コンパクト・フライトコントローラー 

先日組み立てた、pentium4 @ 3GHz のニューマシン、とても調子よく動いているのはいいんですが、しばらくすると、今までハマっていたゲーム「プチコプター」がやりたくなってきました。しかし、このマシンにはゲームポートがないので今まで使っていたプロポ型ジョイスティックが使えません。

・ゲームポートを増設するか
・USB接続のジョイスティックを導入するか

悩んだ末、今更ゲームポートもなかろうということで後者の線で検討を開始。
USBのゲームパッドは安価なものが大量に出回っているのですが、フライトシムに使えそうなしっかりしたものはとても高価! それに、気に入っていたプロポ型のものは見つかりません。

しか〜し、ヤフオクを見ていましたら1台だけ出品されていました。
それも、「プチコプター」のアクアシステム社が出している、コンパクト・フライトコントローラー

現在これのUSB版も出ていますが、本品はゲームポート用、それに Rockfire 社製のUSBコンバーターをセットにしての出品でした。
状態も良いようなので、迷わずこれをGET!

これが、ゲームポート→USBコンバーターです。
これだけ購入しても良かったのですが、これも現在なかなか手に入りません。

電源もなくとてもシンプル。
スライド式のモード切替スイッチがあり、これで各種ジョイスティックに対応するようです。
ちなみに、ドライバディスクがついていますが、Windows XP ではこれも不要

この、コンパクト・フライトコントローラー、実はいわゆる MODE-2 なんです。
MODE-1 と MODE-2 の違いは、

  MODE-1 左:エレベータ&ラダー、右:スロットル&エルロン
  MODE-2 左:スロットル&ラダー、右:エレベータ&エルロン です。

通常日本で使われているラジコンプロポは MODE-1 使い勝手が違って、操縦がしにくい、しにくい!

というわけで、早速中身を開けて改造に着手しました。

左右のスロットルとエレベーターを入れ替えるため、まず、スティック・スプリングとラチェットを反転させなくてはなりません。
作業性を良くするためスティックを外します。
配線を切らないように十分注意!
これがスティック位置を検知するボリュームです。この部分に、トリムレバーとスティックスプリングが一体化されています。

指先の2つのネジで簡単に外れるので、これを左右入れ替えてやればそれで改造は終わり! と思ったのですが・・・

うまくスティック位置は入れ替わりましたが、スティックの上下動作方向が反転してしまいました。しかしこれを修正する方法が見あたらない。
基板上の配線を反転させてもダメ、
ボリュームの上のハンダを外し、配線を入れ替えてみてもダメ、
終いにはこれらのチャンネルを認識しなくなる始末・・・・

ラジコンのプロポなら「リバーススイッチ」なるものが必ずあるのですが、このように基板は極シンプルでそれらしきものもありません。

よ〜く考え直し、ボリューム位置を左右元に戻しました。
スティックスプリングとラチェットのみを左右反転し、ボリューム→基板に延びる配線のみを切り離して左右付けなおしました。

繊細なボリュームの上で何度も配線を付け直すのは接点を痛めるリスクがありましたが、考えてみれば基板の上で左右反転させるだけで良かったのです。

改造なった、コンパクト・フライトコントローラーは、全く正常に認識され、快適に使えています。


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