OK Model Grunau Baby IIB

2026年2月1日


無人航空機に対するいろいろな規制により、100g以上の機体はすべて機体登録の義務が発生するようになって久しい。
そこで、登場したのがいわゆるU100と呼ばれる、100g以下で完成する機体。そしてこれが結構良く飛ぶのである。
いつも行くスロープで、通常機が飛べない微風の条件下でもU100機がいっぱい飛び回っている光景もしばしば。
私も作ってみようかな? そして、どうせ作るならやっぱりスケール機がいいな!


先日、生石高原で山下さんが持ち込んでいた機体がコレ、グルナウベイビー
小さくてもなかなかスケール感あふれる本機は私の制作意欲を掻き立てました。

「カッコいいですね〜、それ、どこで手に入るんでしょうか??」
「これはね〜、大阪のOK模型というところが作ってましてね」
「ほらそちらに社長さんがいらっしゃるから、欲しいって言えばすぐにでも」

なんてノリノリでアホな会話(ほんとは全部知っている話)
で、後日、OK模型のダイレクトショップで無事入手できました。

キットを開けてビックリ! レーザーカットされた厚さ2.7mm〜1mmのバルサ、べニヤがこんなにぎっしり!
これで100g以下に収まるんでしょうか??いよいよ製作スタートです。


この機体に使用するメカはこちらです。
新規に購入したのは、3.7gのサブマイクロデジタルサーボ×4、1セルリポで動作可能な優れモノです。
手持ちの受信機はコロナのR6SF、フタバFHSS互換の6チャンネルで、1セルで動作するのは他機で
確認済み。電池はリポ1セル400mAh、マイクロヘリに使用していたものですがまだ新品同様!
まずいつも私が始めるのは、これらのメカを台下で動作チェックをすることです。
サーボのニュートラル、動作方向を確認し、必要な基本のミキシングを設定してしまいます。
今回はエルロン2サーボ仕様、着陸時のバタフライとエルロン→ラダーミキシングを設定します。
それにしてもこのサーボ、静かでスムーズに動くこと!ニュートラル付近でのうなりもありません。
以前他機でこの間に初期不良を発見したこともあるので、これは重要な工程と言えます。
さて、肝心のキット製作は、まず主翼から始めました。
スケール機だけあって、結構凝った作り、それに部品が小さい小さい!
細心の注意を払いながら組立を進めますが、ちょっと気を抜くと細い部品をポキポキ折っちゃいます。
やばいやばい、どんどん接着剤で重くなりそうです。 
製作中の主翼
下がリブ組みに下面のプランク材を接着したところ。一応リブに足が付いていて、定板の上で接着
すれば捻じれが出ないようには出来ています。
そして、上が上面のプランクも接着したところ。このあと翼型に成形してエルロンを切り離します。
生地完になった主翼は左右で18g
次は水平尾翼と垂直尾翼、構造が凝りすぎ〜〜
普通なら、バルサシートから抜いて肉抜きの穴でもあけるところ、爪の先ほどの小さな部材を接着して
作っていきます。特にラダーは捻じれないように細心の注意が必要。
うーむ、接着剤の分、バルサシートを抜くより重くなっちゃうんじゃないか??
このあと前後縁をサンディングして成形し、生地完で4g、まあまあか?

次は胴体の製作です

胴体の製作です。
まず、サーボベッドと前後の胴枠を組み、側板に「仮付け」するようにありますが、「仮」とは言っても
瞬間で着ければもう動きません。ここは「組む」だけにしておいて、胴体のねじれやゆがみが出ない
ように保持しながら、接着してしまいます。
胴枠と縦通材を組み込んだ胴体。この状態で12gです。
このあと、上下のプランクを行うのですが、その前に(中に手が入る状態で)ラダー、エレベーターの
プッシュロッドを組み込んだ方が良さそうです。
というわけで先にサーボを組み込み、プッシュロッドのパイプを通しておきました。
上下のプランクが終わり、胴体は丁度30g、このうち、2つのサーボとプッシュロッド(カーボン)は10g
です。

このあと、サンディングも終わり、主尾翼を仮付けし重心測定。それぞれのパーツとメカで全備85g
どうやらバランスウエイトも必要なさそうなので、機首のブロックを成形し接着します。

仕上げは手持ちのニスで全体を着色し、クリアのフィルム(E-ライト)を貼ります。
写真はニスを全体に塗ってみたところ。重くならないよう、ごく薄く塗っていますが、表面に瞬間が
はみ出したところがはじいて白く残ってしまいます。製作の下手がバレる・・・・
フィルム貼り前の重量測定では、2g増えて87g フィルムでどのぐらい増えるんだろう?
機番などを入れるためには転写シールを使いました。
画像が裏焼きになっていますが、これはこの印刷面を塗装面に転写するためです。
このシールは水に濡れたり擦れたりすると剥がれてしまうので通常はクリアをかけて保護するのですが、
今回はこのシールを貼った後に上からフィルム貼りをします。
フィルムを貼り終えた胴体とハッチ。転写シールで入れたネームが見えます。
ハッチは生意気にマグネットで止めるようにしました。出来ればテープなどは使いたくないので・・・
主翼、尾翼もすべてフィルムを貼り終え、リンケージを開始しました。
ヒンジは、E-ライトフィルムをそのまま使ったフィルムヒンジです。
エルロンサーボはやや厚くてかなり主翼下にはみ出してしまっています。ちょっとみっともないですね。

ここでもう一度重量チェック。フィルムやマグネットなどの重量が増えて94g。まあまあかな?
少しバランスウエイトを積む必要が生じても大丈夫でしょう。さあ、あともう少し!

尾翼回りです
垂直尾翼(ラダー)のみ、白のフィルムで仕上げました。ちょっとアクセントは必要!
60'sの別バージョンのロゴを貼って演出。古典機には合ってます。

ここで、全体のバランスを取ると重心がやや後ろに行っていることが判明。
この白フィルムがまずかったかな・・・
機首のバルサブロックを一旦切開して、ウエイトを5g埋め込みます。

重量を再チェック。
すべてを秤に乗せて表示された数字は??

なんと、99g! セーフです。

そして?もう一つやることがあった!

小さくてもやっぱりスケール機ですからね〜、パイロットが欲しい!
ということで、発泡スチロールと紙粘土でそれらしく作ってみることにしましたが・・・・
正直めちゃくちゃ難しい、元々センスがないうえに、小さい小さい。細かい造形はまったくできず、
何とか形を作って色を塗って誤魔化す作戦ですが・・・・
出来上がり!
やばい、近くで見ると化け物みたい(笑)
水性ニスで着色して重量は測定誤差内!

グルナウ・ベイビー遂に完成です。
ん〜〜土手ソアか何かで調子を見てみようかな!


  
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