平成16年8月1日、恒例の霧が峰遠征に参加してきました。
数日前からの迷走台風の影響が心配されましたが、遠征当日の霧が峰は見事に晴れ!参加した8人のメンバーは存分に山を堪能しました。
さて、今回富士見台に到着するとなにやら他にもグライダーを持ったメンバーが・・・なんでも東京から来たグループということで、全国各地を遠征して回っているんだとか。ここ霧が峰富士見台で他のグループに会ったのは今回が始めてです。
われわれ8名とこのグループ12名を合わせて総勢20名という賑やかな日になりました。(こちらが劣勢ダ・・・)全員のバンドを確認し、同時在空は各グループ3機までというルールを定めてからフライト開始です。

まずは三浦氏。朝、開口一番、「今日は送信機持ってるぞ」と言われてしまいました。(笑:こちらを参照)

新作機、サーマル工房の「アーバン」を抱えての参加です。尾翼の肉抜きが特徴的ですね。最近のレーザーカットのバルサキットではこのような緻密なパターンも難なく表現できます。クリヤーのフィルムで見事に仕上げられていました。

三浦氏の「アーバン」がフライト中。
大きなマスクは花粉症予防?ではなく、日焼け防止策だとか。でも暑苦しくない?
久しぶりに参加の太田氏です。筆者とは初参加のとき以来じゃなかったかなぁ・・・
この小さい機体がクルクルと良く飛ぶ!

今回は太田氏のご協力でマイクロバスを1台借り切り。みんなで和気藹々、とっても楽しい移動でした。

お次は南谷氏、こちらも新作のキャラウェイ・・・じゃなくて、シナモン・・・でもない、カルダモン・・・でもなくて、「ターメリック」だ!
(OKからはこんなにいっぱいグライダーが出てるのね!)

今回はマイクロバスの運転手どうもお疲れさまでした。m(__)m

その?キャラウェイを整備中なのが、Viper佐藤氏。
なに〜?今ごろ割り箸からカンザシを作ってるって?? 大丈夫かいな・・・
案の定? 飛行機は遠くの峰に消えてしまいました。合掌!

 

今回は遠くまで機体捜索に行ったメンバーが多数。
太田氏の場合は、人の機体を自分の機体と誤認し、必死に操縦していたケース。幸い、目撃者がおり墜落場所がはっきりしていたので回収することができました。(左)

林氏は Phinpy で練習していましたが、機体姿勢が判らなくなりダウンを打ちすぎて空中分解!「Phinpy でもバンザイするんだー」というミョ〜な感心が・・・
こちらも深い谷底から無事回収してきました。(右)
「でもだんだん面白さが判ってきた!」という林氏。次回はきっとビールを飲んでいるだけではないでしょう!(笑)


 

さて、今回大勢力の東京メンバー、普段からハンドランチなどのグライダーを主に飛ばしているということで、フライト技術もかなりのもの。ご覧のような大型スケール機をゆったり飛ばす人やら、うなり音を上げながらスロープを駆け抜けるF3B機など、その迫力には圧倒されっぱなしでした。

「やっぱりスロープはこうでなくっちゃ」
「今度はああいう機体を買うぞ!」

と触発されたメンバーも何人か・・・・


スケール機ならこっちだって負けちゃいません。まずは南谷氏の Twin Aster です。助手は Viper佐藤氏。
Twin Aster の優雅なフライトに皆が注目しています。
あっ、誰ですか?一人そっぽを向いているのは。
それから筆者の Salto も負けられませ〜ん。
このぐらいいい風が吹いていれば自分でひょいっと投げちゃいます。
修理完了し、しっかりカンザシの補強を行った本機は強風下でも安心。
スピードを上げてスロープ間近を往復させます。
「あの機体なに?」という声が向こうのグループからも聞こえてきます。へっへ〜っ(笑)
(写真は Viper佐藤さんにお願いしました)
こちらは大嶽氏の機体。(機名を聞くのを失念しました m(__)m)
フライト前に太田氏がスポイラーの調整中です。
最近のプロポは簡単にミキシングの調整ができるので良いですね。
調整を終わり、いよいよ発航の瞬間
太田氏の手から投げ出された機体は力強く大空へ上っていきました。

 

あくまでのんびりムードのわがグループ?
木陰でくつろぐ内藤氏と大嶽氏(左)

Viper佐藤氏のフラミンゴ・コンテストを囲んで談笑するメンバー(右)

「あいつら(東京グループ)ってすごいよな〜」


 

内藤氏がご自慢の大型機をフライト中です。(左)

上空高く飛ぶゆったりムードの機体をみんなで触らせてもらいました。操縦中は大嶽氏(右)


内藤氏の機体は着陸時にちょっと木に引っかかってしまいました。
胴体根元でポッキリと折れたカーボンのカンザシ、カーボンは衝撃に弱いので墜落時に破損しやすいようです。アルミのパイプとかが使いやすいのではないでしょうか?

 


さて、今回は台風一過の強風が吹き、大変スロープらしいコンディションで楽しめたのではないかと思います。
人数が多く、なかなかフライト順が回ってこなかったという理由もありましたが、暗くなる直前、午後5時までの長時間フライトを行いました。
風をうまく利用して斜面を走らせる東京グループのダイナミックなフライトに魅せられ、純スロープ機の購入に走りそうなメンバーもおられるようですが・・・
でもそういう機体を持ってきた時に限って全くの無風だったりしてネ。

次は秋、今度はどんな楽しみが霧が峰に待っているでしょうか・・・
皆様どうもお疲れ様でした。

本レポート中の画像・動画は、Canon IXY Digital 200a にて撮影、
VIX 2.21 および Photoshop ver.7.0 にて加工しました。


  
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