第24回JFSA中部スタンドオフ・スケール大会

平成19年5月20日

恒例となりました中部スタンドオフ・スケール大会のレポートです。

例年、春の大会は伊勢で行われるのですが、今回は都合で各務原の岐阜飛行クラブ専用飛行場にて開催されました。
当日は良く晴れ上がったものの朝から強風が吹き荒れ、開催が危ぶまれたものの、約50名の参加者はこの風に負けることなく存分にその腕を発揮しフライトを行いました。

恒例の開会前のミーティング風景です。

開会式終了後、フライトはスケールB(スポーツスケール)の部から開始されました。
写真は2番手、三津井選手のフォッカーDR−7。

このような古典機はかなり風の影響を受けてフライトが大変だったようで・・・
かなり乱気流に翻弄されながらも無事に帰還しました。

飛行風景、遠くに138(一宮)タワーが見えます。

草地や芝生の飛行場が多い中、ここ、岐阜飛行クラブ専用飛行場は、ご覧のように転圧された土の滑走路を持つ珍しい飛行場で、ダクトファンやジェットモデルなども離陸出来ます。

宮城選手のPT−17ステアマン

強風の中、大変安定したフライトでした。
(タイトル写真にも使わせていただきました)

スケールA(F4C)の部は地上審査が開始されました。

ベテラン山本選手の96陸攻はニッポン号仕様。電動モーター双発の小型機ながらしっかり作りこんでありました。

スケールAのエントリーは6名でした。
審査用のドキュメントを準備しなければならないので一般的にはちょっと敷居が高いようです。

同じく、スケールAにエントリー、山下選手のパイパーカブ
こちらも02エンジン装備の小型機です。
カットモデル風、透明フィルム仕上げの同機はF4Cルールの「スケール」とは言えませんが、繊細なリブ組みや張り線、そのまま動作するかのようなダミーエンジンの作りこみは溜息もの。新しい試みとして注目を集めていました。
こちらはご存じ、西三河FCから参加、maguさんのゼロ戦21型
スケール大会の常勝機です。

かなり年季の入った同機は今回の出場を最後に引退するとか・・・

そのmaguさんがゼロ戦の引き込み脚を整備中です。
脚柱が緩んで曲がってしまったようです。
いつもダクテッド・ファンの戦闘機で素晴らしいフライトを見せてくれる大岩選手
今回は新作F−4ファントムで挑戦です。
高速・高翼面荷重の機体はこの風の中比較的有利であったかもしれません。そのような条件を差し引いてもさすがのダイナミックなフライトでパターンをきっちり決め、スケールB優勝を勝ち取りました。 

その大岩選手は昼休みにジェットエンジン装備のF−15イーグルをデモ飛行。
エンジン始動に多くのギャラリーが集まります。

まだまだジェットは危険という考えも根強い中、パワフルかつ静かで安定したフライトはその信頼性を十分にアピール出来るものでした。
ジェット機が市民権を得るのもそう遠くないかもしれません。

「フライトビデオ F−15イーグル」 

この大会ではおなじみ、小幡選手のイエロームスタング
もう10年以上飛ばしこんでいる機体ですが、年月を経てくすんできた塗装にも味があります。
今回は強風により残念ながらフライトを諦めました。

スケールAのフライトは午後一番に予定されていましたが、朝からの強風が収まらず関係者で協議の結果フライトのみ中止、静止審査の点数のみで順位を決定することとなりました。

優勝は写真の派手なタイガーモス、ベテラン岡本選手の作品です。その作りこみはさすがの一言。
また、岡本選手は、スケールBの部でもゼロ戦22型で準優勝を果たしました。

スケールA準優勝は、NMFCの梶山選手が食い込みました。(写真)
3位は、スケルトン・パイパーカブの山下選手

成 績

  F4Cスケール(スケールA) スポーツ・スケール(スケールB)
優勝 岡本順一 DH-82A デ・ハビランド タイガーモス 2317.5 大岩政和 F4Cファントム 1122.0
2位 梶山忠則 零式艦上戦闘機21型 1964.5 岡本順一 零式艦上戦闘機22型 1060.5
3位 山下一郎 パイパー J−3C−65 CUB 1812.9 木島浩一 ランスエアー360

991.0

筆者CIVILは昨年に引き続きランスエアー360でスケールBの部に出場、こちらも高翼面荷重の高速機で、小さいながらも比較的有利かと思われましたがさすがに条件が悪すぎました。
着陸直前にあわや墜落かというほどの煽られかたで、大岩選手(F−4)、岡本選手(ゼロ戦)の後塵を拝する第3位と涙を飲みました。

今回はスケール機の大会としてはかなりの悪条件で、50名中16名の選手がフライトを棄権しました。
それでも果敢に飛行を行なった選手はそれぞれに素晴らしく、墜落機はゼロ。メカトラブルもなくとても良い大会となりました。
迫力満点のジェットモデル、緻密な工作の超小型機など、模型の幅も広がってきたように思います。
次回は秋のフェスティバル、またどのような機体が私達を魅了してくれるでしょうか? 楽しみです。

本レポート中の画像・映像は、Canon IXY Digital 50 にて撮影、
VIX Ver.2.21にて編集加工しました。


  
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