ビデオ関係の更新 

 画像処理、ビデオ編集などをターゲットに、CPU、HDDなどのグレードアップを図ってきたユキちゃん、最後に残ったネックはビデオボードです。今回は画面表示関係を強化しようとたくらみました。

 実はユキちゃんに使用しているビデオボード、ATI RAGE FURY PRO には、特に大きな不満があった訳ではありません。3Dのゲームをぐりぐりやるわけでもないし、ATI製ビデオボードならではの柔らかくスッキリした画質も気に入っていました。じゃ、なんで更新を、って? 強いて理由を挙げれば、

1,3D MARK 2001のスコアがあまりにも低い。(1000)
2,やってみたかったOpen GL のゲームが動かなかった。
3,ビデオキャプチャの画質がちょっと汚い(MPEG1のとき)
4,「pentium4 なのにそんなビデオカードですかぁ?」と言われた。(オイ)

ま、簡単にいえばまたしても「物欲」ですよ、「物欲」!(笑)

 さて、上記理由にもあるように、RAGE FURY PRO にはビデオキャプチャー機能があります。まあ、あまり多用しているわけでもないのですが、アナログのビデオから画像を取り込む場合などに重宝していますから、この機能は残したいところです。したがって、今回の更新の選択肢は、

1,ビデオ入力機能の付いたビデオカード
2,単体のビデオカード+ビデオキャプチャーボード

というわけですが、今回は2,の線で行くことにしました。それぞれの機能に不満が出たときに単体で買い換え出来るし、なにより選ぶ楽しみが倍になります。しかし、相性問題などが発生すれば苦しみも倍になりますが....


まずビデオカード。

 現在の主流の製品は、nVIDIA Ge-Force4 と ATI RADION が双壁、他には、Matrox Parhelia と SiS Xbare などがあります。 私には、2D中心の用途から考えて、4〜5万円もするハイエンドの製品は必要ありません。発色が良くてそこそこの性能が出ればいいわけです。
 ビデオカードは進歩が早いですから、現在のローエンド製品でもちょっとした3Dゲームには十分なパフォーマンスを持っています。
 それともう一つ、なるべくなら「ファンなし製品を選ぶ」これが私のポリシーです。同じ性能なら静かな方がよい。ビデオチップのファンなんて偏心してきたらうるさくてしょうがない。以前、VooDoo Vansee で痛い目にあったことがありましたから。

 そういうわけで選んだのが、今と同じ ATI社の RADEON VE 64MB です。またまたバルク品 5.7K で買ってしまいました。プチプチに包まれたものは、カード本体とドライバディスクのみ。説明書さえありませんでした。
 出力は、アナログRGBと、S端子があります。編集したビデオなどをビデオデッキへ出力することも簡単ですね。

 ちょっとチップを拝んでみたくて、簡単に外れそうなヒートシンクを外してみました。すると、サーマルグリスがチップの端の方に「ぼてっと」塗ってあります。う〜んこれではどう見ても放熱が悪そう。そう思って、指でチップ全体に薄く塗り広げてやりました。

 インストールは至極簡単、ただ念のため、今までの RAGE FURY PRO のドライバはあらかじめアンインストールしておきます。特に問題なくセットアップ完了。画質も今までとほとんど変わりjなく、スッキリくっきり。変なにじみや色ズレ、歪みもありません。ほっと一息です。良かったのか、悪かったのか....

 別に3Dを気にする訳ではありませんが、一応やってみました、3D MARK 2001
 RADEON VE には、ATI ご自慢の「カリスマエンジン」は搭載されていないので、一部実施出来ないテスト項目もあるのですが、それでも今までの倍、2000 3DMARK をマークしました。まあ、その程度でしょう。
 ちょうど話題になっていた、ファイナルファンタジー XI のベンチマークは起動さえしなかったのがちょっと悔しいですけど。

 一通り動作確認をして、特に問題のないことが確認出来ました。
 次は、いよいよ、ビデオキャプチャーボードです。


ビデオキャプチャーボード は、TVチューナー付きソフトウェアエンコードタイプのものから選ぶことにしました。

 ユキちゃんの性能には余裕があるし、ソフトエンコでも十分であろうという期待感と、どうせ本気でキャプチャーするのであれば無圧縮AVIを使うからという気持ちもありました。また、このタイプのボードは1万円以下で各社から豊富に出ています。

 以前、Video Extreme98 というボードで一度痛い目に遭っていますので、物選びは慎重です。ちゃんと最新のOSや Direct X に対応し、サポートもしっかりしている物でなくてはなりません。
 選んだのは、そろそろこなれてきたであろう、Bt878チップを使ったカード、Leadtek WinFast TV 2000 XP Deluxe 7.9K円です。名前からしていいじゃないですか! そして、きちんとした日本語マニュアルはもちろん、リモコンまでついている充実のパッケージ。これでちゃんと動けば言うことはありません!

 取り付けは若干複雑です。アンテナ線と、ビデオ/音声入力をつなぎ、このカードからの出力をサウンドカードの LINE-IN につなぎます。こうしなければ音が出ません。
接続が終わったら、ドライバのインストールです。説明書に従って進めていきますが、4つも新しいドライバがインストールされたのはちょっとびっくりです。

 さて、この WinFast TV 2000 XP の使い心地ですが、快適!の一言です。
まずなによりも安定して動く! タイムシフト再生や、ピクチャー・イン・ピクチャーなど、豊富な機能をぐりぐり使ってみましたが実に快適で落ちることもありません。
画面はタイムシフト再生をしているところですが、必要な機能がスッキリとまとまっていて、使いやすいものです。
肝心のTVチューナーの画質も良好で、それがそのまま無圧縮AVI、MPEG1、MPEG2、WMV(MPEG4)でコマ落ちなくキャプチャー出来ることがわかりました。もちろん、静止画のスナップショットも撮れます。素晴らしいです。

 強いて言えば、画面の大きさ、表示位置が記憶されず、起動するたびに320×240ドットで画面中央に表示されること。チャンネルの切り替え時に「ボツッ」というノイズが入ることが難と言えば難ですが。

 しかし、これでビデオ編集にまたまた強い見方が増えました。


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