USB2.0

先日、JIJIから降ろしたHDD、日立 DK23DA-30 を外付けケースに入れ、無事動作している話を書きました。

しかし、これって遅い遅い! だって、せっかくUSB2.0対応ケースなのに、これを繋ぐ方のユキちゃんもJIJIもインターフェイスはUSB1.1、最大転送速度は理論値でも 12Mbps。これでは最近のCD−ROMより遅いんです。

「やはり、USB2.0のインターフェイスボードを入れなきゃ!」と思い、久しぶりに大須に行ってみました。いや、あくまで仕事のついで、なんですが・・・

今や、USB2.0のインターフェイスボードって、安いんですね。
どのメーカーも一律で、2.98K それに、基板デザインも使っているチップも全く同じ。もうこれがスタンダードです、っていう感じですね。ダメもとでちょっと買ってみようか、という気にもなっちゃいます。

いちばん信頼できそうなメルコの製品を手に取り、箱の説明を読んでみます。
そうか! 全体の転送速度が速い(480Mbps)だけでなく、USB1.1機器を複数繋いでも速度が落ちないようになっているのですね。これは買う価値があるかもしれません。

ちなみに、これまでのUSB1.1規格の転送速度は全体で 12Mbps
複数の機器が繋がれば1機器あたりの速度は落ちていくことになっています。

仕事を終えて家に帰ると、何故かメルコの赤い箱が手元にありました。(笑)

箱を開けてボードを見ると、とてもシンプルです。
USB2.0のポートが外に4つ、中に1つ。
ユキちゃんに接続する全てのUSB製品をこれに繋いでもまだ余りあります。

あとは丁寧なマニュアルと、ドライバCD。
でも、Windows XP SP1 では、ドライバディスクさえも不要なようです。

早速ユキちゃんのおなかを開けて、ボードを突っこみます。

ビデオキャプチャー、LAN、IEEE1394、そしてUSB2.0、さすがにユキちゃんはお腹いっぱいです。
5本あったPCIスロットの残りはあと1つになってしまいました。

さて、システムを再起動すると、自動で次々とドライバが読み込まれていきます。
NECのUSBコントローラーが3つ、USBルートハブが3つもデバイスマネージャーに追加され、オンボードのUSB1.1とあわせてこんな感じに・・・・・
これで果たしてちゃんと動くのでしょうか?

しかし、心配は全くありませんでした。
スキャナ、プリンタ、カードリーダーを全てこのUSB2.0コネクタに移設し、動作させてみましたが全く問題なし。まあ、どれもUSB1.1機器なので速度はこれまでと変わりません。

ここでいよいよ例の外付けHDDの登場です。
動作させてみるとこれまでより明らかに速いのが分かります。
ちなみに、700MBのCD−ROMデータをコピーしてみると、60秒弱で終了。
12Mbps ではなくて、12MB/secのスピードです。約8倍のスピードアップ!
これは2.5インチHDDの最高速度と考えられます。これならばストレス無く使えるでしょう!

USB2.0インターフェイスは、久しぶりに安くて効果のある買い物だったと思われます。


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