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各サーボは搭載され、リンケージも完了しています。
トーイング用のフックも取り付けられ、ミニサーボで作動するようになっていました。
胴体内のリンケージを見ると、おおむねきちんと作られていて、問題は感じられません。
エレベーター、ラダーのリンケージは、長いロッドに少しガタや撓みがあるものの、そのままでも行けるレベル。その辺は手を加えないこととしました。
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受信機に、JR RD731 を選択し、5セルのニッケル水素電池とともに搭載します。
最近の経験で、全サーボを作動させたとき、4セルでは電圧降下が大きく、受信機が動作停止してしまう例があったからです。5セル(6V)であれば、電圧降下が起こっても最低動作電圧を切ることはありません。
全サーボを繋いでプロポ側の設定をし、グリグリと動かしてみます。
ここで、エレベーターサーボがハンチングして止まらない事象を発見。
サーボが古くなっているせいか、4.8V仕様の通常型サーボに6Vがかかっているせいかもしれません。
これは手持ちのサーボと交換しました。 |
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同系列機のディスカスを所有している友人のアドバイスで、エレベーターの舵角は大きめに設定。エルロンのディファレンシャルは50%とし、さらにラダーにも40%のミキシングを入れました。これでスムーズに旋回してくれるものと期待。
ランディング・モードではフラップを約60°ダウン、エルロンを約30°跳ね上げ、ブレーキ効果を狙います。
エレベーターはミキシングで1.0mmほどのダウンにしていましたがこれは全くの不足。飛行後に2.0mmダウンに修正しました。
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機体の黄ばみは、プラスチック専用クリーナー、Plexus
Cleanerで磨くことでかなり改善されました。
といっても新品には程遠いですが、そこそこ年季を感じさせる色合いということで・・・(笑)
パイロットには、以前Saltoに搭乗していたデール君を起用。目がくらむほどの谷底から生還した実績を買っての搭乗です。手芸用のリボンからシートベルトとショルダー・ハーネスを制作し、座席にしっかり縛り付けます。 |
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さて、この状態で重量は1520g、軽いです。
浮きは良さそうですが、乱流の強いスロープで安定して飛ぶでしょうか? |
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5月25日、初夏の一里野スロープ・ミーティングでデビューです。
好条件の中、助手の手を離れたVentusは軽々と上昇していきます。
エルロンの効きは悪く、遅れてのったりと旋回に入る感じです。しかし、変な滑り癖はなさそうです。
主翼が長いせいで、こんなものかもしれません。
縦はかなりの頭上げ癖があり、エレベーターはダウントリムをいっぱいに取りました。
機体の安定性から考えて、重心が後ろ過ぎとは思えないので、水平尾翼の取付角をさわる必要があるかもしれません。
ランディング・モードでもかなりの頭上げが発生し、ダウンミキシング量を増やしました。(前述) |
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さて、まだ操縦性がいまいちで気を使うVentusですが、さすがにスケール機。目の前をローパスさせると惚れ惚れとする存在感です。これは良いものを手に入れました。
次はいよいよ、トーイングに挑戦です。
軽量な本機はそのままでもトーイングに使用できそうですが、それではさすがにスケール機として面白くありません。そうです。タイヤがついていないのです。そこで、実機同様の引込脚を装備する検討を行いました。
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