第24回JFSA中部スタンドオフ・スケール大会

平成19年10月21日

平成19年10月21日、各務原の木曽川河川敷にある岐阜飛行クラブ専用飛行場にて、恒例となりました秋のラジコンスケール飛行機フェスティバルが開催されました。

前日までの強い風もおさまり、秋晴れの絶好の条件の下、約50名の参加者は思い思いに自慢のスケール機を飛行させました。

 

開会の挨拶をする、JFSA市川会長(左)と、飛行の注意事項を説明する古田会員。

 

当日のピットの様子。大小いろいろな機体が並びます。今回珍しい機体は少なかったかな・・・・

前半の注目はジェット機のベテラン、大岩氏です
今回は新作、F−4ファントムで参加予定でしたが、大会前に痛恨の破損。急遽、F−15イーグルを飛行させました。

手慣れたイーグルは素晴らしい飛びを披露。
着陸も安定した進入を見せました。

 

大岩氏のF−15の内部。ジェットの周辺機器やエア式引込脚のシステムなど綺麗に整理されて搭載されています。
どんな機体もこのようにきちんと作りたいものですね。

こちらのファントムは、ベテラン古田会員のもの。91ダクトファン装備です。
今日はご本人がスティックを握り、大岩氏アドバイスの元飛行させましたが、途中で痛恨のエンスト。木曽川の河原に不時着しました。
関西は川西市から参加の益田さんの機体はセスナ310
米トップフライト社の大型ARF機です。

朝のフライトではエンジンの調整が取れずにリタイヤ
2つのエンジンを同調させるのはやはりなかなか難しいようです。
再調整ののち昼から素晴らしい飛行を見せてくれました。

 

ARFでもほぼフルスケール、素晴らしく安定したフライトを見せてくれました。

素晴らしい出来映えの機体には自然とギャラリーが集まります。
スケール機自慢と情報交換、このフェスティバルのもう一つの大切な要素です。

機体は伊藤さんの三菱 神風号

こちらはご存じ、梶山さんの零戦21型です。
テトラのキットを改造したとは思えないスケール感にいつもギャラリーの注目の的です。
飛行も素晴らしく安定して決めてくれました。
本田さんは、大型のパイパーカブJ3で参加。
主翼の上でジェニーちゃんがパフォーマンスを演じる・・・・筈だったのですが(笑)

 

スケール機ではいろいろな工作の工夫に注目が集まります。
こちらはともに春日井市から参加の田口さんと木寺さんのF4Uコルセア
フラップヒンジの付け方を工夫しフラップが大きく開くよう工夫されています。
左が試作、右が改良型だとか。工夫の跡がうかがえますね!

昼休みにデモフライトを行った、超小型PICO JET エンジンを積んだマイクロジェット。
エンジン(システム)は約40万、機体はン千円だそうです(笑)
小型ながら素晴らしいジェットの音を響かせながら飛行しましたが、何故か操縦に異常が発生し遠くの藪の中へ・・・・

2万円の懸賞金?を出して捜索しましたがこの日は残念ながら見つからなかったようです。

「フライトビデオ Micro JET」

今回は事故こそなかったものの、いつもに比べて飛行中のトラブルが多かったことが残念でした。
この飛行場は完全に南向きになっており、秋の傾いた太陽が飛行中も目に入り機体姿勢を見失うこともままあったようです。
こちらのクラブ員さんでもそんな調子でしたから・・・・

来年春はF4C規定に準じた競技会となります。
皆さんはそれまでにどんな飛行機を準備してきてくれるでしょうか? 楽しみです。

最後になりましたが、前日から草刈りや飛行場整備、運営を行っていただいた役員の皆様、どうもありがとうございました。

本レポート中の画像・映像は、Canon IXY Digital 50 にて撮影、
VIX Ver.2.21にて編集加工しました。


  
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