JFSA 2009年 F4Cフライングスケール競技会

2009.5.10

JFSA主催、F4Cフライング・スケール競技会に参加してきました。

開催日の2009年5月10日は晴れて暑い一日となりました。
朝のうちは穏やかで絶好のスケール日和と思われましたが、午後から少々風が吹き出し、順番が最後の方の選手にとっては多少不利であったかもしれません。

JFSA会長市川氏の挨拶
事故無く安全に、という氏の言葉通り、今回は墜落事故も無く、大変レベルの高い戦いとなりました。
今回の目玉?は末広さんが持ち込んだ2機の大型ゼロ戦、有り余るパワーを巧みに操り、余裕のフライトで観客を魅了しました。このぐらいの大きさになるともうラジコンというよりは雰囲気は実機に近くなってきます。ゼロ戦好きの皆さんには「震えが来るような」見ごたえのある飛行であったようです。
大岩さんのジェット機ももうおなじみです。
F4Cスケールの大会にF−4Cファントムで出るという、おしゃれ〜な大岩さんです。
いつものように危なげないダイナミックな飛行を見せつけてくれました。
今回はなんと、タッチ・アンド・ゴーつき!
高速機にとってはリスクのある離着陸を演技に取り入れた大胆さに拍手喝采でした。

昼休みには可変ダクトのEDF、大会終了後には新作機、F−2支援戦闘機のデモフライトも・・・やってくれます!

ベテラン古田選手渾身の作、95式一型練習機乙
溜息が出るほどの丁寧な作り、これぞスケール!水平対向エンジンのサウンドも素
晴らしく安定したフライトで、F4Cのスケールの部優勝をさらいました。

今回、BRCから初出場の宮大工んのゼロ戦です
クジ運が悪く、飛行順が最後から2番目。熱い中、一日中緊張が解けず飛行を待つことになりました。
フライトは離陸直前にメインギヤのストラットが脱落してアテンプト。
再飛行では概ねスムーズに飛行できたものの、着陸前に片方の脚が出ず、胴体着陸を余儀なくされました。
競技会の怖さ、整備の大切さを思い知らされた宮大工んでした。
また挑戦しましょう!

さて、私はと言うと、ラジコンを引退した某氏から譲っていただいたスホーイ26Mで出場。OS FS-120Surpass スーパーチャージャーというレアものエンジンは、10年以上放置されていたためか調子が出るまでに数フライトを要しました。
連休中をその調整に費やしたおかげで、当日はアクロ機らしいダイナミックな飛行が実現しました。

  

こちらは太田さんのGEEBEE R2です。例によっていかにもレーサーらしいピカピカの塗装仕上げ。
正直言って、このタイプの機体がまともに飛んだのは私、見たことがありません。
ギャラリー注目の中、太田さんのGEEBEEは見事に離陸。豪快なパイロンターンを披露してくれました。う〜ん、これぞGEEBEE!
機速が速くてもこういう機体ならば絵になります。

リザルトです

F4Cは見事な仕上げの古田さんの95式一型練習機乙が優勝、気合の入ったフライトの上村さんが2位に入りました。

スポーツスケールの部はジェット機の名手大岩さんが末広さんの大型ゼロ戦を僅差で下して優勝しました

 

F4Cスケールの部
順位 氏名 機体 静止審査 飛行審査 合計得点
古田 稔男 95式一型練習機乙 1700 1101 2801
上村 一久 ニューポール28C1 1431 1077 2508
岡本 順一 デハビランドDH82Aタイガーモス 1268 1121 2389

スポーツスケールの部

大岩 政和 F4ファントム     1096
末広 亨 零戦52型丙     1062.5
小沼 裕之 パイパーJ3カブ     1059

おまけ

大岩さんがデモフライトした、可変ノズル装備のEDF、Su-34フルバック
一昔前ではありえないジェット機の機動に観客は大いに沸きました。
そしてこれがフルセット3万円を切る価格で手に入ると言う事実に驚愕!

Su-34フルバック(可変ノズル装備)(WMV形式 60秒 2.6MB) 

素晴らしい仕上げ、太田さんの GEEBEE R2を壁紙に・・・


本レポートでは、主にGOTOさんから写真をご提供いただきました。
どうもありがとうございました。


  
TOP BACK