By BLUE
「第1話」
シュッ・・・・・、シュ、シュッ・・・、シュッ・・・・
6畳程度の子供部屋に響き渡る、足踏み式の空気ポンプの音。
ボクは今、テレビの罰ゲームぐらいでしか使わないような、大きな赤い風船を膨らましているのだ。
そして、異常に興奮している・・・・・・・。
破裂しそうなスリルも少しはあるが、ポンプを踏むごとに、どんどん空気が入って、巨大に膨らんでいく風船そのものに、欲情してしまっているんだ。
・・・・・・・・、つまり、ボクは今、オナニーをしているのであった・・・・・。
ボクの名前は日向真琴、中学1年生。
誕生日が12月なので、まだ12才。
体もあんまり大きい方じゃない、いや、はっきり言ってチビだ。
でも、あそこの大きさはこの年にしてはかなりのもんらしい。去年の修学旅行のお風呂の時、友達数人とくらべっこしたら、なんとボクが一番大きかったんだ。
これで毛がボーボーなら完璧なのだけれど、そう上手くはいかないみたいで、まだ生えてない。
この大きななあそこが、自慢でもあり、コンプレックスでもある。あぁ、自己紹介をしてる余裕なんかなかった、今ボクはオナニーをしているんだった。
ベッドに腰掛け、もちろんズボンとパンツは脱いでる。Tシャツ1枚の状態だ。
風船は、もうボクの頭より大きくなっている・・・・。でもまだまだ。
この風船はもっと、もっと、もっと大きく膨らむんだ・・・・・・。
ボクは何かにとりつかれたように、足踏みポンプをこぐ。
シュッ、シュッ、シュッ、シュッ・・・・・・・・、かなり大きくなってきた。
もちろん興奮しているわけだから、あそこも風船に負けないくらい、パンパンになってきている。
ボクは左手で、ポンプのホースと風船の繋ぎ目を持ち、右手で自分の風船をさわっている。
巨大な赤い風船は、もう限界近くまで膨らみ、洋梨みたいな形になって、色も透明感が出て、まるで宝石みたいにきれいだ。
これ以上膨らますとと割れちゃうので、左足をポンプの上から降ろし、パンパン状態の風船を見つめながら、右手を激しく動かす。
「ふうせん・・・・、はぁ、ボクのふうせん・・・・、こんなに・・・・・、おおきく・・・・・・。」
ボクのあそこはもう限界に近くなってきて、ふと風船から目線を外し、自分のを見ると、ふとももに軽くはさんで固定した風船に負けないくらい、今にも破裂しちゃうんじゃないかってくらいに膨らんでいる。
「すごいよぉ・・・・・、ふうせん・・・・、こんな・・に・・・、あぁっ!!!」
びゅっ、びゅびゅっ、びゅっ。
ボクのあそこは、この大きな赤い風船に負けないくらい膨らんで、爆発してしまった。
「はぁ・・・・・、はぁ、はぁ・・・・、」ボクはしばらく射精の快感の余韻に浸っていた。
そして我に返ると、風船とポンプのホースの繋ぎを解き、風船が部屋中を飛び回らないように、吹き口を持って、しぼませた。
ぷしゅぅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜。
これだけ大きな風船だと、空気が抜けきるのもちょっと時間がかかる。
その小さくしぼむ仕草も、快感の余韻を感じさせる。
「はぁ〜〜〜〜、きもち・・・、よかったぁ〜〜。」
ボクは思わずそうつぶやき、ティッシュで後始末をし、ブリーフとズボンを穿いた。そして、限界まで割れずに頑張ってくれた赤い風船に、「気持ちよかったよ、ありがとう」と心の中でつぶやきながら、
袋の中へ戻し、ポンプと一緒にベッドの下の引き出しにしまった。
あの袋の中には、バルーン・ショップでないと扱っていない、16インチや20インチ、24インチなどの大型の風船が、何十個も入っている、色も、大好きな赤だけでなく、青、緑、オレンジ、ピンク、黄色、水色などが揃っている。
バルーン・アートに興味がある子は別として、こんなにたくさん風船を持っている中学生は、ボクくらいのもんだろう。
快感の余韻も一段落ついたところで、「こんなやり方、異常だよな」と、ちょっと悩んだりもする。
友達にも誰一人、ボクが風船に興奮するなんて事を話したコトなんか無い。
セクシーな女性とすれ違っても、何にも感じないのに、小学生くらい女の子が、どこかでもらったヘリウム風船を持って歩いているのを見ると、すごく興奮してしまうこともある。ボクって、やっぱり変なのかなぁ?