60's Soaring Club ?

平成21年5月30～31日、白山一里野温泉スキー場において、60's ソアリング・クラブ？第2回総会スロープ・ソアリングの集いを開催しました。
地元をはじめ関東及び中部地区など遠方から多くの会員が集まり、生憎の雨で残念ながらフライトはほとんど出来なかったものの、その分情報交換する時間は多く、2日間をのんびり過ごしながら親睦を深めました。

「初日」

すでに曇りで午後からは雨の予報。天気を睨みながら走行中の我々に、石川イトウさんから入電！　一里野の麓は晴間が広がっていると！　今日のうちだけでも何とか飛ばせないだろうかと希望が膨らみます。
午前10時、予定通り皆さんが全員集合、管理事務所に手続きをして早速頂上に上ります。

トランクから皆さんご自慢の機体が次々と・・・・
まず受付をして、今回の記念品、カブイエローのＴシャツを配りました。

木目模様を印刷した障子紙を貼るというオリジナル仕上げが素晴らしいちゃーりーさんのREIHER。前日コネクターの配線ミスでサーボ焼くトラブル発生、当日朝までメカの交換修理に費やしたそうですが、その成果あって見事初飛行に成功しました。

とよでんさん、GOTOさん、Shintanさんほか、多くの皆さんがこの日のために新作機を準備されましたが、飛ばせたのはほんのしばらくの間・・・

この日は朝から時折ガスがかかり、雨もぱらつく生憎の天気。
飛行機を準備しておいてガスが過ぎるのを待ち、条件が良くなってきたらそれっと飛ばす、そんなパターンの繰り返しでした。
そんな中、シゲちゃんのエクスキャリバーがガスの間をついて豪快なローパスを披露、皆さんの重い気持ちを吹き飛ばしてくれました。

今回、東京から初参加の市川さん
60's ソアリング・クラブ？の告知を見てメールをいただきました。
スロープは久しぶりということで、新たに2.4GHzプロポを導入！
迫り来るガスをついて丁寧なフライトでモーターグライダーを操縦されていました。
遠くからお越しいただいて、一度でも飛ばす機会があって良かったです。

昼ごろから雨がひどくなり、山頂レストハウス「プレアデス」に避難
こちらは、我々60's ソアリング・クラブ？のために特別営業していただきました。
雨・霧を避け、温かい食事・飲み物を頂きながら休憩出来、大変助かりました。
２日目にはおいしい草餅のサービスも・・・・マスター、どうもありがとうございました！

「プレアデス」ではシゲちゃんこだわりのスケール機、DG600を公開。コックピット、トウフックなどの工夫に皆、興味深々。しかし、天候不良で残念ながら飛行できず。

午後になって、雨とともにガスがかかり、視界はゼロに・・・
すでに準備していた機体は、ゴンドラリフト下のスペースに退避。遠くで雷も鳴っています。こりゃダメかな？
結局、雨は上がることが無く、３時に引き揚げて宿に向かいました。

宿は今回はじめて使わせていただくケリエ山荘さん
ロビーでは早速イトウさん撮影の写真・画像がＴＶに映し出され、皆見入っていま
した。
好意的、家庭的な暖かいサービスとおいしいフランス料理、天然温泉・・・
メンバーは皆、大満足！
女将も60's ソアリング・クラブ？に大変ご理解をいただき、クラブの常宿とさせて
いただくお約束をしました。

仕事の都合で遅れてきたmaguさんも無事合流し、食事のあとは、カシオペアさんからご提供いただいた賞品「セラＤＳ」を賭けて大ジャンケン大会で盛り上がりました。
長い戦い？の末、賞品の「セラＤＳ」は、ＮＭＦＣとよでんさんの手に。

連日の準備の疲れが出て早く眠りに落ちた者、深夜強制的に消灯されるまでラジコン談義に花を咲かせた者、おかしいなぁ～と思いつつ沸いていない家族風呂で疲れを癒した？者、いろいろな人間模様を見せながらケリエ山荘の夜は更けていきました。
相変わらずの雨の中・・・

「２日目」

早朝から、ロビーで愛機Discusの舵角を確認するmaguさん
なんでも、送信機のメモリーを誤って消してしまったんだとか。やりそうな話ですね～
朝風呂から上がった皆さんが、素晴らしい出来栄えのスケール機に見入っています。

こちらはmaguさんの新作機、LADY BUG
数年前のラジコン技術誌の図面から製作されたそうです。
バルサを黄色く染め、ビンテージフィルム貼り。クラシックな仕上げの機体はケリエ山荘のロビーにしっくり溶け込んでしまいます。もう1機作って置いといてあげたら～？

あがりそうであがらない雨の中、日帰り参加のＴＲＣ加藤さん、Ｋ氏、路地っくさんが合流し、モーニング・コーヒーをご馳走になりました。
しかし、いつまで待っていても仕方がありません。お世話になったケリエ山荘の女将も入っていただき記念撮影！
そして、午後からの天候回復を期待して１０：００山頂へ出発しました。
しかし頂上は深い霧の中、取り敢えず避難した「プレアデス」では、ご主人が美味しい草餅を準備していてくれました。
我慢できない連中は中腹のゲレンデまで下りてハンドランチを飛ばすが条件悪し。
霧の中、びしょ濡れになりながら機体を投げるＫ氏、ｔａｋａさんとｔａｋａさんのブラスター２
「無理すると霧の中に消えますよ～！」

昼をまわっても一向に天候は回復せず、残念ながらここで解散することに決定。
下界は天候が回復しているとのことで、イトウさん情報の海岸へ有志で行ってみることにしました。
遠方よりお越しの市川さん、takaさんほか、数名の方とはここでブレイクです。
２日間臨時営業でお世話になった「プレアデス」さんのご主人にお礼を言い、山を降りました。
約１時間のドライブで辿り着いた先は絶景の日本海！
着陸場所がちょっと難ありだが、海からのきれいな風が一定して吹いています。これはいけるかも！
CIVILのHyper、シゲちゃんのハバネロ、イトウさんのそらまめ、ちゃーりーさん、ShintanさんのASK-21が次々と空に放たれ、２日間の鬱憤を晴らすように優雅に、そしてダイナミックに飛びました。

Ｋ氏の大型機を交代で操縦、楽しませてもらいました。
離れて見ていたメンバーからは、パイロットが代わると飛びの癖が変わってすぐわかる、とのこと。なるほど～

maguさんのLADY BUG は今回初飛行
最初は強い風に煽られ操縦不能かと思われましたが、重心を調整後は見違えるような安定飛行を見せました。

初めて行った海岸でのスロープソアリングは、山のようなビッグサーマルこそ発生しませんが、常に一定の風が吹き、一定のリフトが得られ乱気流も少ない、言わば安心して飛ばせるような気がしました。少なくとも、急にリフトが無くなり慌てて機体を回収、という場面には一度も遭遇しませんでした。
とても新鮮な感覚で、味わったことのない方にはぜひ一度チャレンジしていただきたい領域です。
２日間、悪天候にもかかわらず多くの方がお集まりいただき、日ごろなかなかお会いできない皆さんと親睦を深めるという意味では、総会の成果は十分あったと思います。
天候不良で本来の山岳ソアリングは楽しめませんでしたが、有志で行った断崖絶壁でのスロープソアリングでは新たなグライダーの魅力を発見しました。
今回残念ながら参加できなかった皆さんも、またぜひ誘い合わせて出かけましょう！

最後になりましたが、ご出席いただけなかった代わりに賞品として「セラＤＳ」をご提供いただいたカシオペアさん、60's ソアリング・クラブ？の活動にご理解をいただき格安料金で宿泊させていただいた「ケリエ山荘」さん、我々だけのために２日間営業いただき温かい食事と飲み物を提供していただいたレストハウス「プレアデス」さん、ほか、それらの調整や運営などにご尽力いただいたイトウさんほか会員の皆さんにお礼申し上げます。
ありがとうございました。


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