タマ、死の淵から立ち上がる
タマは私の初代自作機です。
先日、タマを使っていた娘が、「なんかエラーがいっぱい出て使えない」と言ってきました。
見ると、何かいろいろエラーメッセージが出てOSが立ち上がりません。
何度かリセットを繰り返すうちに、ついにIDEデバイスを何も認識しなくなりました。お腹を開けてケーブルの装着状況を点検しますが、特に緩んでいる様子もなし。
いったんケーブルやボードを抜き差ししてチェックしますが何度やっても同じ。
CPUの認識、メモリーチェックが終わったところで止まってしまいます。これはBIOSが飛んでしまったか、マザーボード自体が死んでしまったか・・・・
さあ、弱りました。いまどき、SLOT1のマザーボードなんてなかなかありません。思いきってタマちゃんをアップグレードするか、あくまで修理に拘るべきか・・・・ しかし、中古で何か代替のマザーボードがないかと探していたところ、I Will の BD-100 というマザーを入手することが出来ました。ジャンク屋での購入ですが、1週間の保証が付いているということで、動作確認はしてあるようです。
BD-100 は、440BX チップセットのシンプルなマザーです。タマちゃんにはこれで十分です。購入品には、ドライバディスクやマニュアルさえ付いていませんでしたが、I Will のホームページで必要なマニュアルはPDFでダウンロードできました。
ジャンパ・セッティングやピンアサインなど、最低限必要な情報をプリントアウトしておき、早速、これまでの ASUS P2L97 と入れ替えます。
CPU、メモリー、各種ボード類をすべて同じように装着し、電源ON!
ところが、なんと今度は画面すら何も表示されません。ここで、考えられるものは全て手持ちの範囲で変えてみました。
メモリー、VGA、CPU、しかし、状況は殆ど変化なし。BEEPが鳴ったり鳴らなかったり程度の変化で、1度も画面を拝むことが出来ません。もしかしてこのマザーも不良品じゃ??がっかりして全てのパーツを元に戻し、もう一度何気なくタマの電源をON
するとどうしたことか、あっさりタマちゃんは目を覚ましました。
結局、全てのパーツを抜き差しして組み直しただけ、ということに。接点のどこかが接触不良だったということでしょうか?ちなみに今回購入したこのマザー、こちらの方は正常かどうか、最後の悪あがきで「電源」を交換、というか、正常な「ユキちゃん」の電源を利用してそれに繋いでみただけ。すると、こちらもなんとあっさり立ち上がるではないですか!
う〜ん・・・・組み直してから1週間、今のところタマちゃんは全く問題なく動いています。
何ともミステリーなお話です。