「緊急インプレ」

China Model Products "Discus CS"

2006年9月30日


クイックからこのたび新発売された、CMPro 社の Discus が到着しました。

大変リーズナブルな価格設定のスケールグライダーということで、大変本機に興味を持たれている方も多いと思われます。果たしてその出来映えは?品質は?
今回、「ポチッ」とするのを躊躇ってしまった方々のために、独断と偏見による緊急インプレッションをお送りします。

「関連の WEB PAGE」

輸入販売元 クイック http://9129.co.jp
製造元  China Model Products http://www.cmpairplane.com/

 

さて、楽しみにしていた Discus はこんな箱で届きました。

出荷開始がアナウンスされた翌々日早朝です。早いっ!さすが黒猫さん!

ちなみにこの会社、よくスペルミスがあります。
ディスカスの "s" がひとつ多いっ!

(付属のデカルは正常です、念のため)

胴体は薄いクッションシートで覆われてビニール袋に入っていました。
非常に綺麗に塗装してあり、出来は上々。Omei、Mouton と同等です。

薄いデカルが貼ってあり、その上からクリアがかかっています。
ただしこのデカル、上からメンディングテープを貼ると簡単に剥がれてしまいますので注意
が必要です。(他機で経験あり!)

主翼はバルサリブ組みにフィルム貼り。
このようにちょっと厚翼を採用しているので剛性は高いです。

出来映えは悪くないのですが、使用しているフィルムは薄く、バルサの木目がちょっと見えて
しまっています。
出来映えはこれまた Omei、Mouton を想像して頂ければ・・・

上記、台形の穴から翼内部を覗いたところです。
カンザシ受けのグラスのパイプが青い接着剤で固定されているのが見えます。これも Omei や
Mouton と同構造。
結構、接着剤がほかに流れちゃってますね〜〜、大丈夫かしらん?
カンザシです。
情報では 6mm カーボン・パイプということでしたが、どう見てもムクのカーボン棒です。
長さは600mmあって十分ですが、やはりちょっと細い感じがしますね。
カーボンは衝撃で折れることがあるので、鋼鉄製に換えようかどうか思案中。
過去のモデルでは「左右の主翼の長さが違う!」とかいう話もありましたので比べてみました。
中央リブは左右ぴったり合います。
長さもほとんど違いはないようです。
チョット見にくいですが、翼端はグラスファイバーでウイングレット状に加工されています。

片翼1265mm、胴体幅100mm、したがって翼長は2630mmとなります。でかい!

胴体内にはすでに胴枠とカンザシ受けが接着されています。
あまり綺麗な接着ではありませんが、まあ問題なさそう。
そのままスパスパッと組めたのですぐにタイトル写真のような状態になりました。
キャノピーとコックピット。
周囲を綺麗に切って胴体に合わせる加工が必要です。
ケガキ線が入っていますがこれを信用すると痛い目に遭うことがあるので要注意!
胴体内は広いのでコックピット床を切り取ってスケールアップすることは可能。
ただし、青いキャノピーが・・・・気にいらん!
リンケージパーツがないなぁと思っていたらこんな所に隠れていました。
果たしてその出来具合は???
だんだん精度が上がってきているようでこのまま使えそうです。
主翼は3mmのサブカンザシをイモネジで締め付けて止める方式です。凝ってます。

ちなみにそのサブカンザシはリブを1本しか通っておらず、主翼の曲げ強度には貢献して
いません。荷重はすべてカーボンカンザシ1本で受けています。

パーツで一番感激したのがこれ。
コントロール・ホーンとアジャスター・チップ
奥に置いたウィング・サーボと比べてもわかるでしょう、適度に小さく、使いやすそう。
エルロンサーボ、エレベーターサーボのカバーです。
穴開け加工済みで塗装済みなんですよ〜〜
各パーツの重量を測定してみました。

主翼は左右ともほぼ同じで205g、 計410g

水平尾翼、ラダーもフィルム貼り完成、綺麗です。45g
胴体+キャノピー、厚塗りの割りには以外と軽く、380g
リンケージパーツ一式、83g

ここまでしめて918gです。
ピュアで作って1200g、モグラにして1500gといったところでしょうか?
さて、どこまで手をかけるかですね〜〜

 


  
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