CIVILのRC飛行機工房

こんなもの作ってみましたB

パソコン用電源を充電に!

2006年5月4日


動力バッテリー充電用の親電源として使っていた自作の安定化電源を先日ふとした不注意から壊してしまいました。
12Vバッテリーをフローティングチャージしようとして、+−逆接してしまったのです。はい、保護回路のない自作電源は一発で死んでしまいました(涙)
仕方なくその日から親電源には12V鉛バッテリーを使用していたのですが、リポを3本も充電すると今度は親バッテリーを充電する必要があります。これは何とも効率が悪い・・・・
そんな時、親電源としてパソコン用のスイッチング電源が使えるという話を聞き、早速試してみました。
手元のジャンク品を探るとありました、ありました。
キューブPC用のスリム電源、150Wと小さいものですが、これでも12Vラインは5Aも取れます。いけるかも???

 

まず動作チェック、
マザーボードに行くコネクターのうち、爪のある方の左から4番目(PS-ON)のラインと隣の GND の黒いラインを導線でショートさせます。これで電源が入ればOK!
12Vはハードディスクなどを接続するコネクターの黄色+と黒−から取ります。
無負荷で電圧を測ってみると10.6V、チョット低いですね〜大丈夫でしょうか?

手持ちの充電器、エンルートのenLipoチャージャーを繋ぎ、2100mAHのLipoを充電してみました。2Aほど電流が流れると電圧は何故か11Vまで上昇します。これも???
充電自体は正常に行えるようです。
このあと、アパッチのスマートチャージャー、KOのBX−202も試してみましたが問題ありません。
どうやら使えそうな見込みを得たので、余計なコードを切り落としたり束ねたりしてまとめ、充電器を繋ぐための端子を作ります。
電線の先を半田で固めて板に固定し、ワニ口クリップを挟めるようにしました。これだけで十分実用になります。

電源の外装はマイナスにアースされていますので、ケースとワニ口の+は触れないように気をつける必要があります。
念のため、ケースの回りにはポリエステル・テープをぐるぐる巻きにしておきました。

本改造の情報は、RC飛行機実験工房さんの記事から頂きました。

「注意」

・電源によっては、+5V、+3.3Vラインにある程度の負荷がないと安定して働かないものがあるらしいです。
・スイッチング電源のリップルが充電器に悪影響を及ぼす可能性はあるそうです。
・充電器によっては、電圧低下により保護回路が働き充電を停止する例があるようです。

以上のような情報がありますので、試す方は自己責任に於いて行ってください。

本ページの画像は、Canon IXY Digital50 で撮影、
VIX Ver. 2.21で加工し、作成しました


  
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