2020.9.26

60's Soaring Club? 2020秋の例会

「スロープ・ソアリングの集い in 白山一里野」

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 2020年9月26日、石川県一里野温泉スキー場特設会場において、恒例の「60'sソアリング・クラブ? 2020秋の例会」が行われました。今回はコロナ渦中の開催とあって原則日帰りでの開催としましたが、春の大会を中止したこともあり、待ちきれずに遠方から多くの会員が参加しました。

 当日は秋雨前線が停滞し、天気予報はかなり厳しめの雨予報。しかし、最新の数値予報を信じて開催を決行した結果、ほぼ終日曇りで穏やかな順風となり、小型機、軽量機が中心ながらも参加者は存分に秋の空を満喫しました。 

(注:本場所は特別に許可を取って使用しています。部外者の飛行は出来ませんのでご了承ください)


 今回は、OK模型の高松社長が初参加。 
 同じクラブのお友達、宮本氏とともに、持参した機体を順に飛行させ、さながら見本市の様相? 
 現在、OK模型では多くのグライダーが発売されており、無風〜強風までどのような条件にも対応できる(らしい) 
  これまでのOK模型製グライダーとは一味違う、レトロなスタイルのグライダー、セサミ70 
 スケールライクな雰囲気で、飛ばしやすく一里野の空によくマッチする新製品です。 

 EMC2氏も同機を製作、持参しましたが、保険なしのピュア機であったためフライトを断念しました。 (左写真:緑の機体)

EMC2氏の新作、レーンアドラー 
フルスクラッチで多くの工夫がされた新作機。今回は飛行条件が合わず、お披露目のみで初飛行は見送られました。 
流麗なスタイルのみならず、コックピットのギミックや製作上の工夫がいっぱい! 
素晴らしい出来栄えの同機はクラブ員にも好評。皆さんが記念撮影をしていました。

EMC2氏の新作2機
レーンアドラーとセサミ70
高松社長と記念撮影 小さなメーターパネルも手抜き無し
東京の友人2名と遠路相乗りで参加したかわうそ君、頭が下がります。
いつも飛行前にきちんと動作確認をするところがエンジニアらしく、好感が持てます。
今回はそこでラダーのサーボが振り切れるというトラブルを発見! 事なきを得ました。



かわうそ君と同行の太田君、今回初飛行の自作グライダーは、CADで設計、レーザーカットで部品を切り出し製作したというもの。
極薄に仕上げられた主翼後縁には驚き! 弱風の中でも浮きが良く、安定した飛行でした。「これ、キット化して!」の声も

今回スロープ初挑戦の平林君、条件の悪い中果敢に飛行に挑戦!
がっ、早速愛機を木に引っ掛け、一里野の魔物の洗礼を受けました。
その後はカメラマンに専念してくれました。ぜひまた条件の良い時に来てください。

大阪から参加の西村氏、なんか、掲示板ではバージル西村とニックネームを付けられていたようですが・・・
条件が悪いながらも早速ベンタスを飛行、見事に?木に引っ掛けていました。

皆さん、久しぶりのスロープだからでしょうか? 飛ばしたい気持ちが先行し無理したのか、今回は不時着が多かったようです。 



またもや、バージル西村氏のサンダーバード2号、国際救助隊の出動です。
機体の改良を重ねたのか、パイロットが飛行特性を掴んだのか? 初飛行当時とは比べ物にならないほど安定した飛行を見せてくれました。

ちなみに、今回公開を期待されていたダースベイダーのTie Fighterは飛行条件が悪いと踏んで持参しなかったそうです。残念!次回に期待。

 

西村さんはその後もおなじみボイジャーや、堀越技師設計をイメージしたオリジナル機、「九試滑空」などを飛行。

飛行条件が整わず、緊急着陸のシーンもありましたが、終日、精力的に楽しんでおられました。

今回参加の皆さんです
写真に写っていなかった方はゴメンナサイ!

ジョロキアを調整中、田中さん 北陸メンバーの取りまとめ、平内さん 久しぶりの参加、バンバンさん
天候待ちの西川さん 高松社長に同行、宮本さん 今回はシトロンで、Canaryさん
楽しそうな、おととさん 機体を見失わないように、川口さん 岐阜から参加、ミノリッチさん

OK模型、高松社長に敬意を表し? CIVILはFOXで歓迎飛行
雲で狭くなったエリアで高速機を飛ばすのは一苦労でしたが、目の前でダイナミックなアクロを見せつけました。
飛行後、いつの間にか同型機が隣に? おととさんが友人から譲られたFOXは製造元不明? 各部が微妙に違います。
次回までに整備してぜひランデブー飛行をお願いします!

ダイナミックにロールを決めるFOX いつの間にか同型機が隣に? 両機の違いは? 品評会の始まり

スナップ写真です。
天候が悪い中、頑張って飛ばしました。

ライハーは川口さん? モーター回さないと条件が悪い かわうそ君と見守る飛来さん
条件が良くなると空には何機も 国際救助隊編成? シャーレ機は飛来さんかな?
操縦しているのは何人? もう機体が霧で隠れそう ミニモア!
濃霧の中、天候待ちをする面々
霧が深くなったり、晴れたり、目まぐるしく変わる天候でした。
午後2時を回り、天候回復の見込みは薄いと判断。秋の例会はお開きにいたしました。 

「EXTRA」
長年 当クラブの常宿としてお世話になってきたケリエ山荘が惜しまれながら廃業してから3年、新しいオーナーの手でリニューアルオープンしたと聞き、有志メンバーで泊まりに行きました。
まだスタッフが不慣れなのか、手が足りないのか、いろいろ課題もあるようでしたが、久しぶりにお洒落なケリエの夜を楽しみました。
この日、アルウインドのラダー・サーボ不調を発見したかわうそ君が夜のテラスで予備のサーボと交換作業。かわいいギャラリーの注目を浴びています。 
ゲレンデのイルミネーションもまだそのままでした。
翌朝、皆さんの祈りが通じたか? なんと日が差しています。
 凹山に出かけるというバージル西村さん、勝さんとはお別れ、はやる心を抑え、ケリエの前で記念撮影。
しかし、なかなかそうは問屋が卸さない。
山頂はご覧のような霧模様。
27日(日)も山頂に上がったメンバー
この日の風は順風で良かったのですが、日が差したり、雨が降ったり。屋根の下で雑談しながら天候待ちです。 

 
昨夜、宿で知り合った可愛いお客さんが、雨の中、わざわざ山頂まで見学に来られました。 
丁度雨が上がり、かわうそ君がアルウインドを飛行。グライダーの爽快なフライトを披露することが出来ました。 

 
4〜5m/sの風が谷から上がってくる理想的な条件。 
ただし、風と共にガスが上がってきて、とてもじゃないが飛行範囲の広い大型機は飛行できません。 
太田君が小回りの利く小型機を発航。 

 



少し陽が差してきたスロープに、かわうそ君のKa-8が舞います。

2日目のスナップ写真。
こんな瞬間もあったんだね!。


コロナ渦で春の集いを中止したこともあり、今回の秋の集いはやや無理をして開催してしまいました。
しかし大変多くの方が参加していただき、楽しい会を催すことが出来ました。感謝、感謝です。
また次回、来年春にはいつも通りの盛大な会が開けるよう、願ってやみません。

ご参加の皆さん、どうもありがとうございました。

 

本ページに使用させていただきました画像は、Canaryさん、おととさん、平林さんほかからご提供いただきました。
どうもありがとうございました。