2015.5.30-31
60's ソアリング・クラブ?
「春のスロープ・ソアリングの集い in 白山一里野 2015」
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去る2015年5月30〜31日 石川県一里野高原スキー場特設会場において、恒例となりました上記の集いを開催しました。
日曜日は雨が心配されましたが、皆さんの熱意が通じたのか2日間とも良い天候に恵まれ、久しぶりのスロープ・ソアリングを思い思いに堪能し、また会員同士の親睦を深めました。
今回の参加者は日帰り組を含めて30名。うち、神奈川、愛知、大阪、姫路からも5名の初参加者がありました。
「第1日目」 5月30日(土) 朝09:30管理事務所前に集合、遅れるメンバーもなく、新人紹介ののち、会場まで上がりました。
今年は残雪が多く、林道は前週に開通したばかり。路上に尖った落石も多く、頂上まで慎重なドライブが求められました。通常であれば、皆さんゆっくりと荷解きをしてモグラで様子を見る、というパターンですが、今回は朝からそよそよと順風が吹きいきなりピュア機が乱舞し始めました。
早速フライトを始めたのは、久しぶりに参加したシゲちゃんの新作機 1/4スケールのKa-8。
綺麗に塗り分けされた機体は、写真のように古典機らしからぬ蛍光色!
「みんな同じじゃつまらないから」というシゲちゃんの言葉通り、皆さんの大注目を浴びました。2人で同型機 Exploler2を抱えるのは、SA291 ふじもっちゃんと、今回姫路から初参加の多賀さん。
この後ランデブー飛行を行いましたが、「仲悪いから〜」と大きく離れての飛行。
間違っても空中衝突しないように、との配慮であると解釈します。SA291 飛来さんのフライトを見つめるのは、こちらも初参加、大阪の柏原さん
まず一里野フライトエリアの様子を十分確認後、楽しんでおられました。そのほかの初参加者を順にご紹介
愛知、BRCから高見さんと松平さん。高見さんは実機操縦の素養があり、プロポもシングルスティック仕様!相模原から参加の安井さんは昨年まで大学生の最若手。
人力飛行機のオランダチームに関わった縁でちゃーりーさんに紹介されて初参加です。CIVILのFALCONは、昨秋、藪の中に墜落し大破したもの。
皆さんが一生懸命捜索して発見してくださったので、ぜひ修復せねばと頑張りました。
両主翼のスキンをめくって大修理! 折れてしまったカンザシは実績あるちゃーりーカンザシに交換。
リベンジフライトでは幸い変な癖もなく爽快な飛びを味わいました。
なお墜落の原因は、電源電圧の低下。5セルのニッケル水素電池の充電不良というお粗末でした。毎回、新作機をデビューさせ続ける EMC2さん。
今回の機体はL-spatz55、本人は出来が悪いと謙遜されていましたがいやいやどうして!
希望者交代でプロポを握り、素晴らしい飛びを満喫しました。こちらは先春デビューした、R-11bチンボラ
グラマーな女性パイロットが乗っています。EMC2さんの趣味が分かるぅ〜(笑)
氏が一昨年体調を崩された折、いやいや参加した一里野で皆さんに元気を貰ったと・・・ そんな皆さんにぜひ飛ばしてほしいと制作された機体で、「チンボラ」とはハンガリー語で「友達、仲間」という意味だそう。
全員でプロポを握ってほしいとの願いを込めた機体でしたが、昨年は残念ながら風の条件不良でその目的は叶わず、今回やっと、その望みを果たすことが出来ました。
皆さんの操縦で優雅に飛ぶ「チンボラ」の姿を見て、してやったり!顔のEMC2さんいくら好条件でも魔物が潜むスロープ。
チンボラ操縦中に強いシンクに遭遇してババを引いたのはCANARYさん。(写真中央)
カシオペア名人に操縦を交代して無事着陸しました。
無事回収なってほっとしたスタッフ※ すみませ〜ん、ご指摘により修正しました。
ただいま当グループでは、大小Ka-8が増殖中。今回は、8機が集合して大空に舞いました。
オーナーが入っての記念写真では、残念ながら1機が小破して脱落。7機での写真となりました。午後3時ごろ、前回から参加の栃木せきちゃんが無尾翼機をスタート。
前半は調子よく飛んでいましたが、この頃からだんだん雲行きが怪しくなり、風も止んでしまいました。
リフトを失った機体は遥か前方のゲレンデ目指して飛行、軟着陸を試みますが、残念ながら手前の木の上に引っかかってしまいました。必死の捜索により下山までに回収することが出来ました。
1日目は雨にせかされるように午後4時ごろ撤収、いつものケリエ山荘にチェックインしました。
美味しいフランス料理はいつもながら。
恒例の近況報告に続き、カシオペア加藤さんから送信機ケースのプレゼント。ジャンケン大会の結果、久しぶりに参加したグリーンヒル・ラジコンクラブの空者氏がGETしました。
加藤さん、どうもありがとうございました。食事後は、やはりロビーで飛行機談義。
グライダーや話題のドローンなどのほか、実機の操縦の話まで、熱い議論で夜遅くまで盛り上がりました。
翌朝、濃い霧が出ていたものの雨は上がっています。
晴れてきそうな予感で気分も盛り上がり、朝食も早々に出発準備するメンバーたち。
藤もっちゃん、飛来さん、ほか6名はせっかくなので隣県のH山に行くとのこと。
そんな中、カシオペア名人さんの車がパンクしているとの情報が。
空気を足して大丈夫そうという判断で山に上がりましたが、これが後で大変なことに・・・「第2日目」5月31日(日)
頂上に着いた時にはほぼ霧も晴れ、飛行可能かと思われました。
しかし、あまり経験したことがない東風が入り、谷の方ではほとんど浮きがありません。
着陸も追い風となり、どうしようかと思っていたら・・・
モグラからのレポートで、ゲレンデ裏斜面および着陸進入区域上空でリフトがあるとのこと。何人かが機体(期待?)を持って移動しました。久々に参加のWAT氏は、3mのシャーレ機にモーター・ポッドをつけて飛行。
WAT氏独特のスタイルです。リフトがなくなっても関係ありませ〜んカシオペア名人氏が、5セルカッ飛び仕様のRUNAで自由自在に飛び回り、誰もいなくなった表斜面を満喫。でもそれだけでは飽き足らず、着陸エリア上空でDSを始めました。
裏風のこの日は着陸帯上空で気流が乱れ、DSが可能な条件になったようです。2日間の好条件に飛ばし疲れたのでしょうか? 昼を回り、何人かの会員が早帰りで現地を離れました。
最後まで残った面々も15時には片付けを開始。フライトエリアの清掃をして、いつになく早い撤収となりました。
なお、何人かの会員が向かったH山も10mの風が吹き好条件が持続したとのこと。H山に向かった分隊長、飛来さんのレポートはこちら
帰り道、カシオペア名人氏の車に異変。
タイヤの空気抜けがひどくなり、とても走れる状態ではなくなりました。
調べてみると、タイヤの接地面ではなく、サイドウォールに数か所裂け目が・・・
どうやら、林道の尖った石を踏んだ時に出来た傷のようです。特に扁平タイヤ、すり減ったタイヤでは注意が必要ですね。
さて、GSもタイヤショップもない田舎道、名人はラジコン修理の知識と道具を総動員。
なんと、割り箸とティッシュと瞬間接着剤で裂け目を修理。その後250qを無事故で走り切ったとのこと。この素晴らしいパンク修理キットは、来年カシオペアから発売されるそうです(ウソ)
さて、今回も盛況のうちに終了したスロープ・ソアリングの集い、ご参加の皆様どうもありがとうございました。
参加いただいた皆様のブログ記事はこちらから
シゲちゃんのブログ http://blogs.yahoo.co.jp/seeker_shige/archive/2015/6/1 B-31 Superさんのブログ http://blogs.yahoo.co.jp/nanya_yutaka/16551120.html 飛来さん 「飛来のスロープグライダー・ファン!」 http://blogs.yahoo.co.jp/city283241/archive/2015/5/31?m=lc おととさん「空ものラジコンを楽しんでいます」 http://blogs.yahoo.co.jp/yuzureo26/12578036.html 今回は早くに参加者が定員に達したことで、人数を制限せざるを得なくなりました。ご希望があったにもかかわらずご参加いただけなかった皆さん、どうも申し訳ありません。
また、参加者皆様の意向、スケジュールを把握することが困難となってきましたので、次回より参加資格を、「主催者に直接ご連絡をいただいた方に限る」とさせていただきたいと思います。ご理解とご協力をお願いします。また、今回も皆さまから多くの写真をご提供いただきました。
レポートに掲載しきれなかった写真は、写真共有サイトにアップロードしましたので、どうぞこちらもご覧ください。ではまた、秋の集いを計画したいと思います。どうぞお楽しみに!
※ 一里野スキー場特設会場は関係先と調整の上特別に使用させていただいているものです。連絡なしでの飛行は出来ませんので申し添えます。
本レポートの写真は、CANARYさんほかにご提供いただきました。
どうもありがとうございました。