2018.11.10-11

60's Soaring Club?

リベンジ!秋の例会
「スケール・グライダーの集い
@白山一里野 2018」

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2018年11月10,11日、一里野高原スキー場特設会場にて表記例会を行いました。
今年は、春に残雪が多かったことや、宿舎の事情、道路事情などで春の例会が実施できず、また、一度企画した秋の例会も台風で流れるなど、しばらくイベントを行っていませんでした。よって、今回の「リベンジ!」例会を心待ちにしていた会員も多く、また、遠方からの見学者もあり、大変盛況となりました。
心配された天候は初日のうちに何とか回復し、そこそこの風が吹いて、キリっと引き締まった初冬の空気の中、大小さまざまなグライダーが優雅に飛行しました。

(注:本場所は特別に許可を取って使用しています。部外者の飛行は出来ませんのでご了承ください)


「1日目」

午前9:30、1人の遅刻者もなく集合完了!皆さんの熱意のほどがうかがえる。
簡単なミーティングののち会場入り。まだ天候は安定せず低い雲や靄が残るが、悪条件をついて早速フライト開始。一方、しばらくぶりに会う仲間と親交を深める者、自慢のグライダーをゆっくりと組み立てる者、様々。
だいたい一里野では昼頃になるといい風が吹き始めます。

飛行場裏手では、本会のスケール機3大巨匠、EMC2、飛来、番長じじぃ、3者の機体自慢が始まる。
EMC2氏は引退宣言を覆しての新作、クラニッヒを初披露。サーマル工房の倉庫から発掘された片翼から始まった一大プロジェクト。パイロット、計器板はもちろん、操縦リンクとその点検窓なども実機に忠実に再現した、氏ならではの出来栄え。

   

  


FBCテレビ 「悠LIFE」

飛来氏のKa-8は翼長5mの巨人機。この夏、氏とともに地元放送局の特集番組にも取り上げられた。
今回はパイロットを乗せ、計器板を作り直すなどディテール・アップ。計器板中央のコンパスは本当に動く!
パイロットが着用している眼鏡も飛来氏のお手製。さすがプロの職人技。
キャノピーの窓もちゃんと開閉しまっせ!

   

そして、番長じじぃのファフニールは欧州から取り寄せた図面をもとにスクラッチ・アンド・ビルドされたもの。木目まで綺麗に表現された素晴らしい作品。コックピットのカバーを閉めたらほとんど見えなくなる内部までしっかり再現、そして、軽い! 飛びもなかなかのもの。

   

昼頃になってやや良い風が吹き出し、空も晴れてくる。
はじめは軽量機、徐々に大型機が飛行し風の具合を見る。風は冷たく、弱いながらも浮きは上々。
写真は最近当クラブで急激に増えてきたKa-8(3mクラス) 大変飛ばしやすく、浮きもいい。
いよいよ、EMC2氏のクラニッヒの初飛行を行うことを決心。

飛行前に重量・重心を確認、重心がやや後過ぎでは?との指摘で機首に錘を600g追加。しかし、それでなくても重量級なので悩ましいところ。
エルロン、エレベータ舵角もやや大きすぎ、D/RとEXPで舵角が控え目になるモードを準備した。

CIVIL操縦、飛来氏手投げで1回目、機首が下がるが速度がないのでアップ引けず。軟着陸破損なし。
錘積みすぎかもしれないということで、半分の300gとする。チャレンジ2回目、ややエレベータ引きながら手投げ、OK
どんどん機首が下がるのでエレベータ・トリムをかなりアップに取る。水平尾翼取付角が合ってないのか?
手投げ直後、谷に向かって加速していくクラニッヒ
この写真では、かなりアップを引いているのが分かる。引きすぎると失速する可能性があるので、機速を付けながら慎重に操縦する。
主翼の付け根付近にはかなりキャンバーがついており、まるでフラップを降ろしたようだ。この翼型のおかげで、重心位置と主尾翼取付角の決定が難しくなっている。
トリムが取れてからは非常に安定飛行、不安なし。5〜6往復ののち、オーナー、EMC2氏と交代したかったのだが、リフトがそれほどない状態が続いていたので大事をとって降ろすことにした。着陸進入も十分伸びがあり不安なし。スポイラーを開いて高度処理、頭上げ、下げの癖もなく、特性も問題なし。素晴らしい!
初飛行後の記念写真。
今回も大成功でした。やったね!
まもなく、カシオペア加藤氏(左)、サーマル工房谷村氏(右)が到着。
クラニッヒの初飛行が成功したことを報告し、大変喜ばれた。
ぜひもう一度飛ばして雄姿を見せたかったところであるが、エルロンのリンケージが一部緩んでしまい、大事をとって次の飛行を断念。

飛来氏の1/3 Ka-8も危なげなく飛行する。
今回は、ダリーを使い自走離陸するところを披露。一里野よく整備されたゲレンデならでは。
着陸も同じゲレンデで、足元に見事に誘導。

  

清水氏も、OK模型製のピラタスB4を初飛行。
条件が良くないとなかなか飛行が難しい同機だが、飛来氏の手投げで初飛行成功!

   

飛来氏のセコンダリー、SG-38ももうおなじみの機体。飛来氏自身の手投げで危なげなく飛ぶ。

 

その後も夕方まで好条件は続くが、秋の陽は低く、太陽が目線に来て飛ばしにくい状態になる。
機体を見失わないように注意しながら飛行継続。
16時過ぎまで粘って初日は撤収。

   


今回の宿は初めての岩間山荘。
前回のミニ会でたまたまこちらの女将さんと知り合いになり、宿泊をお願いしたところ快く受けていただいた。
食事は田舎料理。猪肉の入った鍋、猪肉シチュー、猪肉チャーシューなど珍しい料理に舌鼓。
(すみません、一部料理が写っておりません)
恒例の近況報告会では大いに盛り上がり、話が尽きず。
食後のイベントとしてフリーマーケットを開催。今年春惜しまれながら他界したFRC持金氏の遺品(グライダー、パーツ)が出品された。
その他、飛行機キットなど多くの品物が会員から格安で提供され、完売。
取りまとめていただいた飛来氏に感謝!
その後、カメムシの襲来に悩まされた部屋もあったようだが、それもいい思い出??
遅くまでRC談議に花が咲く。

「2日目」

朝8時半宿舎を出発。
観光に出かけられるサーマル工房・谷村氏とはここでお別れ。
山に登ると、おっと可愛い集団が我々をお出迎え。
快晴無風。予報でも風は期待できなかったので、皆モーター機を準備。
早速、かわうそ君のペンギンが空を飛ぶ。

カシオペアのアルウインド全翼機が飛行、浮きと運動性の良さを見せつける。
全翼機だがとても飛ばしやすそう。
実は尾翼無しもテストしたそうだがやっぱり不安定で、垂直尾翼は要るのだ、とのこと。

 

スケール機の中でも大変飛ばしやすいKa-8が仲間内で大人気。
今回は、翼長5m(1/3スケール)の飛来機をはじめ、大小10機が集結して記念撮影。
まだまだ増殖の勢い。

 

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昼食は宿舎からカレーのデリバリー
家庭的味付けで前夜に続いてこちらも猪肉入り、美味。 これが大好評でお代わりの行列が!!
前日同様、昼過ぎから穏やかな風が吹き、浮きは上々
多くの機体が飛行するが、残念ながら、空中衝突、着陸失敗などのアクシデントもやや多かった模様。
十分飛ばし疲れて午後3時ごろに撤収。

「総括」

今回も大変盛況で皆さん楽しまれたようで嬉しく思います。
一方、軽い事故もやや増えつつあり、安全面での課題が残ったような気がします。
飛行準備面ではバッテリーの確実な充電と状態確認、操縦装置の確実な作動確認を含む適切な整備はもちろん、発航時・着陸時の声かけや、いざとなったら操縦を交代できる助手の配置なども必要かもしれません。
また、ベテラン諸氏にあっても自身のフライトに慢心することなく、不慣れな者のサポートにも回っていただくことで事故を防ぎ。皆で気持ちよくフライトを終えることができると思います。これらは、末永くこの一里野特設会場を使用していく上で大切なことです。

そんなわけで、一度主催者側で話し合い、次回は若干指導的な要素も加えたイベントにしたいと考えています。
皆様もご意見がありましたら是非お寄せください。


今回、幹事を務めていただいたB-31Superさん、会場整備とフリーマーケットを仕切っていただいた飛来さん、メーカーとして協賛、ご指導いただいたカシオペアさん、サーマル工房さんにお礼申し上げたいと思います。どうもありがとうございました。

最後になりましたが、ご参加の皆さんからご提供いただきました多くの写真、ブログの記事等以下に紹介させていただきます。
(注:予告なくページが追加されたり、削除される可能性がありますのでご了承ください)

 

本ページに使用させていただきました画像は、かわうそさん、yogorouさん、ミノリッチさんほかにご提供いただきました。