CIVILのRC飛行機工房

パークプレーン「フォッカー50」

2003年5月2日更新


先日ボウリング大会の賞品でもらったパークプレーンを組み立ててみることにしました。
パークプレーンといっても侮るなかれ! なんと、地元・中日本エアライン、フォッカー50のスケールモデルなのです。
パッケージを開けて、
発泡スチロール製の胴体、主尾翼やパワーユニット、バッテリーと充電器、それに親切な取説はもちろん、プロポ?まで入っているフルセットです。これだけですぐに飛ばせる!
まずは、充電に3時間かかるというバッテリーの充電を開始。その間にきっと組み立てが終わることでしょう。
まずは尾翼周りの組み立て。
といっても、尾輪と水平尾翼を胴体に差し込みテープで固定するだけです。
しかしこの尾輪のパーツ、水平尾翼の支えも兼ねていて、お互いががっちり食いついて取れないようになっています。よく出来ています。

 

次に、2台のモーターが載った主翼中央部を胴体にはめ込みます。えっ?はめ込むだけぇ??
そして、モーターの動力コネクタを受信機に差し込みます。左右と+−が色分けされているので間違いようがありません。よく出来てます。

別に外す必要はなかったのですが、ビス止めされているカウリングをちょっと外してモーターを拝ませてもらいました。なんと、ギアダウンです!プロペラは単なる差込みではなく、スピンナーにネジが切ってあり簡単に飛んでいかないようになっています。まったくよく出来ています。
主翼をこのパワーユニットに被せて、ゴム掛けで固定します。なるほど、これで胴体・パワーユニット・主翼が一体化するわけですね。おまけに取り外しも簡単。
フォッカー50の背中のラインを合わせれば、簡単に主翼が曲がらず正確に取り付きます。
最後にメインギヤを差し込みます。
また差し込むだけ?? でも土台となるプラスチックがとても粘りのある材質で、簡単に外れそうにありません。いやはやよく出来ています。

 

完成!どうですかこの勇姿!
胴体・垂直尾翼の赤いラインはシールではなく塗装されていてとても高級感があります。
かなりデフォルメされていますが、スマートなフォッカー50の雰囲気をよく出しています。立派なスケール機です。
ここまでたった30分、デジカメで写真を撮りながら進めていましたから、普通に作ったら20分もあれば出来てしまいそうです。

  

送信機は2チャンネルでモーターのみの制御です。
左のスティックを上に上げてモーターON、下げてOFF。右のスティックを左右に倒すことでどちらかのモーターを止めて旋回・・・・・
と思っていたら、なんとこれ、アンプが入っています。そう、単純なON−OFF式ではなくてモータースピードが制御できる高級品です。いやはや、まったくよく出来ています。
こんな製品が1万円以下で市販されるようになったんですね。ビックリです。

やっと充電が終わったバッテリーを搭載し、テストランをやってみました。
2つのプロペラの共鳴音が心を刺激します。テスト飛行は来週、かな?

2003年5月2日

しばらく部屋に飾ってあったフォッカー50ですが、ついにデビューの日が来ました。
場所はいつもの「岐阜模型飛行場」です。この日は快晴微風、試験飛行にもってこいです。
満充電した電池をセットして、まずはグライドテスト。おおむね真っ直ぐ滑空するのを確かめ、スイッチON! フォッカー50は軽やかなモーターONを残して上昇してゆきました。

・・・とここまでは良かったのですが、これ、旋回が極端に難しいです。
左右のモーターの出力差で旋回するわけですが、左はどうも旋回に入りにくく、逆に右はすぐに切れ込んでスパイラルに入ろうとします。
右回りプロペラを搭載しているので、本来ならば反対のような気もするのですが、左右のモーターにばらつきがあるのかもしれません。

そうこうしているうちに、右旋回中にちょっと大きい機首下げになってしまいました。
エレベーター装備のないフォッカー50は、こうなるともう回復できません。
すごいスピードで地面に突っこみ、右翼を破損してしまいました。

ううむ・・・これはどう考えても初心者には難しいでしょう。
ちょっと離陸してはすぐ降ろし、ということを繰り返して徐々に慣れていけば飛ばせるようになるかもしれませんが。
簡単そうな本機で若いお姉ちゃんでも釣ってやろうという目論見はもろくも崩れ去りました。(笑)

そのうち、破損した右翼を直し、もう一度再調整をしてトライしてみたいと思います。

本ページの画像は、Canon IXY Digital 200a で撮影し、
Paintshop PRO 7.0 で加工し、作成しました。  


  
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