イミズスタンに行ってきた
富山のパキスタン、射水市のカレー店を探訪!2024年6月2日
日本には、「○○スタン」と呼ばれている不思議な地域がある。
ある地域にパキスタン人が多くまとまって住んでおり、独自の生活圏を形成している地域を「○○スタン」と呼んでいるようで、埼玉県八潮市のヤシオスタン、富山県射水市のイミズスタンなどが有名である。
今回、私はそのイミズスタンに行ってきた。富山県には、約500人強の外国人が暮らしているが、そのうち300人ほどがパキスタン人、そしてそのほとんどが射水市で生活している。彼らは主に中古車販売で生計を立てており、日本の車をロシアや中東などに輸出する商売をしているようだ。
実際、イミズスタンには空地?に古い車を多く並べているところが多く、イスラム教徒が多いため立派なモスクもある。そして、生活に欠かせないのが「食」。パキスタン料理店がいくつかあり、多くのパキスタン人が集まっている。
そう、私はそのパキスタン料理店を目当てにイミズスタンに行ってきたわけである。出発前にGoogleや食べログでどんな店があるか?評判はどうかなどをチェック、数あるお店の中から2軒をピックアップした。
それがご紹介する、アル・バラカとカシミール、地元でも評判の2軒である。もちろん、突然の休業の可能性に備えてバックアップの店もチェックしておいたのは言うまでもない。
さて、アル・バラカには6月2日、17:30ごろに訪問
駐車場も広く、洋食レストラン風で綺麗な店であった。まあ、看板はちょっと古ぼけていたが。
ちょうど店主が外に出ていてご挨拶。店に招き入れられました。店内は古いが小綺麗にしてあり、現地人と思われるグループが談笑中。奥からもなにやら声が聞こえ、広くて別室もあるようだ。
さっそく出されたお冷は何やらハーブの味が? 自家栽培しているミントを入れているそうだ。
水のボトルもご覧のようにお洒落!メニューは豊富、せっかくなので、ビリヤニを中心にカレーやおかずがいくつか付いている豪華なターリーセットを選択。2200円とちょっと高かったが・・・
約10分ほどで、ターリーセット到着。ビリヤニはあらかじめ炊いてあるようだ。
ご覧のようにとても豪華!ビリヤニの上にはタンドリーチキン、周りのおかずは下から左回りに、サモサ、サモサのソース(ケチャップ)、ジャガイモのサラダ、チキンティッカ、マトンのカレー、大根とニンジンのアチャール、豆のスープ、野菜の煮物、デザート(スイートポテトかな)
ビリヤニは香り良く上品で美味。肉・野菜は入っておらず、純粋にスパイスで炊き上げたご飯という感じ。なんかこれまでとは違うスパイスが効いているような気がしたが、それは聞いても教えてくれなかった。ただ、店主は自分でスパイスを調合しており、それは料理ごとにすべて違うのだとか。そうなんだー。夢中で食べ進めていると、近くで「これ美味しそうー」という女性の声。
いつのまにか近くのカウンターに1人の美女!メニューをめくりながらつい声に出てしまったようだ。
彼女は私と同じターリーセットを注文。奇跡の出会いである。どこから来たのかと、店主と話をしていると、彼女も話の中に。聞けば、隣の富山市から一人で来店、最近ビリヤニに嵌って美味しい店を探して食べ歩いているそうな。周辺のお店情報や、私が巡った愛知県のカレー店の話などいろいろと盛り上がってしまった。一応、60's R&Cのアドレスを書いて渡してきたけど、連絡来ないかなー(笑)
途中で日本人客が2組、それから、予約と思われる5人ほどのパーティー客が一組、人気です。
お店も一気に忙しくなってきました。
最後に甘いチャイを飲み、食も心も大満足で店を後にしました。https://tabelog.com/toyama/A1604/A160401/16009318/
https://www.instagram.com/al_baraka_restaurant/