「 with グリーン・ヒル・ラジコン同好会」 霧ヶ峰スロープ・ツアー 2008秋 2008年10月4〜5日 |
去る2008年10月4,5日、標記クラブの面々が秋の気配濃くなった霧が峰に遠征しました。
当日はグリーンヒル・ラジコン同好会の10名のほか、関東、北陸、三河の方から日帰り組も合わせて計19名が参加。スロープ・ソアリングを満喫しました。
「第1日目」4日土曜日午前10:00、霧が峰ドライブインに集合し天候判断、ほぼ西風卓越ということで、初日はM峰に向かいました。
現地は西風1〜3m、スロープにほぼ正対して吹いていましたがなかなか浮きが渋い状況。軽量機が何とか飛んでいられる程度でした。早速偵察飛行に飛び立ったWAT氏のバード・モーターがノーコンで墜落。
空者氏とともに探しに出かけました。
幸い、以外と近い尾根の地中深く突き刺さっているのを空者氏が発見。ほとんど無傷で回収されました。
原因は調査中ですが、単機では良くても、何機か同時飛行になると混変調障害に弱いのでは?と推測しています。埼玉から参加、スロープ2回目のShintanさんは今回、アートホビー製Sierra2.5mを製作。今回が初のお披露目です。
機体の仕上げ、調整方法など、すでに同社機を飛ばしているメンバーからいろいろアドバイスをもらい、見事初飛行に成功しました。初飛行手投げ担当は、ガキちゃん(左)、 優雅に飛ぶ Sierra (中)、 思わず笑みがこぼれるShintanさんとちゃーりーさん(右)
遅れて到着したBOSSさん一行より、「この2段上の方が条件が良い」との情報。
以前地元の人に教えていただいたそうです。
私、CIVILは組み立てていた機体2機のみ持ってBOSSさんと同行、上の様子をチェックしに行きました。
このような情報交換は大変ありがたいですね。全般的に風が弱いせいか、きつい登山の割りには期待したほどの条件が得られず、「あの尾根の向こうが浮くはず」というポイントまでも到達することができません。
しばらくは斜面脇をなめるように飛ばしてお茶を濁していたのですが・・・・ところが、昼ごろになって気温が上がってくると、360度どの方向でも急に機体が浮き出しました。
弱い風が峰に沿って集まり上昇する場ができたようで、ホットライナー機がガンガン走り出しました。筆者も過去に2度しか飛ばしていないFALCONを投げ、爽快な飛びを満喫できました。
何といっても、山肌すれすれに高速ローパスさせてもストレス無く上昇していくのには感激です。
ロール、ループなども自由自在です。そのころ下では・・・・ 山頂で元気良く飛び出したホットライナー機を見て、イトウさんがそらまめを出動! なかなか良い感じで風きり音を立てて旋回を続けました。
しかし、風が吹くと上がらず、風がなくなると上がり始める不思議な現象に一同???
サーマルが丘全体を包んでいる感じで、暖かいふんわりした風を感じることが出来ました。
このとき、丘のすぐ上空で雲が湧き上がっているのが見えました。この条件、1時間近くは続いたでしょうか? しかし、もっと良い風を求めて他のメンバーが上ってきたころにはサーマルも次第に消えうせ、同じような飛びを期待して投げ出されたトーイさんのFALCONはどんどん高度を下げた谷底に・・・
残念ながら胴体を破損してしまいました。ハバネロを飛ばす空者さんと横で見つめるWAT氏(左) 浮きが悪くなるとスロープを舐めるように飛ばしてこらえます(中)
右は、Velviaで風待ちをするちゃーりーさん操縦を楽しむSu氏と見守るK氏(左) 機体を無事回収して喜びの柴じい(中) 今回の幹事役、ミノリッチ氏(右)
スピードに乗るホットランナーと軽量サーマル機はいけるが、ピュアスケールグライダーは、サーマルが強くなる高度まで上がることが出来ず苦戦です。 イトウさんの Ka-8 は、スケール機ながらその軽量さを生かして徐々に高度を上げ、すっかりサーマルに乗り安定した高度を確保、そのとき雲間から実機 Duo Discus が姿を現しました
なんとも言えない風きり音をたてながら優雅に飛ぶ姿に感動、ka-8 の向きを Duo Discus に合わせ、ミノリッチさんに「写真写真!」と叫びましたが・・・・残念、結局ランデブー写真は撮れずじまい。
結局、初日は昼頃のビックサーマル以外は風の具合が微妙でしたが、ゆっくりと時間が流れた素晴らしいM峰でした。
メンバーは秋の清々しい高原で一日のんびりと過ごし、4時前には現地を後にしました。宿舎には神奈川より単身参加のHORIEさんがすでに到着されていました。仕事の関係で普段は飛行機を触れないんだけど、この親睦会のためにわざわざ出てきてくださいました。 ミノリッチさんのお骨折りで予約していただいた蓼科高原の某社保養施設は素晴らしいロケーションで、豪華な食事と温泉を堪能いたしました。
元気が有り余ったメンバーは食事のあともジャグジーやプールで汗を流したり、カラオケで深夜まで盛り上がったようです。
「今回は飛行機いじってないの〜?」
はい、飛ばなくて壊れていないか、無理やり飛ばして修復不能かどちらかです(笑)
「第2日目」
翌5日日曜日、天気予報は曇りのち雨ですが、朝はまだ青空が広がっています。
風は南の風4m予報。これはいけるぞ! というわけで、メンバーはF台に向かって進出開始。
かなり伸びたススキの穂をかき分けながら、約30分の道のりをグライダーを背負って移動します。現地に到着して荷解きが終わるころ、日帰り参加のToshiさんも東京から合流しました。 早速、ご自慢のブリーズや、AREXを飛ばします。
AREX2.1mは、筆者のFalconとほとんど同じ翼型でモーター付。恐いもん無し!
比較的安定した気流の中、全速力でスロープをカッ飛んでいました。この日もやはり浮きはそれほどでもなく、アートホビー軍団の軽量機がほぼ独壇場でした。
左から、Shintan さんの Sierra 2.5m、ちゃーりーさんの Velvia 2m、CIVILの Hyper 1.6m、空者さんの Falco 1.5mです。ほかにも、柴じいがコリブリを、BOSSさんたちのグループが Zuni 1.2m をお持ちになっていました。こちら、関東から参加していただいた、BOSSさんたちのグループです。
風の見方、場所の取り方、飛ばし方などいろいろな面で勉強させていただきました。
どうもありがとうございました。このあと、「のんびり温泉巡りでもします」ということで先に帰られました
元グリーンヒル・ラジコン同好会のメンバー、神奈川より単身参加の HORIE さんです。
雄大な八ヶ岳連邦をバックに、Muton が飛行中春のトーイング時に川に墜落したWAT氏のSalto(バウディスモデル)が復活!
コックピットには可愛いおねえちゃん(紙ねんど製)が搭乗しています。
今回は風の条件が悪く残念ながら飛行できず。筆者のSalto(Fly-Fly Hobby)もランデブー飛行するべく準備していましたが、やはり飛行を取りやめました。
こちらは、K氏のASW-27。初飛行前に関係者全員で記念撮影。
昨年スロープで破損したHORIEさんの機体を譲り受け、Su氏とWAT氏が修復したものだとか。
テスト・パイロットはガキちゃん。時々モーターの助けを借りながらも優雅に飛行しました。
「これは前よりいい!」とは前オーナーHORIEさんの弁。右は、フライトを見守る 60's ソアリング・クラブ?の面々
ちゃーりーさんは、虎の子FOXを飛ばそうかどうしようか相当迷っていましたが、皆の声に意を決して空へ・・・
しかし、徐々に高度を下げるFOXを回収しようと風下に旋回したのが失敗の元。機体はバンクが戻りきらないうちに木立の中へ。右主翼を大きく破損しました。残念!次の遠征までには必ず直すそうです。
クリックするとプリント用の大きなデータが開きます
飛ぶ飛行機、飛ばない飛行機にあ〜だこ〜だ言いながら楽しく過ごしておりましたが、午後1時を回ってさすがに天候が怪しくなり時折細かい雨も降り出しました。
写真は2日目最後まで飛ばしていたメンバー。先に帰られたBOSSさんご一行は写っていません。悪しからず!
秋の高原を堪能した2日間、スロープの条件としてはイマイチだったものの、久しぶりに会うメンバー、初めて会うメンバーと親睦を深め、再会を誓い合ってお開きとしました。
今回残念ながら参加できなかった皆さん、ぜひ次回はご一緒しましょう。
最後になりましたが、遠くからご参加いただいた皆さん、各グループのドライバーの皆さん、どうもお疲れ様でした。また、今回幹事役でいろいろ気を使っていただいたストラトクライマー・ミノリッチさん、ありがとうございました。こちらのホームページでも多くの写真がご覧いただけます
ラジコンライフ 空者 http://www.geocities.jp/planefactory/index.html
RC AIRPLANE and GLIDER WATのブログ http://blogs.yahoo.co.jp/wat_rcair/
本ページの写真は、IXY
Digital55で撮影、VIX2.1および Photoshop CS2 で調整しました。
また、ミノリッチさん、イトウさん、空者さん撮影のデータをいくつか使わせていただきました。どうもありがとうございました。
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