JFSA 第21回 中部スタンドオフスケール大会

平成16年5月23日

平成16年5月23日、雨で1週間延期されていた第21回中部スタンドオフスケール大会が開催されました。

実は当日もまたもや雨、朝から降ったり止んだりの天気でしたが大会は決行されました。しかし、1週間延期されたことで、同じ中部地区で開催されていた電動機の集いと重なり、参加者が少々減って40名ほどになったことが残念でした。

あいにくの天候の中、まず全員集合!

さて、今回のトピックスは、難しいダクトのスケールモデルが大変よく飛んだこと、競技には参加しなかったものの、小型の電動機が話題になったこと、スーパースケールを引っ提げて初出場のニューフェイスに期待されたこと、などがあげられます。

JFSAのメンバーが朝から何やら・・・ それは超小型の電動機「震電」 こちらはブルーインパルスT−4

まずは、スーパースケール、大道さんのスホーイ31をご紹介!

実はこれ、ヒロボーのARF機ながらコックピットを大幅にスケールアップ!
計器板などはため息が出るような仕上がりです。
キャノピーも実機どおりちゃんと開きます。
実は彼、昨年の茂木でユルギス・カイリス氏の機体を詳細に見てきたのだとか。
機体の前には、ユルギス氏と2ショットのパネルも展示
ARFとは思えない出来栄えにギャラリーが集まります。

製作者、大道氏はこれからもどんどんスケールアップを施すことを宣言!
本機がどのように進化していくかが楽しみです。

 

いよいよフライトの開始です。フライト中の真剣な表情をご覧ください。
左は上記スホーイの大道選手、右は筆者・木島です。助手はいずれも梶山氏。

大道選手のスホーイはスモークを吐きながらの安定した演技を披露

  

こちらは増田選手の力作、フォッケウルフFw−190A。今日が初飛行という同機は、離陸直後に右に大きく傾いて墜落。失速かと思われましたが、事故調査の結果、なんとエルロンの逆接続が発見されました。
動くことは確認しても、動作方向まではなかなか良く見ていないもの。入念な飛行前点検が必要です。

実はこの機体、F4Cスケールの部 地上審査第1位を獲得していました。大変残念な結果ですが、同選手の来年の奮起をぜひ期待したいです。

 

かわってこちらはスポーツスケールの部に出場の大岩選手のF−16、昨年は脚を出したままの飛行でしたが、今年は引込脚もしっかり作動! ダイナミックな4ポイントロールや、安定した着陸進入に大きな拍手が沸きました。
もちろん、ずば抜けた得点でクラス優勝を果たしました。

もう1機、F4Cスケールの部に参加のダクト機、古田選手のF−18は代理飛行でデモフライトを演じました。
こちらも大変安定したフライトで、本人が飛行していれば優勝も有り得たと思います。そうなると、2クラス総じてダクト機が優勝するという前代未聞の結果になった可能性もあるのですが・・・・・

 

こんなのもあり? という太田選手の紫電改・改??
アンリミテッドクラスのレーサーをイメージして改造してみました、ということで、パイロンレーサーらしいダイナミックなフライトを披露しました。

同機は、先般開催された、RCエアワールドのスケールパイロンレース・West Round において、テイスティクラスでぶっち切りの優勝をさらったそうです。

もう1機参加のパイロンレーサーは、筆者のプラウドバード。
飛行中のスナップはシゲちゃん(大道選手)が撮影してくれました。

うまく離着陸が決まってスポーツスケールの部第3位を獲得! どうもありがとうございました。

当日の機体置き場と参加機のいくつか・・・・

大型機から小型機までいっぱい
「すごいな〜、おっきいなあ〜」

JET(ダクト)機群。手前のHE162は
なんと手作りのファンユニット搭載

鈴木選手のT−6テキサンは
F4Cスケールの部優勝機です

ベテラン小幡選手の
イエロー・ムスタング

地元 岩本選手のパイパー・カブは、

見事な発煙飛行を披露しました

午後になって、時々雨が強く降るようになってきました。飛ばし終えた飛行機は次々と待避させます。

あと少し、ということで競技は続行!
雨の中、送信機を濡らさないように傘をさしかけながらのフライトも

と思ったら、こ〜んなものを作ってきた人が・・・・・

透明なPET板を曲げて作った送信機カバーです。
こんないいもの作るから雨降るんですよ〜〜ねえmaguさん!

リザルトです。
雨の中ご参加の皆さん、どうもお疲れ様でした。
なお、今回のレポート作成にあたっては、「シゲちゃん」から多くの画像をご提供いただきました。
どうもありがとうございました。

F4Cスケールの部 地上審査 飛行審査 総合得点
優勝 鈴木 守男 T−6テキサン 831 979 1810
2位 岸野 俊夫   676 1076 1752
3位 米山 幸信 ユングマン 686 777 1463

スポーツ・スケールの部 飛行審査
優勝 大岩 政和 F−16ファイティング・ファルコン 1060
2位 古沢 敏明 A6M零式艦上戦闘機 1044
3位 木島 浩一 プラウドバード 958

 なお、この飛行場は本大会のために特別に借用・整備されたもので、普段のRC機の飛行は出来ません。もし無断で使用した場合、地元のクラブ及びJFSAなどに多大な迷惑がかかりますので絶対に使用はしないでください。...とのことでしたので、申し添えます。

本レポート中の画像は、Canon IXY Digital 200a にて撮影、
VIX Ver.2.21にて編集加工しました。


  
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