第36回琵琶湖 KMA ラジコン水上機大会レポート


平成21年6月7日、恒例のKMA琵琶湖水上機大会に参加してきましたのでレポートします。

筆者の所属するBRC(尾西ラジコンクラブ)ではグライダーと共に水上機も盛んで、今回もオープン級、初級、中級あわせて6名が参加しました。
また今回は特にオープン級のエントリーが20名と多く、全体で45名もの参加があり、関係者は朝の交通整理に始まり、遅滞なく競技を進めるために次々と選手を呼び出すなど、うれしい悲鳴を上げていました。
当日は梅雨の晴れ間で暑い一日になると予想されました。しかし、琵琶湖の会場に近づくにつれて天候は悪化。霧雨と共に強い風が吹き、開催が危ぶまれるほどでした。
開会時刻が迫り、何とか雨も止みましたが相変わらずの強風。全種目とも琵琶湖名物の風、高波との勝負となりました。


主催者KMA長谷川会長、
安全に楽しく1日を過ごしてくださいとの挨拶のあと、フライトは早速オープン級からスタート
ツインマリーナや二式水戦の編隊飛行、大型スケール機の飛行などで盛り上がりました。

   

遠く広島から参加の原田さん、
ガソリン50ccの大型パイパーカブにフロートを装備して今回が初飛行。
ゆったりした迫力飛行で会場を沸かせましたが、着水時にフロートが折れ、傾きな がら何とか岸まで辿り着きました。
今回は救助艇出動こそ少なかったものの、皆さん高波にはかなり苦労された様 子。同じようなシーンが何度か見られました。

原田さんはダブルエントリーで初級にも参加です。
飛行機はなんと!自作の古典複葉機、ゆったり大きな演技でパターンを描きました。

US-1救難飛行艇でおなじみの国山さんは今回、OS FS-91SP装備の複葉機、94式水上偵察機練習機で参加。
どうも止まりがちなエンジンをだましだまし回して何とか飛行を完遂

 

素晴らしい編隊飛行を見せた二式水戦の車田機(緑色)と谷本機(灰色)、こちらも着水時にフロートを壊すアクシデント。
車田機は自力で岸に辿り着きましたが、谷本機は横転して救助艇のお世話に・・・

オープン級参加機の数々

TEAM尾西のリーダー、B-31氏
中級とオープン級にダブルエントリーです。
まずオープン級で今日の腕慣らしをして、万全の準備を持って中級に出場、なるほど〜!
作戦成功? 終始落ち着いたフライトで見事中級優勝を勝ち取りました。

所長もオープン級と中級のダブルエントリーです。
皆さん気合入ってます。

シーハンターで中級演技中

真剣な表情はissiさん

機体は二式水戦で、オープン級にエントリーです。
あんまり近くを豪快にローパスするもんだから、「沖を飛ばしなさい!」って怒られちゃいました。

やまちゃんは初級にエントリー
シーハンターが素晴らしい離水を決めたまでは良かったが、第一旋回でなぜか突然のエンスト、不時着水でした。うなだれるやまちゃん。
当日はねぇ、ニードル触っちゃいけないんですよ。

  

尾西ラジコンクラブから参加の皆さんがのんびり観戦中。

左は、B-31さんと愛機。機体が違っても同じ塗装なんです。

右は、カメラを整備中のいわちゃんと伊藤さん。
飛行機を壊すだけでは飽き足らず、今度はカメラまで壊しちゃいました??

さて、筆者CIVILは前日に初飛行が終わったばかりの双発飛行艇 CL-415 でオープン級に出場。
まだ慣らし途中のエンジンですが安定性も十分で片肺になることもなく、波・風をものともせず、ループ、ロール、ローパスなど派手なフライトを展開しました。
今回は、例年多い多発の大型機が出場していなかったことや、黄色の怪しい軍団が応援してくれたこともあって、オープンの部優勝をいただきました。

  

表彰式

左から、中級優勝のB-31さん
中央はそれぞれのクラス1〜3位の集合写真
右は筆者とKMA会長です。

午後2時、早めの表彰式に続いて、恒例の抽選会が行われました。
今回は人数が多いこともあって、機体キット等の大物出品も多く、熱が入りました。
昨年、一昨年の低迷振りが嘘のような今回の盛況ぶりに大会事務局のKMAさんも大満足ではなかったでしょうか?
来年はぜひ上級クラスを新設して更なるレベルアップを図っていただきたいと願ってやみません。

参加の皆さん、大会運営にご尽力された皆様、そして応援に駆けつけ、写真撮影をしてくださった皆様、どうもお疲れ様でした。そしてありがとうございました。

本レポート中の画像は、Canon IXY Digital 50 で撮影し、
Photoshop 7.0 及び VIX Ver.2.21 にて加工しました。
また、B-31さん、fairyさん、籠橋さん、いわちゃんからデータのご提供をいただきました。
どうもありがとうございました。


  
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