レガッタ!2007 Winter

2007.12.9

 

「ヨットは楽しいぞ〜、優雅だぞ〜〜」と宣伝した私の口車に乗り、「やまちゃん」がわれわれの仲間に加わってくれました。
そこで、私をヨットに誘い込んでくれた某M公園の皆さんにお願いし、やまちゃんの歓迎レガッタを開催していただきました。

12月9日の霧の朝、M公園同好会メンバーが集う喫茶店に集合してモーニング・ミーティングです。
「風が無いんじゃね?」という声もありましたが、さすが冬の一日、昼前に池に着くころにはヨットには丁度いい北風が吹き始めていました。
今回の参加者は、写真左からSu氏、今回ヨット初挑戦のやまちゃん、遠く美濃白川から参加のトーイさん、K氏、筆者CIVIL、WATさん、空者さんの7名7艇、+見学のたぐち氏と写真撮影担当のミノリッチ氏、合計9名です。

  

やまちゃんはヨット初挑戦!
早速シーウインドを組み立ていざセーリング・スタート でもなんかちょっと変? いったん回収して艇をチェックです。
セールが十分閉じない、ジブセールを張り過ぎなどいくつか問題点を発見、修正しました。
同型艇を持っているトーイさんのアドバイスが強い見方になりました。

それぞれに艇を出し練習します。この日の風は15〜20ノットぐらいかな?
あまり強風の中で走らせたことが無いので苦労しました。それにこの池は山の中にあり、場所によってかなり風が舞っているので操船が大変です。
何とか慣れてきたところでレガッタをスタート!
左のブイの向こうに全艇が集合して、一斉に第1ブイに向かって走行を開始します。
デッドヒートから抜け出したのは、トーイさんとやまちゃんのシーウインド。さすが、レーシング艇は風をつかめば速い!直進性も抜群です。
まあ、長〜いキールがブイのロープに引っかかったり、座礁したりしてましたけど(笑)
対してフェアウインド軍団は苦戦。風で倒れこむと直進性が極端に悪化、立て直すためにセールを開かざるを得ず、スピードが出ません。
そんな中、WATさんのVictoriaが小型ながらも健闘。細かいところで艇の工夫の成果が現れているんでしょうか? 風の息を突いてシーウインドに肉薄する場面も。
ベテランK氏はフェアウインドのメインセールを透明フィルムで作り直して参加。
ちょっと離れるとセールが見えません! なんか色を塗りましょう(笑)
よく風を受けるようになりスピードも上がったそうです。
セールが透明な2艇、空者さんのAmerica60とK氏のフェアウインド
小型のAmerica60は今日のような強風では操船出来なかったようです。

  

やまちゃんのシーウインドと、その向こうはトーイさんの同型艇です。
気持ちよくスピードに乗りますが、あまり調子に乗るとスリムな船体が水に潜ってバウ沈(船首が浸かって浸水すること)してしまいます。やまちゃんのシーウインド艇内にはこんなに水が・・・
防水対策は万全に!

その点、ファットな艇体のフェアウインドは水をかぶることがほとんど無く、浸水の心配もありません

こちらはSu氏のフェアウインド
こんなに傾いてしまっては操船もままなりませんが、これでも浸水はなし!

CIVILのフェアウインドとやまちゃんのシーウインドがデッドヒート
OUTからあっさりと抜かれちゃうんだよな・・・

操船中の面々です

 

本日は海難事故が2件、
Su氏のフェアウインドの横腹にトーイさんのシーウインドの船首が衝突、フェアウインドには大穴が開いて沈没しました。強風でお互いにうまく操船できなかったことが原因ですが、レースに熱中するあまりちょっと無理をした面もあったかもしれませんね〜、気をつけましょう。
何とか岸に寄せて回収できたことは不幸中の幸い。艇が古かったこと、寒さでプラスチックが脆くなっていたであろう事が考えられます。

2件目はトーイさんのシーウインドに発生。たぶん強風でマストを支えるワイヤーが外れたようで、マストが倒れて立ち往生。風に流されてやっと岸にたどり着きました。

 

今回は岐阜県K市のメンバーを中心に、遠く美濃白川や愛知県からのメンバーをも参加しての走行会でした。ヨットは持っていても一人でやっていてもつまらない、近くにそんなにメンバーがいるわけでもない、でもネットで呼びかけてこうして仲間が集まりセーリングを楽しみ情報交換が出来るなら、こんな素晴らしいことはありません。
それが 60's Sailing Club! いろいろアクシデントもありましたが、皆さん暗くなるまでセーリングを楽しみ、レガッタ!2007 Winter は盛況のうちに幕を閉じました。

本レポートでは、ミノリッチさんに写真撮影をお願いしました。
どうもありがとうございました。


  
TOP BACK