BIOSアップデート

昨日、Mebiusのメーリングリストからとても有用な情報が寄せられました。
それは、私の使っている機種のBIOSがアップデートされたというのです。

早速、メビウスのホームページに行ったところ、ありました、ありました。
変更内容はいろいろな小修正のようですが、その中で目をひく修正内容がありました。
それには、「ポインティングデバイス付近が多少熱くなるのを修正しました」とあります。

確かに、JIJIはポインティングデバイス(というか、パームレスト左半分)がかなり熱くなります。そしてそこには何が入っているかというと・・・そう、キコンカコンとうるさいハードディスクです。
今回のBIOS更新がこの熱を低減する改善であるならば、ハードディスクの動作特性の修正に違いない。このうるさいHDDが静かになるかもしれない。そう考えてBIOSアップデートをしてみることにしました。

早速新しいBIOSのファイルを落としてきて、アップデート手順を確認します。
簡単に言うと、

1,BIOSアップデート・ユーティリティーをHDDに保存し、
2,リカバリーCD−ROMで立ち上げ、DOSプロンプトを出す。
3,HDDに移動し、アップデート・ユーティリティーを起動

なるほど、面白い方法です。
標準でFDDが付属しない本機では、FDDを持っていない人でも出来る方法でないと駄目なのでしょう。
DOSを立ち上げるためにリカバリーCDを使うなんて考えもしませんでした。

その通り作業を開始しました。
説明通りDOSプロンプトを出し、HDDを読むためにC:ドライブに移動します。
しかし、C:「ENTER」と入力すると、無効なドライブである、と撥ねられてしまいます。なぜ?
すぐに原因に気がつきました。
これは、Windows Me のコマンドプロンプトなのです。
NTFSのHDDが読めるわけがありません。
この手順書はおかしいんじゃないの?
そう思って、サポートセンターに聞いてみることにしました。

すると相当待たされたあげく、「FAT32でないとこの手順は使えません。」という回答。
しかし、JIJIは購入当初からNTFSだったような気がするんだけどなぁ・・・
今更FAT32に戻すには、HDDをフォーマットしなければなりません。
それは現実的ではありませんので、さらにサポセンに食い下がります。

「他にBIOSアップデートを実行する方法はありませんか?」
「サービスセンターに送ったらアップデートしてくれますか?」

しかし答えはいずれもNO!
「購入時の状態でないとアップデートできません」というだけです。
だから、JIJIは購入時からNTFSだったんだってば!
じょ〜だんじゃないよ、ちょっと不親切なんじゃないの?
どうも対応してくれたお姉ちゃんの知識レベルが低いように感じたので、とりあえず一旦電話を切りました。

何か方法はないか考えてみました。
要は、ピュアなDOSプロンプトからアップデート・ユーティリティーを実行できればいいわけです。
FDにアップデータをすべてコピーし、FDDブートでやれるんじゃないか?デスクトップではみんなそうするんだし。
早速、会社のIBMノートに使っているUSB−FDDを借りてきて、実験です。
まず、FDDがちゃんと使えることを確認したあと、ピュアなMS−DOS起動ディスクを作ります。
これはフォーマットメニューから簡単にできます。
そして、アップデータをFDにコピー。すると、あらら? 容量が足りません。
見ると、アップデータだけで1MBほどの容量があります。これにユーティリティーとDOS起動用のファイルを足すと、残念ながら1.44MBをちょっとオーバーしてしまいます
仕方がないので、FDは起動用とデータ用の2枚にします。
1枚目でDOSを起動し、2枚目のFDに差し替えてアップデート・ユーティリティーを実行すれば大丈夫でしょう!

早速やってみました。
ユーティリティーを起動すると、アップデータの読み込みに相当時間がかかります。
アップデータだけで1MBもあるのですから当然ですが。
ちょっと不安もありましたが、BIOSアップデートは無事完了!
この方法、サポセンに教えてやりたいね!(笑)

再起動して、いつものJIJIが目を覚ましました。
さて、BIOSアップデートの効果はいかに?

残念ながら、効果絶大!とまでは言えませんが、パームレストの発熱は多少軽減されているように感じます。問題のHDDも少しは静かになったような・・・。
しかし、リトラクト音が発生する頻度、これはあまり変化がありません。文字入力中にもお構いなく発生するという症状も今まで通りです。
やはりハードディスク自体には別の対策を施す必要がありそうです。

ところで、この HITACHI 製のハードディスク、新しいファームウェアが出ているという噂を聞きました。
それについてはまた別掲。


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