平成23年6月12日

 去る6月12日(日) 恒例の琵琶湖水上機大会が開催され、尾西ラジコンクラブからは6名のクラブ員が参加しました。
 毎年、梅雨の時期に開催される同大会ですが、不思議と中止になったことは少なく、今回もどんより曇った空の下ではありましたが、強い風もうねりも少なく、競技終了まで雨が降ることはありませんでした。

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競技に先立ち、「めいじん」カシオペア加藤氏の目慣らし飛行です。
演技解説には、なんと、CIVILが借り出されてしまいました。
「タッチ・アンド・ゴーは水面で跳ねないように、今のは2回跳ねましたので2点減点ですね〜」と調子に乗って解説。後から自分の演技の採点が辛くなったとか、ならなかったとか・・・・
BRCトップバッターは初級出場の宮大工んです。
新婚のマキちゃんが見守る中、所長からお借りしたシーハンター45で優勝を狙います。
しかし、大会の雰囲気に呑まれたか、緊張でガチガチ、演技も決まりません。
結局、昨年から順位を上げることができず、辛くも3位に入賞しました。
中級出場は、ishiさん、所長さん、B-31Superさん、そしてCIVILです。

所長の機体はどうもトリムが合っていなかったようで、傾きながら飛行する機体を手で押えながらの苦しい演技。タッチ・アンド・ゴーが本当のタッチだけになってしまいました。

中級で操縦するB-31Superさん、助手はCIVILです。
概ねいい演技だと思いましたけどね〜、緊張からか、ちょっと精彩を欠きました。
ほんのちょっとのことで厳しく点に響いてくる、それだけ皆さんのレベルが上がったということでしょう。
CIVIL機は、先週から気になっていたエンジン不調がだんだん悪化、アテンプトの後、可能な範囲でエンジンを再調整して飛行しました。
演技中もどうしてもエンジンの息つきが気になり集中できません。
わずかのミスで入賞を逃す結果となりました。

 

オープン級参加のishi会長、機体はおなじみの「紅の豚」サボイヤS-21です。
今回、エンジンをSAITO 4C-120に換装、大幅なパワーアップを図り、戦闘飛行艇らしいダイナミックな飛びを見せてくれました。
着水前のすってんころりんはご愛嬌? 被害が無くて良かったです。(連続写真 by B-31Super)

   

オープン級でスカイコメット45を飛行させた森さん、
参加することに意義がある?ということでのびのびと飛行、次回はぜひスタントで
の活躍を期待しています。

  

オープン級は、素晴らしいスケール機が多く飛行しました。
曽我選手のエトリッヒ・タウベは実機同様、ワイヤーで翼を支える凝った作り、舵面の作動もワイヤーです。
かなり飛行が難しそうと想像しますが、当日は波、風も穏やかで、優雅にゆっくりと飛行し、見事優勝を飾りました。

  

こちらは谷崎選手のCL-215はバルサ製の自作で、しっかりと細部を作りこんでいます。
引込脚も実機どおり作動する力作です。すでに数回の飛行に成功しているそうで、すっかり手に入った様子の安定したフライトに場内が沸きました。

この機体、カナダの消防飛行艇の原型機で、ピストンエンジン双発のとても古いモデルです。
昨年CIVILが飛行させたCL-415は、本機をベースとしてエンジンをターボプロップに換装してパワーアップ、強大なエンジントルクに対応するために、翼端や水平尾翼にフィンなどを追加した機体です。

→ CIVILのCL-415

こちらは、仲井選手の大型単発機、PT-19の水上機仕様
ゼノアの26ccガソリンエンジンでダイナミックに飛行しました。

戦い終えて・・・・

尾西メンバーでの入賞はこの2人。
宮大工んが初級で3位入賞、B-31Superは中級の入賞は逃したものの、オープン級の自由飛行でダイナミックな低空ローパスを披露! 並みいるスケール機を押えて3位に入賞しました。

本レポート作成に当たっては、B-31さんの写真を使用させていただきました。
どうもありがとうございました。(文責:CIVIL)