M公園ラジコン同好会 霧ヶ峰遠征

2007.5.26〜27

平成19年5月26日〜27日、筆者がよくお邪魔させていただいている公園のRC同好会メンバーで霧ヶ峰に遠征しました。
メンバーは岐阜県可児市周辺からWATさん、Kuuzyaさん、G-Hobbyさん、K氏、Su氏など10名、三河からちゃーりーさん、筆者、そして日曜日のみ日帰り参加のO兄弟を加え総勢14名です。

天候が心配されていましたが両日ともほぼ快晴。ただし風は抜群とは言えず霧ヶ峰としては一番まずい西風卓越となりました。

一日目はまず霧ヶ峰のドライブインまで進出し天候判断。西よりの南風と判断してメインサイトのF台に向かいました。
風はスロープにほぼ正対して8〜10m/s、スロープソアリングには最適と思われる風速ですが乱流が多く発生し、軽量機にはつらい状況でした。
しかし皆さん果敢にフライト開始!
筆者のHyperは着陸時に地面に叩きつけられるように降下、いきなり胴体を破損しました。(ポーズしてる場合じゃないっつ〜の)

そんな中、WAT氏のピュア仕様スケール機DiscusCSが素晴らしい飛びを披露し喝采を浴びました。

昼頃からは風速が更に強まると共に風向も西に振りだし、斜面をなめるように。
浮きも悪くなり乱流も増えてきた午後3時ごろ、早めに撤収することにしました。


本日の宿は、蓼科高原にある某M社の保養所、約30分の高原ドライブで到着です。

お風呂に入ってお待ちかねのお食事タイム!まだ外が明るいです。

小奇麗で広い和室では早速翌日に向けて破損機の修理と、製作が間にあわなかった2機の突貫工事がスタートしました。
こちらは堀江氏のMutonをリンケージ中

主翼を破損したSu氏の自作機も寄せ木細工で修復を開始しました。

ミノリッチ氏のDiscusは前日までに何とか仕上げてきたものの飛行場でカンザシが通らないという不具合が発生、その修正に苦労しました。
皆で寄って集って楽しく作業を行なった結果、夜中までかかるかと思われた作業も午後10時には終了。翌日に向けて早めの就寝となりました。

翌朝、東向きの窓からは朝日がさんさんと照りつけ、寝ていられなくなったメンバーは5時ごろには行動開始。さすが早朝フライトに慣れているだけのことはあります。
待ちわびた朝食もそそくさと済ませ早速出発! しかし昨日以上の強風で西風。協議の結果、少しでもフライト可能性のあるM峰に向かいました。

午前10時、M峰に到着、日帰り参加のO兄弟とも合流です。
早速機体を組み立てますが、この日は朝から10m/sを超える強風。
先月遠征の教訓からこちらでもかなりの乱気流が予測されました。

ビビってなかなかフライト開始しないメンバーの中で先陣を切ったのは、MutonのK氏。K氏は昨日も悪条件の中精力的に飛ばしていました。
風に煽られながらも危なげないフライト。Mutonは小柄で運動性も良いため悪条件でもコントローラブルです。着陸時にちょっと流されて尾根の向こうに下りてしまいましたが機体は無事回収。
この日注目されたのは三河から参加のちゃーりーさん。1.7mと小型のスケール機ASK-21(ピュア仕様)で強風の中果敢にフライトに挑戦!
時折たたき上げられるように上昇、エアポケットで急降下を繰り返しながらも素晴らしいフライトで最後は足元にソフトランディング。またまた伝説を作りました。

ちゃーりーさんのフライトを見つめるメンバー

「やるなぁ〜」

午後になり風速は15m/sを超え、さすがに立っているのも辛くなったので撤収することにしました。

「こんなに吹かれたんじゃさすがにやってられまへんなぁ・・・」

左から、ミノリッチ氏、筆者CIVIL、Su氏


まだ時間が早いので、霧ヶ峰高原まで戻った一行は実機グライダーの飛行場を訪れることにしました。ここ霧ヶ峰は日本のグライダー発祥の地として、ビンテージ・グライダーや貴重な記録フィルムも展示されています。
やはり強風のため実機グライダーも飛行していませんでしたが、昔の無骨なグライダーから現代の流麗な機体まで、また歴史的に貴重な資料に触れ、由緒正しいこの地でラジコンを飛ばさせてもらっているのだという認識を新たにして、一行は霧ヶ峰を離れて帰途に着きました。


当日の様子などは以下のホームページもぜひご覧下さい。

RC AIRPLANE and GLIDER http://www.geocities.jp/techighlander/rc_index.html

ラジコンライフ 空者 http://www.geocities.jp/planefactory/index.html

本レポートには、ミノリッチさん、kuuzyaさん、ちゃーりーさんの写真を使用させていただきました。
どうもありがとうございました。


  
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