2019.9.28-29
60's Soaring Club? 2019秋の例会
「スロープ・ソアリングの集い It's Show Time!」
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令和元年9月28,29日、一里野高原スキー場特設会場にて、60's ソアリング・クラブ?秋の例会を行いました。
天候が非常に心配された今回の例会でしたが、メンバーの熱意が通じたか雨が降らない時間も長く、2日間で予定されたメニューをすべてこなすことが出来ました。
今回は初めての試みとして、「イッツ・ショー・タイム」と銘打って、新作機や変形機などのフライトをみんなで見学しよう、というイベントを行い、これが大成功で大いに盛り上がりました。(注:本場所は特別に許可を取って使用しています。部外者の飛行は出来ませんのでご了承ください)
「1日目」 | |||||||
午前9:30集合完了! いつも皆さん時間通りに集合していただき、主催者としてはうれしい限りです。 早速会場入り、風は南からの微風で条件は悪いものの降雨はなし。 まずは、本年春に行って好評であった飛行安全講習会を再度実施。春に参加できなかった7名が受講しました。 |
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フライト準備をしながらあちこちで話に花が咲きます。 久しぶりに参加のトーイさん、まずは優雅にコーヒーショップを開業? |
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こちらも久しぶりに参加の、豊田の林さん。早速、モーターグライダーで様子見です。 機体はウルフですね。 |
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EMC2さんは、今年の新作機 Weihe(ワイエ) を披露。 クラシック機ながら、現代のグライダーにも通じる流線形のスタイルに目を奪われます。 もちろん、コックピットやパイロットも手抜き無く製作。 初日は風の条件が悪く、初飛行は断念しました。 |
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「イッツ・ショー・タイム」は、新作機の初飛行や珍しい変形機の飛行、卓越したフライト・テクニックの披露など、みんなでちゃんと見学しようよ、という趣旨で、今回初めて開催したもの。皆さんこの趣旨に賛同していただき、フライトや整備の手を止め集まってくれました。 「イッツ・ショー・タイム」飛行参加者全員で記念撮影 |
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最初は、飛来さんによるランチ(手投げ)の講習会。実際、手投げ直後に落とす事故は多いんですね。 平内さんのミニモアを例題機に、機体の持ち方、投げ方、コツを伝授してくださいました。 ・機体の重心付近を持つ。 ・左右に傾かないよう水平に、 ・わずかな助走から、身体全体を使って、 ・水平からやや下向きに、真っ直ぐしっかりと押し出す。 ※「手投げ」と言いつつ、手だけで投げちゃダメよ〜 |
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イベント前から注目されていた、西村さんのサンダーバード2号。自身もしっかり国際救助隊の扮装で登場、気分はバージル・トレイシー! 機体は意外やふわっと危なげなく浮いていきました。しかし、空気抵抗が大きいのかなかなか速度はつきません。 時々モーターを回しながらのフライトでしたが、安定した飛行と着陸に拍手喝采! |
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豊田の林さんは小さなラダー機でフライトテクニックを披露。 「えっ、これがラダー機?」というような綺麗なロールや背面飛行、挙句は目の前でローリング・サークルまで披露し、皆さんの度肝を抜きました。 |
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もうおなじみになりました、飛来さんのKa-8 さすが大型機、ゆったりと安定した飛行には、あらためてクラシック・グライダーの良さを感じさせられます。 |
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CIVILのスタント・グライダーFOX いまだに「木にぶつかって水平1回転したのに谷に向かって加速して生還した」伝説?を語り継がれたりする、もうお馴染みの機体。 この日は安定した気流の中、目の前でロールやループ、4ポイント・ロール・・・はちょっと高度が落ちましたけど(笑) |
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番長じじいは小型ながら素晴らしい木目仕上げのグルナウベイビーを披露。 かなり昔から所有している機体とのこと。 整備状態も完ぺきで、危なげない飛行を見せてくれました。 |
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「2日目」 |
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朝は小雨、日曜日のみ日帰り参加の北陸勢5名が合流し、初めての方に自己紹介をしていただきました。 昔、一緒に楽しんでいたという旧知の方々もいらっしゃったんですね。「何でここに??」なんてしばらく同窓会の様子で。 この日も、初めての方に安全講習会を受けていただきました。 手前で機体を整備中なのは、おととさん。 |
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講習会が終わるころには雨も上がり、いよいよ2日目のフライトが始まります。 午前中は弱い南風、やはり通常の浮きは期待できません。 モーターグライダーを中心に、ぼちぼちという感じで皆さんのんびりと過ごしています。 |
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昼頃、やや晴れ間が多くなり、全員で記念撮影を行いました。 EMC2さんは、この撮影のために新作機ワイエを組み立てたのですが・・・ このあと、弱いながらも風が順風となり、ピュア機が浮く条件となってきました。 番長じじいの強烈な後押しもありましたが、関係者は慎重に飛行の可否を検討し、風が安定してきた午後1時、ついに初飛行を決行することにしました。 昨日の「イッツ・ショー・タイム」実施の影響か? 特にお願いしたわけではありませんが、皆さん、機体を着陸させてワイエに注目しています。 |
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初飛行に向けてワイエのセッティングを慎重に確認する、番ちょじじいとCIVIL
いよいよ発航、操縦はCIVIL、手投げは飛来氏、EMC2さんが絶大な信頼を置くメンバーです。 |
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初飛行後の記念写真。製作者EMC2氏と、パイロットのCIVIL。 | |||||||
この後しばらくは条件の良い時間があり、皆さん、思い思いにフライトを楽しみました。 |
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だんだん浮きも悪くなってきて、すべてのグライダーが帰還したころ、激しい雨と霧で視界が閉ざされてしまいました。 ゴンドラ駅舎の下に避難し、トーイさんが入れてくれた熱いココアをいただきながら今回の反省会。 ・天気予報は2日とも最悪だったけど意外と飛ばせたんじゃないの? 満足した。 などなど、 |
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本ページに使用させていただきました画像・動画は、ミノリッチさん、yogorouさん、おととさん他からご提供いただきました。 |