スパイスをたずねて三千?-④

213今ではR&Cのレギュラー番組として定着してきた感(?)のある当該シン・たずねてシリーズ。その第4話となります今回は、ついに誰も予想しなかったような新たなる領域へと船出することとなります。
実を言いますと、三千?などという謎めいたタイトルにしたのには深~い理由がありまして・・・
そのうち、遥々3000マイル彼方のインドまで飛んでビリヤニ食べまくり&水上機乗りまくりの旅をしちゃうかも知れないし、もしかしたら「?」なのは距離じゃなくて、この連載投稿シリーズ自体が3000回を目標とした長寿番組を見据えているのかも知れません。(笑)
時を経てやがて到達するのが果たして何処になるのか誰にも分からず(私自身にも分かりません! 爆 )、その可能性は事実上無制限。RENOのクラス分けに例えるといわゆるアンリミテッドといったところでしょうか? 
 
さてさて、前置きが長くなってしまいましたが、今回は近頃ゲットして順次読み進めておりますスパイスがらみの本、これらをまとめて三冊一挙にご紹介いたします。 

user.png M@Kが原 time.png 2025/05/24(Sat) 08:32 No.213
スパイスをたずねて三千?-④
214その昔、私がまだ若かった頃、尊敬する大先輩から次の様に教えられました。「何らかの物事に本気で取り組むには、まずはその分野の歴史を学べ!」
そして、「あっ、そうだ! スパイスの歴史をしっかり学ばなければ・・・」と今頃になって思い出してしまったのです。
高校生の頃、香辛料をめぐる利権獲得競争が大航海時代の航路開拓のきっかけとなった・・・、という話や、ヨーロッパ諸国ではコショウは金と同じ価値として取り引きされていた・・・などと言う話を授業の中で学び、それらは今でもハッキリ覚えています。
それから50年近くもの時を経た今(私もいつの間にか歳を取ってしまいましたね~)、ここのところ取り組んでいる60`s R&C活動などをきっかけにスパイスの奥深さに目覚め、「食文化の伝播や変遷などの視点で、三千年前まで遡ってスパイスを巡る歴史をしっかり学んでみたい・・・」と思っていたところ、それにぴったりの本をネットで見つけてポチってしまったのでした。
 
この書籍「スパイスの歴史(「食」の図書館):原書房 フレッド・ツァラ(著), 竹田円(訳)」の概要(お題)は以下の通りです。
第一章 古代のスパイス、第二章 中世のスパイス、第三章 大発見時代、第四章 産業化の時代、第五章 20世紀以降

まだ読み始めたばかりで、内容や感想についてはあまりお伝え出来ませんが、とにかく中身が濃い読み応えのあるしっかりした本だと思います。

user_com.png M@Kが原 time.png 2025/05/24(Sat) 10:47 No.214
スパイスをたずねて三千?-④
215次にご紹介いたしますのは、「おいしい&ヘルシー!はじめてのスパイスブック:幻冬舎 カワムラケンジ(著)」です。
こちらは、最初にご紹介した「スパイスの歴史」のいかにも学術書然とした内容とは打って変わり、実用書として位置付けられる様なとても分かり易い、様々な面で役立つ本。
主要なスパイスの概要や薬効などの特徴、そしてTPOに応じた上手な使い方が平易な文章で解説されています。また、インド・ネパール・スリランカを中心とした本場での取材や調理の現場で様々な活動を続けて来た著者ならではの興味深いエピソードも随所にちりばめられ「これは本物だ!」って思いました。
著者の経歴欄を見てみると、それもその筈。以前「スパイスジャーナル」というとてもマニアックな特定分野の専門雑誌を主宰していたとのことです。しかしながら、ネット中心の今の時代では経営的に厳しく休刊となり今に至っている様子。確かにネットでぐぐると大抵の情報は出てきて便利ではありますが、一歩引いて冷静に考えてみるといわゆるハズレが多く、本当に重要なものに辿り着くまでに相当な時間を無駄にしている様な気がします。やっぱり、紙の書籍類も大事にしたいものですね!

user_com.png M@Kが原 time.png 2025/05/24(Sat) 11:49 No.215
スパイスをたずねて三千?-④
現在、実践活動&編集作業実施中! 今しばらくお待ちください。m(_ _)m
user_com.png M@Kが原 time.png 2025/05/24(Sat) 14:23 No.216
スパイスをたずねて三千?-④
217たいへんお待たせいたしました。
その後、ついつい実践活動(※)の方に没頭してしまいご紹介が遅くなってしまいましたが、3冊目は「おうちで楽しむ スパイス料理とカレー:池田書店 一条 もんこ(著)」です。 
こちらも日々の食生活などに役立つ実用書みたいな感じの本ですが、一番の特徴は数々のスパイスの中から①クミン、②コリアンダー、③ターメリック、④チリペッパー、⑤カルダモン、以上5つだけに絞って集中的に解説し、それらを使ったシンプルなレシピの紹介にページ数を割いている点にあります。また、レシピの内容は近所のスーパーで売っている普通の食材に特化し、日本人の味覚に合う様なちょっとした一品として著者流にアレンジした簡単な調理法が盛りだくさん・・・ 
 
これからの季節は雨の日が多く飛行場に出向くことが出来ない日々が続くため、これら三冊の本を片手にスパイスのお勉強と実践活動に励みたいと思っている今日この頃です。 
※:「実践活動って、一体全体何なん?」と疑問に思った方は、2冊目の「はじめてのスパイスブック」の帯の部分をご覧ください・・・(笑)

user_com.png M@Kが原 time.png 2025/05/25(Sun) 18:17 No.217
スパイスをたずねて三千?-④
<追伸>
塾長殿、この三冊の本は先日の「カレー移民の謎」「世界の味」に続き、いずれCivilカレー工房附属図書館の収蔵図書として寄贈させていただきたく存じます。
そしてこの先、ひょっとしたら勢い余って三千冊まで増えちゃうかも・・・、その時は増築などもご検討いただくことになるかしら?(笑)
user_com.png M@Kが原 time.png 2025/05/25(Sun) 18:47 No.218
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