?」
鞄の中を探しても風船が見つからない。あるのは調理実習の道具だけだ。それもそのはず、鞄の中に風船が入っていたのは茜の妄想の世界での出来事なのだ。それに気づかない茜は鞄を逆さまにして探し始めた。すると
(チャリーン!)
家の鍵がポロッと落ちてベッドの下に消えていってしまった。
あわててベッドの下をのぞくとそこにはいつも見慣れている風船が入った袋が置かれてあった。
(なんでこんなところに私の風船が・・・)
ここに何故茜の風船があるのかなんて考えている場合ではない。とにかく彼を満足させないと嫌われてしまうかもしれない。
茜は最初から本気で風船を膨らませ始めた。今にも破裂してしまいそうな洋梨型になっている。
驚く彼の大事な部分にパンパンに膨らんだ風船をあてがいそのまま彼を抱きしめた。ここまでは妄想の世界どおりである。彼は感じてくれるのだろうか?茜は心配そうに彼の表情をのぞき込んだ。
「茜・・・おまえ・・・」
やっぱり嫌われたのだろうか
「なんで俺が風船好きなのわかったんだ?」
なんと彼は妄想の世界と同じように風船で感じてしまっている。
「そんなパンパンの風船で攻められたら俺イッてしまう」
彼も茜と同じく風船が好きだったのである。それで彼のベットの下に風船があったのだ。
なんという偶然だろうか、後ろめたい気持ちから今まではお互い風船のことなんて言い出せなかっただけなのだ。
しかしそれなら話は早い、茜は妄想の世界の本で勉強した様々なテクニックを披露することにした。
新しい風船をひとつ袋から取り出し彼の大事な部分に押しつけながら膨らませ始めた。
風船がパンパンになりゴムの感触が変わると風船を押しのけるように彼のモノが動き始めた。
「いい!この感触。たまらねぇ」
もっと満足させる為に茜はどんどん息を吹き込んでいくと風船は限界まで膨らんだ。風船も彼もいつイッてしまってもおかしくない。
「だ〜め〜!、こんなところではイカせないんだから!」
茜は膨らませている風船に爪を立てた
「パーーーン!!」
と風船が破裂して彼はせっかくの感触を取り上げられてしまった。茜は数個風船を取り出すと膨らませ始めた。あっというまに洋梨型の風船達の完成だ。そのうちの2つの風船を使って彼の敏感な部分を左右から挟み込んだ。ちょうど風船パイズリ状態である。
今度は上下から挟み込むように配置を変えた。こうすると感じても萎えても風船の感触から逃れられなくなるのだ。このまま彼をイカしちゃえ!と思ったときである。
「今度は茜が気持ちよくなる番だ」
いきなり彼が起きあがった。体勢を崩した茜はベッドに仰向けになる。すると彼は茜の股間にパンパンに膨らんでいる風船のネックを押しつけてきたのだ。
「んんっ〜!ん〜〜〜〜〜!!」
ビリビリと電気が走った。今まで味わったことがないような気持ち良さだ。お尻で風船を割ったりすることは毎日していたが風船を使ってエッチをするなんて初めてのことだ。
(風船の近くにいながら気づかなかったなんて・・・)
彼は茜の乳首にも風船をあてがいこねくり回した。
「はぁぁぁん!!もっと激しくして〜!!」
彼は膨らませてある風船を茜の周りに全部集め始めた。少しでも動くと風船に体が触れて感じてしまう。今の茜は全身が性感帯になってしまっている。気持ちよすぎて気絶しそうなのを押さえた。
「ねぇせっかくだから一緒に気持ちよくなろうよ」
茜は本で見たとおり風船の上にお尻を置き仰向けになった。彼は風船を茜の上に置いてその上からうつぶせになり風船を挟み込む。ベッドの上で風船、茜、風船、彼というサンドイッチ状態になっている。腰をちょっと動かすだけでイッてしまいそうだ。
「んっ!んっ!んっ!」
少しずつ呼吸が荒くなってくる。突然彼が茜から離れてしまった。
「もう終わりなの?」
せっかくの快感を中断されて茜は不機嫌になる。
「まだまだこれからだよ。ほら体制を変えるぞ」
そういうと風船の上に葵をうつぶせにさせる。葵と風船との接点に彼のモノが差し込まれる。
「はあ〜〜〜〜ん!んっ!んっ!」
さっきよりも数倍気持ちが良い。さらに彼は茜の背中に風船を置いてその後ろから抱きしめる。
続けてひとつ手に取り茜の乳首に結び目を擦りつける。
体中を風船に刺激されている気持ちよさで足の力が抜けて体の下にある風船に体重がかかる。
もう2人とも押しつぶされている風船も限界だ。
「俺イッてしまいそうだ」
彼のモノは風船に突き刺さるように膨張していた。そして彼が限界を迎えるとき茜を思いっきり抱きしめた。ギュッと抱きしめられて風船に圧迫され茜も同時にイッてしまった。
「パーーーーン!!」
彼と茜に押しつけられ続けた風船も限界が来てついに割れてしまった。
「はぁっ!はぁっ!はぁっ!はぁっ!」
2人とも呼吸を整えようとする。思えばこんなに気持ちいいSEXは初めてだ。まだ意識がぼんやりとしている茜に彼がこう切り出した。
「茜。また明日も風船を使って俺を気持ちよくしてくれないか?」
茜はちょっと意地悪に
「でも風船さえあれば気持ちよくなれるでしょ!別に私じゃなくったって・・・」
と言うと
「茜じゃなきゃこんなに上手に風船を膨らませることできないだろ」
もう迷うことは何もなかった。
「うん。わかった明日もいっぱい風船で気持ちいいことしようね」
こうして2人の風船SEXは毎日のように続けられることになった。