|
|
|
|
コンピューター・プロポ設定術③
ランディング・ギヤの動作速度を落とす
機械式の引込脚を使用している場合、ギアの動作速度が速すぎて実機感に欠ける場合があります。こんなときに有効なのが「GEAR SLOW」又はサーボ・スピードの設定項目。しかし、注意点もあります。
まず第一は、使用するサーボは引込型ではなく、ポテンショメーターを持った通常型サーボであることです。引込型サーボでは動作開始が遅くなるだけで、いざ動作を始めると最大速度で動いてしまいます。
通常型サーボを使うことで作動がゆっくりとなるだけでなく、ＡＴＶでサーボの作動ストロークが調整できるので確実にリンケージをフルストローク動かすことができます。第二には、なるべくトルクのあるサーボを使用すること。動作速度を遅くするとサーボのトルクは少なくなってしまいます。もともとトルクの無いサーボではギアがハングする可能性があり、サーボのギヤ欠けを起こしたり、過大な電流が流れてノーコンの原因にもなりますので注意が必要です。
最後に見栄えの点、例えば実機の脚が作動に１０秒かかるからといって、模型でも１０秒に設定する必要はありません。模型は飛行速度が速いので、脚の作動時間をこんなに延ばしてしまっては脚が上がりきる前に機体ははるか遠くに行ってしまいます。これではせっかくの脚作動をアピールできません。実機とは違いますが、せいぜいフルストローク２～３秒に設定するのがよいと思われます。
何？ 自分のプロポには GEAR SLOW の設定項目がない？
そんな場合にもサーボのスピードをコントロールできるアダプターを自作している方もいらっしゃいます。これ以外にも興味ある電子工作がいっぱいあります。一度ご覧になってみたら如何でしょうか？
 |
 |
 |
||
| TOP | BACK | MENU |
